喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「イマムラキンジ」

2024-08-12 08:27:23 | 足立巻一先生
毎年このことを書くが、
39年前の今夜、わたしは多くの人から死んだと思われた。
テレビの速報で流れる乗客名簿に、「イマムラキンジ 41才」とわたしと同姓同名同年齢の人の名があった。
初めのうち、名前はカタカナで報道された。
翌朝の新聞にもカタカナで報道された。
電話がジャンジャン鳴り、翌朝には様子を見に来てくれた人が「足がある!」と言ったものだった。
その二日後の14日には尊敬する入院中の足立巻一先生がお亡くなりになった。ベッドの傍らには新聞があり、「わたしの教え子が乗っていた」と嘆いておられたという。
忘れられない事故だ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 全国三位 | トップ | 「半月すおうおおしま」第10... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

足立巻一先生」カテゴリの最新記事