地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

笹神丘陵とケルンコル

2004年12月12日 17時35分33秒 | 新潟地理歴史
宿泊した温泉宿を出て、五頭山塊中腹へ登ってみた。目的は笹神丘陵と五頭山塊との間にあるケルンコルを確認するためである。

 ケルンコルとは断層凹地のことである。以下は、豊栄市史(1998)通史編からの抜粋。

 前略-- そこには、月岡・出湯・今板・村杉の各温泉が分布する。さらに新発田市北東方面には加治川断層、安田町の庵地断層、村松町の村松断層が月岡断層と同方向に発達し、それらの断層群は、フォッサマグナ(大地溝帯)東縁の一部と見なされる新発田-小出構造線の一角に相当する。--後略

 上記の月岡断層と笹神丘陵との間は谷になっており、この部分が断層によって形成された断層による窪地、つまりケルンコルと呼ばれるものであるというのだ。

 天気も良く、せっかく来たのだから、絶好の撮影ポイントを探し出して撮影して帰りたい。みんなは基本的に同じ欲望を抱いて山道を進んだ。結局たいしたポイントは見つからなかったが、それでも撮影した写真を紹介しておく。全貌を見るにはやはり五頭山山頂にたつしかないようである。チャンスを作って再度撮影に来たいものである。なお、現場のおおよその位置であるが、新潟県阿賀野市と新発田市の中間に位置すると思ってもらえばよい。


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