ようこそ。地理の部屋と佐渡島へ。707
日本原子力学会のサイトに入るとこの画面が出ます。
日本原子力学会
http://www.aesj.or.jp/
日本原子力学会
■プレスリリース「福島第1/第2発電所 放射線レベルについて」
■「福島第1/第2発電所 事故の概要と経緯」
上の画面が出ましたら、■のついた記事をご覧ください。この方○○シーベルトという言葉をよく見ます。シーベルトとは○○グレイと言っても良いようです。さらにはナノ、マイクロ、ミリとか単位表示がまたそれにつきます。いったい数字がどうでどういう時に危険かとか気にしているのに、正しいことがわからなければ困ります。今回、原子力学会のプレスリリースをもとに、発生している事態とともに、少しそれらについての説明を参考に勉強してみました。
【ウィキペディアから】ウィキペディアはこんな時便利です。調べてみました。ミリ(m)=千分の一。マイクロ(µ)=百万分の一。ナノ(n)=十億分の一です。そして、シーベルトという言葉には「シーベルト (Sievert) は、生体への被曝の大きさの単位。記号はSv。SI単位である。」とあります。様々な報告ではグレイという表現もよく出ます。グレイは「グレイ(gray、記号:Gy)は、吸収線量・質量エネルギー分与・カーマの単位で、SI組立単位の一つである。」と説明されていました。これだけでは説明が不足ですから、詳しくは下のリンクを参考にして下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88
ウィキペディア/シーベルト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4_(%E5%8D%98%E4%BD%8D)
ウィキペディア/グレイ
【原子力学会プレスリリースから】要約するとこんな事がわかります。
・3月15日午前9時に毎時11930マイクロシーベルトという値が、福島第一原発施設正門で観測された。これが最大値。
・毎時11930マイクロシーベルトというのは、一時間その場にいるとその数値の放射線を浴びると言うこと。
・国連化学委員会の報告では、一年間で人間が自然界から浴びる量は2400マイクロシーベルト。場所によっては年間で10000~20000マイクロシーベルトという場合もあるようだ。
注:黄色い文字部分が抜けていました。追加しました。
・胃のレントゲン撮影は一回あたり600マイクロシーベルト。CTスキャンで6900マイクロシーベルト。
・国際放射線防護委員会の定めるところでは、一般公衆の線量限度は1000マイクロシーベルト。ただし、この値に自然放射線と医療による被曝は含まない。
・一回の被曝で100000マイクロシーベルト(=100ミリシーベルト)を大きく超えた場合はがんの発生率が、その数値に比例して増す。
【こんなのもあります】もう少し、他のサイトも参考にしてみます。もう少し具体的イメージを持ちたいからです。そういえば、日常的に被曝と言えばやはり医療機関でした。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1312250.html
教えてgoo/レントゲンやCTでの被ばく線量
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D
ウィキペディア/被曝
http://www.kohjin-kai.or.jp/k_kousei_hp/innaibenkyoukai/heisei15/hibaku.pdf
放射線被曝と防護/春日部厚生病院 放射線科
【新潟県の観測値】新潟県防災ポータルでは、この方定時観測に基づく放射線量を公開しています。この数値を見る限りにおいては観測されるものはごく微量です。南魚沼では一時500マイクロシーベルトの数値が出たこともありますが、一時的であれば気にする数値でもなさそうです。なお、下記防災ポータルでの観測値で出る値では、16~160マイクロシーベルトが通常の範囲と言っています。これを参考にされますと、観測値の安全性の目安になるかもしれません。
要は、シーベルトで表現されるのは原子力学会のプレスリリースにもありましたが、速度みたいなものです。大きな速度でも短時間であれば距離(被曝量)はそれだけの数値。でも、先の十分の一の速度でも長時間走り続ければ大きな距離(被曝量)になると言うことです。その被曝量を減らすためにも屋内避難という指示が出ているんだろうと思います。長い人生の中にあって、今年一年だけ普段の年の二倍の放射線量を浴びましたとなっても、それを苦にすることはないかと言うことではないかと思います。
http://www.bousai.pref.niigata.jp/contents/dbps_data/_material_/localhost/03172020hoshasen.pdf
新潟県防災ポータル/3月17日20時20分 県内の放射線測定状況(20:00現在) pdf
http://www.bousai.pref.niigata.jp/contents/dbps_data/_material_/localhost/eikyo-housyasen.pdf
新潟県防災ポータル/放射線の体への影響 pdf
http://housyasen.taiki.go.jp/
環境放射線等モニタリングデータ公開システム
佐渡にいる皆さんは、関岬の観測値をここで見られます。
いかがでしょう。確かに原発で起こっていることに警戒は怠れませんが、正しい情報と正しい知識は大切です。色々な情報が報道やら人づてに入ってきますが、それに惑わされてはならないですね。そのためにも、余裕があればこうしてちょっと調べてみることが大切のようです。今回紹介しているもので、全てを説明しているわけではないですが、知らなかったことを色々知ることができました。
なお、そうは言いましても地理佐渡・管理人は素人です。色々詳しい方がおられましょうから、「おい、地理佐渡は間違えているぞ!」。なんてことがありましたら、どしどしご指摘下さい。むしろその方がありがたいです。
さて、管理人も明日から三連休です。一応仕事の予定ではありますが、どこかで休みを入れて一旦自宅へと戻るかもしれません。予告無しにそうなるかもしれませんが、その際はご容赦下さい。
---------------------------------------
写真撮影:2011.03.17
---------------------------------------
2011年 地理の部屋と佐渡島 yokoso_707
---------------------------------------
http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
---------------------------------------
冷たい朝を迎えています。
原子力学会、よく調べておられます。 化学に疎い私です。
テレビなどで聴くマイクロシーベルト、勉強になりました。
自力で勉強できる道しるべです。 有難うございました。
仕事は仕事です。 長岡の方へ帰ってあげてください。
参考にしていただけるのであれば、
今回の記事をアップしたことに喜
びを感じます。当方も原子力に関
しては全くの素人ですし、まだまだ
調べて紹介してみたいこともあった
のですが、それはまた別の機会に
できたらと思います。
さて、今週末は恥ずかしながら、
結婚記念日でありまして、この日
だけはよほどの事情がない限りは
妻と二人そろって一日を過ごして
きました。妻にはダメだったら済ま
んと連絡はしてあります。問題とな
る地点からはほど遠い、小さな職場
なのですが、それでも警戒は解けぬ
のではないか?と気になるのです。
私は管理者ではないのですが、週末
職場にいる中では年長になりますの
で..
昨夜もニュースを見ていて自分達に関係ないのではないことがわかりいよいよ気が重くなりました。
この事態がどう終結されるのかわかりませんが
この寒さに耐えている人達の事を思うとこんなのでいいのかと自分を反省しています。
世界遺産巡り仏閣編にお付き合い頂、ありがとう御座いました。
今回の原子力発電の事故で、沢山の知らない事を教えて貰いましたが、便利な世の中のである反面、危険も待ち構えて居る事も承知しておかねばならないのだな~と痛感しました。
福島第一原発の事故が一日も早く終結する事を願っています。
色々と見せて頂き、勉強させて頂きました。
今朝の世界遺産巡りは神社仏閣以外を纏めてみましたのでご覧くださいネ!
*それではまた火曜日に!・・・来訪・コメントを、お待ちしていま~す!バイ・バ~ィ!!
判り易い説明にまったくの素人の私大変助かります。
色々な記号、呼び方が有りそうなので私には地理佐渡さんの書いて有る位が丁度良いです。
現場で作業されている方が一番大変だと思います。
現場付近に吹いている風は北西からと南西からの様です。
どちらの風も海側に抜けており東側から日本海に吹く風以外は余り極端に心配要らないと思うのですがね。
いろんな原発で仕事をしました。
管理区域に入る時は「パンツ1枚」になって
防護服を着て入りました。
仕事を終えて出る時は放射能を測定し、それを
ノートに記入して顔や手を入念に洗いました。
今回の現場ではもっと過酷な仕事をしていると
思います。
一般の人は専門的な数字や単位は必要ないと
思います。
「何故、危険なのか?」という説明も足りないようです。
一刻も早く安定することを願っています。
今日は午前中の停電が終わりました。
午後もう1度あります。
天気がよいので、公園にでも行って太陽を浴びて
きます。
大震災発生から一週間ですね。
発生時間にNHKにあわせ黙祷しました。
以前に勤めていた会社の岩手工場が
津波で破壊されて その周囲の民家も無くなっている
VTRがニュースで流れてきたり...、
そして福島の原発事故...。
なんだか全てが今でも信じられません。
相変わらず故郷への放射線の影響が心配です。
同じ県内ですのでどうしても...。
今回の原発事故が解決しても、発電所から半径数キロは
暫くの間は立ち入り禁止区域とかになるんでしょうか。
車にガソリン。そして灯油も買いま
した。それぞれ10Lずつです。
ガソリンはリッター167円。
灯油はリッター107円です。
被災地の子とを考える以前に、数的
制限をかけてしまう価格でした(笑)。
▲hirugaoさんへ。
ありがとうございます。当方の勉強
内容を皆さんに見てもらった感じです。
ですが、ちと恥ずかしいものもありま
す。原発の現状は予断を許しませんが、
それでも懸命に事態の収拾をはかろう
としている人たちに勇気をもらいます。
頑張れ、身の危険を感じたら引き返し
て良いんですよ。と応援したいです。
▲ななごうさんへ。
嬉しいです。共に勉強していただけた
感じです。さて、現場で作業されてい
る皆さんには勇気をもらえます。海外
からも賛辞の声が寄せられているよう
です。名もない人たちがまさに地上の
星となっている瞬間です。
▲山小屋さんへ。
「何故、危険なのか?」。実はこのあ
たりを調べておきたいと思いつつも、
とりあえず現在報道でよく聞く言葉に
ついて見てみました。色々教えていた
だけるとありがたいのですが..。
さて、停電の方ですが、どうも山小屋
さん宅の地域は計画通りに実施されて
いるのですね。
▲Ondaさんへ。
色々関わりのある地があるとのこと
うかがっていましたが、見るのもつらい
ものと思います。着実に事態の解決に
進むものと信じて、今は見守りましょう。
3年前。熱が出ない肺炎にかかり、勤務しつつ治しましたが、何回CTを撮られたでしょうか。しかし、初回の抗生物質が効かなかったことは、CTで影が拡大していたからわかって、それで薬剤を変えたわけですから、CTを簡単に使える医院でなかったら、たいへんなことになっていたかも知れません。
まあ、3人の子が無事に生まれて育っているから、いまさら医療による被爆を気にしても仕方ないですね。
再び出て来ました。
私も地理佐渡さんの考えの様に現場で修復作業等にあたられている方は皆さん一刻も早く危機脱出の為に命を掛けて作業をされている事と信じます。
無事終息する事を祈ると共に作業にあたられている方の健康被害の無い事を願いたいです。
有る期間が過ぎますと必ずや出て来る事が有ります。
この時期にこの様な事を書くと不謹慎かも判りませんが、第一線に従事された方の中には、私は行きたく無かったが指示命令には逆らえなかった等と云う言葉が出て来ます。今回の事態に於いてその様な考えで対処されている方は居ないと思いますが万が一にでもその様な考えが有る様でしたら最初からきっぱりと辞退するのも大事な事ですね。