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★可笑しなカリフォルニア州知事、蛸の養殖反対に賛成

2024年10月04日 | アメリカ

 

アメリカの民主党は完全に狂っているようです。何と、カリフォルニアの知事が蛸の養殖に反対だそうです。
  まさに、行き過ぎた民主主義です。今に、動物は何も食べられなくなりそうです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024年)10月1日(火曜日)参
  通巻第8438号 

 可笑しな、可笑しなカリフォルニア州知事
   AI規制に拒否権、蛸の養殖反対に賛成

 ギャビン・ニューサム(カリフォルニア州知事)といえば極左政治家。同性婚を真っ先に認め、ゲイの集会にも自ら参加した全米の注目株。
もしバイデンが早々と不出馬を宣言していれば、ハリスではなく、かれが予備選に最初から参加して民主党の正式な大統領候補となっていたはずだった。

 ニューサム知事は9月27日、蛸の養殖を禁止する法案に署名した。
ワシントン州に次ぐ動きで、カリフォルニア州では蛸の養殖が禁止される。理由は『蛸は知性があるから』と動物愛護論の延長、もっと言えば捕鯨反対の理論の 援用、かつてアメリカでは毛皮に猛烈な反対運動が起こりファー業者は店を畳んだ。蛸の養殖反対運動はマイアミ大学のジェシー・ジャクエット教授等が推進し てきた。
 これが日本に強要されると、若い女性の大好きなたこ焼きも食べられなくなる?
 不思議なことに蛸と烏賊は聖書が禁止しているが、神学論争はまったくといってよいほどに展開されなかった。

 ついでニューサム知事は9月28日、生成AIなどの規制に反対し、議会の決定に拒否権を発動した。
 AIの規制は世界の合意であり、開発が暴走するとAI軍事ロボットなどに悪用されかねない。AI学界の大御所ヒントン名誉教授など強力に規制強化を訴えてきた。バイデン政権も23年秋に「AIの事前の安全確認」を義務づけている。

 ところが、ニューサムは流れに逆らうかのように州知事権限でAI規制に拒否権を発動したのだ。背景にはカリフォルニア州シリコンバレーに蝟集する『オープンAI』などテック企業からの強烈なロビィングと政治献金があった。

  ニューヨークの市長も狂っているようです。
 
     令和六年(2024年)10月2日(水曜日)  通巻第8439号 

 エリック・アダムズNY市長は、ユダヤ団体の支持を受けて当選した。が
  トルコから違法な選挙資金をもらった収賄がばれて、退任へおいこまれる

 ニューヨークとはオランダの港町ヨークからきている。NYを代表する「自由の女神」像はフランスが寄付した。
 そのニューヨーク市(NYC)は、昨今ジューヨークとよばれるほどにユダヤ人が多い。NYCには96万人が住んでおり、このユダヤの票が民主党得票の20%を占める。つまり政治家はユダヤロビィと敵対することは殆どない。

 黒人のエリック・アダムズ市長は、ユダヤ団体の支持を受けて当選した。ところが過去の、収賄や電信詐欺、違法な外国からの資金などで起訴され、再選どころか、まもなく辞任に追い込まれそうな趨勢にある。

 起訴状によるとアダムズ市長は、トルコの起業家などから違法な選挙資金と超豪華なトルコ旅行を供与されていた。すでに2023年にFBIは、市長がトル コ政府やその他の外国筋から違法な選挙献金を受け取ったとする疑惑で首席資金調達者だったブリアンナ・サグスら選挙運動関係者の自宅を捜索している。
 アダムズの残る任期は一年。有罪とされた場合、最長45年の禁錮刑を受ける可能性がある。市長を罷免する権限はホークル知事にある。側近が中国のスパイだった、あの知事である。
 アレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員ら、ニューヨークの民主党有名議員やクオモ前NY州知事らがアダムズ市長の辞任を求めた。

 さてここからが問題である
 アダムズが途中で辞任になるか、どうかは別にして次のNY市長選挙、既に開始されており、しかもユダヤ人団体が早くもアンドリュー・クオモを支持するとした。理由はクオモが知事時代から熱烈なイスラエル支持者であることだ。

 事実上、筆頭ランナーとなったアンドリュー・クオモ前NY州知事は有名人である。アンドリューはイタリア人だが、父親のマリオク・オモがNY州知事を三 期ととめ、またアンドリューの前妻はRKJの娘、つまりトランプ応援に廻ったロバート・ケネディ・ジュニアの妹である。ケネディ家は民主党支持として鉄壁 でRKJのトランプ支持には一族あげて冷たい態度を示している。余談だが、JFKの弟で暗殺されたロバート・ケネディ元司法長官は十一人の子だくさん。お とこ7,おんな4,クオモの前妻は三女。

 さて知事時代のアンドリューもセクハラ、パワハラで訴えられ、辞任においこまれた。
政治的復活を狙っていた。かれはクリントン政権下で住宅都市開発長官を務め2006年からNY司法長官だった。
 なにしろNYCは民主党の本丸、11月5日の大統領選でもトランプは、ここでは勝てないだろう。

  しかい、アメリカの民主党のこの狂いっぷりは何なのでそうか。日本の政治と一緒で完全に狂っているようです。
  政治家なんてこんなものなのかも。欲に目が眩んだ人間の象徴かも。何とも、情けない。


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