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宇宙兄弟

2013年03月16日 13時34分49秒 | 邦画2012年

 △宇宙兄弟(2012年 日本 129分)

 staff 原作/小山宙哉 監督/森義隆 脚本/大森美香

     撮影/栢野直樹 美術/都築雄二 音楽/服部隆之

 cast 小栗旬 岡田将生 麻生久美子 森下愛子 堀内敬子 野口聡一 バズ・オルドリン

 

 △100年後の月

 メリエスの『月世界旅行』から100年経って、日本人が月に立ったわけだけど、

 ぼくらにとっての月面着陸は、どうしたところでアポロ11号。

 40年以上も前のあの日、ぼくらはどうしようもなく興奮した。

 あの日の興奮は、もしかしたら、

 夜空を見上げて宇宙飛行士になろうとしていた兄弟とも通じるかもしれない。

 それにしても、

 JAXAの筑波宇宙センターや、

 NASAケネディ宇宙センターの宇宙管制室やロケット・ガーデンでロケできたなんて、

 時代は、ほんと、開放的になったもんだ。

 ロケに参加したいとはおもわないけど、行ってみたい。

 映画の中でおもしろかったのは「シャンプーはよく泡が立ちます」って台詞で、

 あとは、月面着陸したあとの月世界は非常に興味ぶかく撮られてたことだ。

 映画に関して、兄弟の絆が主題なのか、夢を忘れない一途な心が主題なのか、

 どちからかよくわからないけれど、ま、そんなことは考えなくてもいいのかもね。

 昔『カプリコンⅠ』っていう映画があって、

 火星に着陸しているはずが実際はスタジオ撮影だったために、

 それを知っている関係者が口封じのために狙われるって話で、

 ものすごく興奮したんだけど、

 それはたぶん、実家の近くの串の屋台で、酔いどれたオヤジが、

「あんなもん、スタジオで撮影したんだ」

 とかいってくだを巻いているのを鮮やかに覚えていたからだ。

 そんな記憶が、月面のクレーターの場面を観ていたとき、

 また、蘇っていた。

 月に行って、青々と輝く地球を観てみたいと、

 あの日の夜、純白に輝く月を見上げながらおもったものだけど、

 もう、そんなことは叶わないんだろね。

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