信濃川本流が大河津分水路と分岐する地点から見て上流30Kmの所に妙見堰はある。写真中央の看板には「大河の改新」信濃川新時代 国土交通省とある。簡単に紹介しよう。
同堰は昭和60年着工し、平成2年に完成した。河川・道路・JRの三つの共同事業として総事業費約220億円の工事であった。以下は、その目的について具体的に述べたものである。
【河川管理】
河床の安定・福島江用水や長岡市上水道の水資源の安定確保を目的とする。
【JR発電放流制御】
堰の上流小千谷市内にJRの水力発電所がある。朝夕のラッシュ時の電力をまかなうために、発電放流を行う。その際の水量調整の役目を持たせる。首都圏の電車交通を支える大事な施設である。
【国道17号の交通確保】
そもそも信濃川右岸を17号が通っていたさいは、信濃川の水位上昇で通行に制限がかかることになっていた。この制限を取り払うため、バイパス橋を架るというもの。道路として見るとかかる橋の名は「越の大橋」という。
その他、この堰には魚道が設置されていて、10月になると鮭の遡上ウォッチングを楽しめる。鮭鱒用の流速の早いもの、鮎用の幅の広い流れの緩やかなものと2種類ある。
また、左岸には舟通しもある。引き上げ式の幅4mのものである。従って大して大きな船が通ることはできないが、舟を利用して堰をまたぐことが可能である。
バードウォッチングも良い。特に堰によってできた湖(状)の水面には、冬季の訪れと共に渡り鳥たちが集まり、水面をにぎわしてくれる。左岸の河川敷、妙見堰の管理棟、国道291号からでも良い。
このように、妙見堰は信濃川を通して自然や暮らしを学習することができるので、小中学生の総合学習の研修場所ともなっている。国道17号を通ることがあれば、ちょっとした休憩に訪れてみてはいかがか。
信濃川工事事務所に関する信濃川情報は以下のページにて..。
http://www.hrr.mlit.go.jp/shinano/
同堰は昭和60年着工し、平成2年に完成した。河川・道路・JRの三つの共同事業として総事業費約220億円の工事であった。以下は、その目的について具体的に述べたものである。
【河川管理】
河床の安定・福島江用水や長岡市上水道の水資源の安定確保を目的とする。
【JR発電放流制御】
堰の上流小千谷市内にJRの水力発電所がある。朝夕のラッシュ時の電力をまかなうために、発電放流を行う。その際の水量調整の役目を持たせる。首都圏の電車交通を支える大事な施設である。
【国道17号の交通確保】
そもそも信濃川右岸を17号が通っていたさいは、信濃川の水位上昇で通行に制限がかかることになっていた。この制限を取り払うため、バイパス橋を架るというもの。道路として見るとかかる橋の名は「越の大橋」という。
その他、この堰には魚道が設置されていて、10月になると鮭の遡上ウォッチングを楽しめる。鮭鱒用の流速の早いもの、鮎用の幅の広い流れの緩やかなものと2種類ある。
また、左岸には舟通しもある。引き上げ式の幅4mのものである。従って大して大きな船が通ることはできないが、舟を利用して堰をまたぐことが可能である。
バードウォッチングも良い。特に堰によってできた湖(状)の水面には、冬季の訪れと共に渡り鳥たちが集まり、水面をにぎわしてくれる。左岸の河川敷、妙見堰の管理棟、国道291号からでも良い。
このように、妙見堰は信濃川を通して自然や暮らしを学習することができるので、小中学生の総合学習の研修場所ともなっている。国道17号を通ることがあれば、ちょっとした休憩に訪れてみてはいかがか。
信濃川工事事務所に関する信濃川情報は以下のページにて..。
http://www.hrr.mlit.go.jp/shinano/