☆人間の値打ち(2013年 イタリア、フランス 109分)
原題 Il capitale umano
監督 パオロ・ビルツィ
出演 バレリア・ブルーニ・テデスキ、ファブリッツィオ・ベンティボリオ、マティルデ・ジョリ
☆イタリア・ミラノ郊外
3つの物語、父親、娘の別れたばかりの彼氏の母親、そして娘の物語に、まとめの話がくっついた構成は嫌いじゃない。
人間の値打ちというのは、自動車にはねられて死んだときの将来的な稼ぎの全額をいうのだと最後にいわれるんだけど、その額ですみあった罰が世間的には娘の数年間が禁固となるわけだが、ほんとは娘は新しい恋人のために身代わり犯となるわけで、その新しい恋人の価値が禁固刑に価するのかどうかはなんともな~。
物語は最後にどんでん返しのように新しい恋人の存在が見えてきて、とても上手だ。