地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震109「小千谷市東山地区へ」

2005年02月06日 09時03分43秒 | 新潟県中越地震
国道291号を進み、小千谷市東山地区へ入った。入口は浦柄(うらがら)地区。

 現地は朝日川という信濃川の一小支流沿いにある。震災後、谷に崩れた土砂が川の流れを塞ぎ、町中の道路を水が流れた被災地だ。

 この国道291号を谷づたいに進んでいくと、やがて山古志村竹沢地区、東竹沢地区へと続く。一帯は、錦鯉の産地として全国的に知られ、浦柄から道づたいに養鯉業者のハウスが点在する。

 小千谷市地内といっても、付近一帯は中山間地で山古志村同様豪雪地。毎年厳冬期には3m前後の降雪は当たり前。錦鯉の養殖にはかえってその雪が大切と聞くが、生活は楽ではない。

 今回の震災では震源に近いこともあり、古い家などを中心に被害は大きい。写真のように、未だに崩れた家がそのままというところもある。あまりの被害に、国道沿いとはいっても、しばらくの間一般車両立ち入り禁止となっていた。

 この後、写真を撮影した現場からさらに奥へと進んでみたが、程なくトンネル入口で引き返す羽目になった。この奥の被害はさらに深刻なのであろうか..。

2005.2.6(日) 毎日新聞より
・被災地雪かきにあせ ~中越地震 自衛隊が仮設住宅で活動~
・牛の角付き今春復活へ ~山古志村、住民集会で方針~
・小千谷仮設住宅・風船アート披露 JR東労組組合員
・離れてもいつも心に ~村(山古志村虫亀地区)出身者ら会報に思い~

 上中越版に新潟市の白山神社で、紅梅・白梅の芽ほころぶとあった。日々雪に苦しめられている分、春が待ち遠しい。何よりの頼りであった。

最新の画像もっと見る