独特のミリタリーデザインが受けた。BCLラジオに欠かせぬキャラクターのクーガー7。
ソニーがスカイセンサー5800を出したその年、松下からは丸いダイヤル窓とジャイロアンテナ、独特のロッドアンテナ収納部を持つラジオが出た。RF-877。クーガー7である。
受信可能周波数は中波525~1605Khz、FM76~108Mhz、短波3.9~12Mhzの構成。ごく一般的3バンド構成かと思いきや、よくみるとFMは108Mhzまで受信可能。TV音声(すべてではないが)までを受信可能とし、他との差別化を図っている。
冒頭書いたが、機能面だけでなく、そのスタイルも売りの一つである。独特のミリタリー調は若者達の冒険心をくすぐるものにしてあり、当時としては斬新なものに見えた。他方、ずいぶん思い切ったデザインにしていると感心もしたが、今となってはやや子供じみたデザインのようにも思える。
ミリタリールックといえばクーガー7発売の2年後、ソニーもICF-6000を発売した。こちらは、どちらかというと軍用トランシーバーを彷彿とさせるもので、すっきり系でやや大人びた感じに仕上げてある。
だが、どちらか一方を選べと言うと迷う。両者は同じようなデザイン路線を行っていながらも、全く違う感じに仕上げてあるので、答えようもない。クーガー7を子供じみたと評しても、今でもBCLラジオの紹介があると欠かせぬキャラクターとなっているのは確かだ。はたして、ICF-6000をして、BCLラジオの欠かせぬキャラクターと評せるだろうか...? 食玩系のネタにもなっているしね...。
クーガー7は中波も良いが、FMはさらによい。比較的大きめのスピーカーの効果もあり、音質もそう悪いものではない。感度切り替え、RF-GAINコントロール、NSBクリスタル、タイマー等々至れり尽くせりのラジオ。ヤフオクなどではよく出る機種なので、小遣いの範囲内で入札してみてはいかがだろう。美品でなくとも完動品だと安くはないが、所有者にとって不満はないはずだ。
現在、GAF氏より特製のNSBクリスタルを得て、日中ラジオ日経(旧ラジオ短波)を聞くのに不自由しないでいる。写真の所有機は、ダイヤルスケールにややずれがあるものの、完動美品に近いものである。
ソニーがスカイセンサー5800を出したその年、松下からは丸いダイヤル窓とジャイロアンテナ、独特のロッドアンテナ収納部を持つラジオが出た。RF-877。クーガー7である。
受信可能周波数は中波525~1605Khz、FM76~108Mhz、短波3.9~12Mhzの構成。ごく一般的3バンド構成かと思いきや、よくみるとFMは108Mhzまで受信可能。TV音声(すべてではないが)までを受信可能とし、他との差別化を図っている。
冒頭書いたが、機能面だけでなく、そのスタイルも売りの一つである。独特のミリタリー調は若者達の冒険心をくすぐるものにしてあり、当時としては斬新なものに見えた。他方、ずいぶん思い切ったデザインにしていると感心もしたが、今となってはやや子供じみたデザインのようにも思える。
ミリタリールックといえばクーガー7発売の2年後、ソニーもICF-6000を発売した。こちらは、どちらかというと軍用トランシーバーを彷彿とさせるもので、すっきり系でやや大人びた感じに仕上げてある。
だが、どちらか一方を選べと言うと迷う。両者は同じようなデザイン路線を行っていながらも、全く違う感じに仕上げてあるので、答えようもない。クーガー7を子供じみたと評しても、今でもBCLラジオの紹介があると欠かせぬキャラクターとなっているのは確かだ。はたして、ICF-6000をして、BCLラジオの欠かせぬキャラクターと評せるだろうか...? 食玩系のネタにもなっているしね...。
クーガー7は中波も良いが、FMはさらによい。比較的大きめのスピーカーの効果もあり、音質もそう悪いものではない。感度切り替え、RF-GAINコントロール、NSBクリスタル、タイマー等々至れり尽くせりのラジオ。ヤフオクなどではよく出る機種なので、小遣いの範囲内で入札してみてはいかがだろう。美品でなくとも完動品だと安くはないが、所有者にとって不満はないはずだ。
現在、GAF氏より特製のNSBクリスタルを得て、日中ラジオ日経(旧ラジオ短波)を聞くのに不自由しないでいる。写真の所有機は、ダイヤルスケールにややずれがあるものの、完動美品に近いものである。