新潟県のほぼ中央、信濃川が中之口川と分流する付近に燕市と三条市がある。この付近は金属製品の製造で知られている。地域に根ざした伝統ある産業を地場産業と言うが、この地の地場産業はまさにそれである。
燕市は特にハウスウェアー(金属洋食器~厨房用具)で、三条市は刃物や作業工具類で知られている。どちらも100円均一ショップで売られるような製品から、超高級品までと品揃えも豊富である。
上越新幹線・燕三条駅構内には、そんな燕、三条の金物のショーケースが並んでいる。時間があれば一つ一つ見てまわると良い。ちょっとした物産館であり、見ていて飽きない。そんな駅構内で見かけたショーケースの一部を紹介する。なお、撮影がケースのガラス越しであることをご容赦願いたい。
▲小刀
▲鋏①
▲鋏②
燕・三条地区各種HP
燕市HP
http://www.city.tsubame.niigata.jp/
燕市の技(燕市HP内)
http://www.city.tsubame.niigata.jp/flame.asp?url=info/shoko/world/w5-1.html
燕製品の紹介(燕市HP内)
http://www.city.tsubame.niigata.jp/flame.asp?url=info/shoko/world/w2-2.html
三条市HP >>産業 → 伝統の技 とサイト内をたどるとよい。
http://www.city.sanjo.niigata.jp/
倭工房
http://www.e-hamono.com/?mode=maintenance
新潟県県央地域地場産業振興センター 展示即売コーナーもある。
http://www.kenohjiba.or.jp/
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写真撮影:2006.3.11
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2006年 地理の部屋と佐渡島
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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これは、良いものを見せていただきました。本場であることを再認識しました。
特に、ヤリ鉋は、今でも売っているのかどうか、感心します。使える人がどれくらいいるのか知りませんが、歴史に埋もれては居なかったのですね・・・。
様々な用途で刃物は使われていますね。
その分種類も多く、見ていて飽きません。
写真で紹介したものは手作業で使用さ
れるものばかりですが、陳列されている
ものには工業用刃物もありまして、機
械に取り付けられる刃物も展示されて
います。
一部のものを除きまして、各種の刃物
を見ていますと、使われている鉄の柔
らかさしなやかさを感じます。ステン
レス製のものよりやはり鋼が..?
できれば打ち鋼が..。研ぎあげられ
た刃や切っ先部分の輝きには怪しい魅
力をも放っています。
木工などで使用しますと、きっとサクッ
サクッと削り出しができるのでしょう
ねぇ~。
当方は、旧中之口村(現新潟市)の原さ
んという鎌鍛冶職人さんの手による鎌と
鯵切りを持っています。
鎌は最近研いであげてないので、やや
鈍って(なまって)しまいました。
鯵切りは使う毎に研いであげていますの
で、切れ味は抜群です。
やはり、打ち鋼の刃物は良いです。
時に使って研いであげないと、さびも出
ますので、なかなか管理にも気を遣いま
す。研ぎ終えた後は、新聞紙で水気を拭
き、別の乾いた新聞紙で少し磨きます。
そうしますと、ほどほど錆びずにいてく
れます。
自分としましては、研ぎつつ使い、刃が
短くなるまで付き合いたいと願っていま
す..。