写真撮影:2009.11.08
越の長浜に沿う集落には能舞台がてんてんと並ぶようです。
Photo-01 (マピオンから。 背合・滝脇・豊田。そのおおよその位置を示してみました。)
この地図では前回紹介の背合、今回の滝脇、明日紹介予定の豊田の位置関係を示してみました。旧佐渡郡真野町は能舞台の多い町です。もう少しで旧真野町すべての取材が終わる予定ですが、残っているものの中にはまだ身を隠しているかのようにあてのないものもあります(資料にないものも場合によっては..)。これが難物です。まだまだ能舞台探しには先があります。
さて、この塩竃神社能舞台を見つけるのには工夫がいります。集落背後にある幅の広い農道を探さねばなりません(地図中滝脇とある地名の上側の道です)。そして、できればその道を背合(せなごう)の方からたどる方が良いのです。道がカーブするところにありますが目印が無く、道沿いなのに気を付けていないとなかなか見つけるのに難儀します。集落からやはり山手の方にやや離れていました。
Photo-02 (拝殿前に舞台はあります。)
Photo-03 (背合では橋掛りはありましたが、こちらはありませんでした。)
Photo-04 (向こうに車が見えます。道路からはすぐですが見落としそうな場所です。)
Photo-05 (こちらが神社本体。)
Photo-06 (舞台は独立型ですが、橋掛りはないです。)
こう見ると、ここの能舞台はある程度良好な状態が維持されているかもしれません。ずいぶん島内の能舞台を見てきましたが、何となくそんな感じがしました。 周囲の草木の刈り込みもしっかりされていますから、地元の方々はある程度の管理をされているんでしょう。ありがたいことです。
Photo-07
【能舞台探しをしている中での雑感】
あちらこちらと能舞台を探し回るのは楽しいものです。しかし、今や立ち枯れた樹木のように、もしかするとあとは朽ちるのを待つだけなのかと気になる風景も目にします。能という芸能が今でも息づく島としてはこれらは財産だろうなぁとしみじみ思いはしますが、現状には残念な一面も感じます。
もし、行政が何かをしてくれるのであれば、建物そのものに手をつけて欲しいとは思いません。ただ、せめて小さなものでよいですので能舞台の存在を示す表示を設置してもらいたいなぁと思うのです。 無責任な物言いですけれども、地域の方々の財産と言うだけでなく、佐渡市そのものの文化財としての存在意義があるのではないかと考えるからです。
---------------------------------------
写真撮影:2009.11/08
---------------------------------------
2009年 地理の部屋と佐渡島 能舞台と芸能
---------------------------------------
http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
---------------------------------------
ウーン、これだと能舞台には見えませんね。しかも自動車道路脇。おっしゃるとおり、何らかの表示が必要ですね。佐渡を世界遺産にしようとするならそれくらいやらなくっちゃ。
それにしても歴史を感じさせる建物ですね。こうして記録しておくことに大変な意義があります。ご健闘を期待します。
ほんの小さな気遣いで、ずいぶん見方を
変えられると思います。願わくばその存
在を広く知ってもらい、まずこれらが地
域の財産であることを理解したいものです。
様々な思い、考えがありますよね。
小さな気遣い、みなさんに伝わるといいですネ☆
土地勘がなければなかなか見つけることが難しいなか、
このように拝見できまして、その気持ちに感謝いたします。
雑感・・・同感でございます。
はじめは、佐渡市の持つ30以上の能舞台の存在が印象的でした。
連日の能舞台に、時おり、私の目から見てですが、ひょっとして??と。。。
と思うものもありまして、これほどのものが造られ、そして根付いた能文化です。
何とももったいない気持ちでいっぱいになるところがあります。
マスコミの力を借りてでも行政を動かしたいような気もしますが、難しいですね。。。
薪能を見るのが好きで夏はよく見に行きます
世阿弥の「風姿花伝」秘するは花。。。
有名ですよね
JRの宣伝にも大膳神社の羽衣が使われていますね
現在の佐渡には今は使われていない荒れた能舞台がたくさんあるんですね・・・
訪ねてみたくなりました
見て回るうちに次第にのめり込んで
しまいそうな気になります。とにかく
まずわかる限りの場所を見てみたいと
思っています。
とても特徴的な島だと思います。
こんな人口希薄な島にたくさんの
能舞台があるのです。もちろん
国が動くなんて言ってくれれば
うれしいですが、まずは地元が
動かねばなりませんでしょう。
まだまだ舞台探しの取材は続けねば
なりません。これから冬に入りまして、
取材行動も制約を受けそうです。
まぁ、ぼちぼちやっていきます(笑)。
おもしろいですよ。
きっとsahoさんでしたらもっと良い写りで
紹介できると思います。これから冬ですか
ら、ちと厳しいですが、春が来たらいかが
でしょう。