China肺炎によるロックダウンは習皇帝を追い詰めているようです。宮崎さんが書いてくれています。
ゼロ・コロナ政策によるChina崩壊もいよいよ実際になりそうです。
石平さんがこのゼロ・コロナの裏に内部闘争があると報告してくれています。何と、裏で李克強が笑っているようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)4月18日(月曜日) 通巻第7304 号
都市封鎖つづく上海メガロポリスは2500万人、コロナ・ブーメランの逆襲
中国GDPを3%押し下げ、中央銀行は預金準備率引き下げに
遣隋使、遣唐使が行き交った古代、疫病が猛威を振るい、『日本書紀』は一時、国民の半分が死んだと伝えている。伝染病は半 島ならびにシナ大陸から運ばれた。最初の記録は崇神天皇の頃だから、すでにこの時代から交易は進展していたのだ。
遣唐使も遣日使も太宰府に入港後、二ケ月は留め置かれた。感染したか、どうかを確かめるためで、一時はあまりの天然痘の猖 獗に、大宰府政庁を閉鎖した。防人を故郷に帰し、免税などの特典を与えた。
聖武天皇は感染が拡大すると人に会わず、こんにちのテレワーク。それでも側近がぞろぞろ感染し、死んでゆくので、恭仁京、 設 楽など四カ所に臨時政庁を設営し、つまり四回も遷都された。
聖武天皇の母は藤原不比等の娘、権力の絶頂にあった不比等の子ら「藤原四兄弟」は陰謀で最有力の皇子・長屋王(天武天皇の 孫)を謀殺したが、四人とも感染して死んだ。長屋王のたたりと言われた。
さてブーメランで帰ってきた武漢肺炎で上海に異変が起きた。
感染が毎日二万人、都市封鎖となって生活物資、食料不足に陥り、市民の悲鳴が上がっている。冷凍食品の買いだめをはかるた め、冷蔵庫を大型に切り替える家庭もめだち、冷蔵庫、冷凍庫の販売は五割増し、食品価格は天井。長距離トラックはメガロポリ スに入れない。
浦東の新興タウンから郊外の衛星都市を含めて上海メガロポリスの人口は2500万。このロックダウン長期化はGDPを3% 引き上げると計測され、中央銀行は預金準備率を0・25%づつ二回切り下げ、市場におよそ10兆円強を供給する。
上海を中軸とする世界貿易のサプライチェーンは機能せず、船は接岸できず、テスラの浦東工場も操業を停止したまま。解除の 見通しは立っていない。
政治的な見所と言えば、次期党大会で政治局常任委員会入りが『確実』といわれた上海市党委書記の李強(元江蘇省書記で、習 近平の部下)。その可能性は消えたとみてよいだろう。
北京の中央政界へも影響を及ぼしている。
この李強の件も石平さんも言及してくれています。
いよいよ内部闘争による崩壊もありそうです。習皇帝は完全に自縄自縛のようです。
とは言え、内部闘争ではChinaの崩壊にまでは行かないのかも。単なる習皇帝の失脚で終わる可能性もありそうです。それが崩壊に繋がれば良いのですが。やはり、見守るしかなさそう。
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