あれだけ期待していた山峡ダムの崩壊が無くがっかりしていました。ところが何と、又しても危機に陥っているようです。今度こそ本当になって貰いたいと言えば顰蹙を買うでしょうか。
宮崎さんが取り上げてくれています。どうやら今度もかなり深刻のようですが、又しても危機を脱するのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和2年(2020)8月20日(木曜日)弐 通巻第6626号
楽山の大仏、洪水で足が水没。三峡ダム危険水位を突破
新たに十万人が避難。すでに洪水で家屋流失は二百万人
中国ではまだ揚子江流域の洪水被害が続いている。しかも三峡ダムの上流域のほうが状況は深刻である。8月19日、三峡ダム の水位が危険水位150メートルを越え、166メートルになった。こうなると水圧でダムが決壊する懼れがある。
毎秒48000立方メートルもの放水を続けているが、入水量が、毎秒76000立方メートル。だから放水が追いつかず、上 流域に水が溜まっていく。激しい量が、上流地域に押し戻される。
揚子江流域ではすでに二百万人が家屋を失い避難生活に追い込まれている。農作物の被害は、90億ドル(およそ一兆円弱)。
習近平が「食べ残しをするな」とのたまわったのも、むべなるかな。
緊急輸入の穀物、こめ、庶民は買いだめに走っている。豚肉などは値上げされたまま。レストランは武漢コロナ災禍で、日本同 様に客が寄りつかないから、高級魚や食材はさばけない状態も続いている。
揚子江流域に支流の眠江、青衣江、大渡江の三つが合流する地域が楽山市だ。ここに世界遺産の楽山?仏がある。蛾眉山も近 い。そして三峡ダムの上流に位置する。
楽山?仏は高さ71メートル。奈良の大仏の五倍以上。西暦803年に完成した。崖を削っての難事業で、創始者は途中でなく なったが、付近の人々が崖を掘り続けた。なぜそれほどの情熱をこめたかと言えば、洪水をなくす祈りの場所でもあったからだ。
中国の揚子江流域に降り注ぐ豪雨は依然としておさまらず、8月19日に?仏の足の部分が水に隠れた。見物台は、その下。足 の部分だけでも百人は乗れるから、被害の想像がつくかもしれない。
筆者も十年ほど前に船から見学した。見事な彫刻で、中国では珍しくゴテゴテしてはおらず、仏面は慈悲を顕しているかのよう だった。洪水を収めることが出来るか?
動画がありました。
Chinaの天は迷っているのでしょうか。迷わず速やかにChinaを消滅してもらいたいものです。