喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『失せもんめっけもん』

2024-11-02 09:30:33 | 

服部誕さんの『失せもんめっけもん』(服部誕著・編集工房ノア刊)です。

表紙装画が面白いですね。尾柳佳枝さんの絵だそうです。

わたしは服部さんの短編小説が好きなのですが、これは詩集です。

読後の感想を書こうと思うのですが、表紙帯文にすべて書かれているような気がします。

「ことば」がテーマになってますが、背景はセピア色。

わたしが生きてきた昔の世界と重なります。

そして言葉の運び、リズム自体がセピア色と言っていいのかも。

だからわたしは懐かしさを伴って大いに共感します。

三点ご紹介しましょう。

まず巻頭詩。「オブラート」です。

「コトバ」という言葉に注目。

二作目。「赤チン」。

深読みかもしれませんが、皮肉がたっぷり。

そして巻末詩。「新井式八角柱回轉抽籤器」。

全編こんな感じで24篇。

それぞれの「コトバ」について、読者それぞれが自分なりに楽しめばいいのかと。

著者も思いっきり面白がって書いておられるようだし、読む者もこの趣向を思白がればいいんですよね。

服部さん、楽しい詩集でした。ありがとうございました。

 

 
『完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。 今なら宮脇書店ダイエー西宮店(浜松原町)でお買い求めいただけます。ノンフィクションのコーナーに有ります。

 

 

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エッセイ「対角線」

2024-11-02 09:08:27 | 神戸っ子

昨日、『KOBECCO』の「対角線」と題して書いた。

しかし、「わたしのところにはまだ届いてない」と。

届きました。

神戸っ子出版のHPでは横書きになってますが、実際の誌面では縦書きなのです。

いい誌面になってると思われませんか? 見開きページです。

 

 
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