組織の限界とは何人くらいなのでしょうか。企業ではせいぜい150人程度ともいわれているようです。
詰まりは、人間なんてその程度のものなのかも。だから国家なんてのは人類にとって不可能なのかもしれません。
それだからこそ、世界が一つになって平和にクラスなんてのは夢でしかないのかも。
アメリカでも最初からそんなkとは出来ないと考えて合衆国なるものを採用したのかも。
宮崎さんが、とりあげてくれています。どうやら世界平和何て者は人類にとっては見果てぬ夢でしかないのかも。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)8月6日(火曜日)弐
通巻第8358号
アメリカの独立宣言を読むと納得できることがある
各州で独立分離の動きが顕著になった法的背景
米国の世論調査をみると、各州では「分離独立」の傾向が急増していることが分かった。
とくに2024年2月15日に発表されたYOU GOVの数字は衝撃的だった。テキサス州では31%が合衆国からの独立を支持するとしていた。
連邦離脱を支持する回答者は共和党支持者の29%、民主党支持者の21%。各州毎の集計ではアラスカ州では36%の人々が分離独立を支持した。テキサス州 (31%)、カリフォルニア州 (29%)、ニューヨーク州 (28%)、オクラホマ州 (28%) だった。
くわえてテキサス州では独立を呼びかける組織(国民運動)が結成され、テキサス共和党は「州の脱退権」を宣言する綱領を採択した。
ルイジアナ州では「フリー・ルイジアナ」が、ニューハンプシャーでは「 NHEXIT Now」が誕生した(ニューハンプシャー州のNHにBREXITを引っかけた造語)。
オーストリア学派の本丸でリバタリアンの学者があつまる「ミーゼス研究所」のライアン・マクマケンは、「分離独立を唱える人々は、あらゆる分離独立の試みも、その領土への軍事侵攻と占領を正当化できると信じている。米国自体が分離独立の産物である」という。
米国の「独立宣言」から重要部分を抜粋する。
「或る国民が、他の国民と結び付けてきた政治的な絆を断ち切り、世界の諸国家の間で、自然法と神の法によって与えられる独立平等の地位を占めることが必要 となったとき、全世界の人々の意見を真摯に尊重するならば、その国の人々は自分たちが分離せざるを得なくなった理由に宣言をすべきだ」。
この文節では米国が英国からの独立に至った正統性を述べているが、問題は次のくだりである。
「すべての人間は生まれながらにして平等であり、創造主によって生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられている。こうした権利を確保するために、人々の間に政府が樹立され、政府は統治される者の合意に基づいて正当な権力を得る。
しかし、いかなる形態の政府であれ、政府がこれらの目的に反するようになったときは、人民には政府を改造、または廃止し、新たな政府を樹立し、人民の安全 と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる原理をその基盤とし、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる形の権力を組織する権利を有す る」
つまり州が独立するシナリオを想定しているのである。
「人類は、慣れ親しんでいる形態を廃止することによって自らの状況を正すよりも、弊害が耐えられるものである限りは、耐えようとする。しかし、権力の乱用 と権害が、常に同じ目標に向けて長期にわたって続き、人民を絶対的な専制の下に置こうとする意図が明らかであるときには、そのような政府を捨て去り、自ら の将来の安全のために新たな保障の組織を作ることが、人民の権利であり義務である」。
シン南北戦争は近い?
やはり、南北戦争は必然なのかも。アメリカ人がバカと言うより人類の限界なのかも。悲しいですね。