去年の冬に比べれば、今年の京都は確かに寒い。今年の大晦日の最高気温は3°の予報が出ている。盆地固有の底冷えする気候なのだろう。だから今年は、うまいこと仕事とぶつからない時に、雪が降ることを期待している。そうであれば、寒くても撮影のしがいがあり、寒さを忘れられるかも知れないからだ。
実際、私が出歩く京都、名古屋、東京の気温差を比較しても、昼間で1°~3°程度であり、そんなに違うものではない。だが京都は、盆地故放射冷却現象もあり、他都市よりは足下の冷え込みがきついのである。
こうした経験は、冬のミラノの街での経験とよく似ている。ミラノは街全体の建築群が石造であるから、冬の寒さがジンとしみこんだように大変寒い。昼間でも3°程度である。だが、ミラノッ子達は、その程度であれば寒いと言いながら街を徘徊していた。
こうした京都の寒い時期も、大晦日の八坂神社のおけら参りに始まり、初詣、正月過ぎのえべっさん、三十三間堂の弓引き初め、そして城崎温泉にでも行き蟹をすすっているうちに楽しみな節分となり、それを過ぎれば最も寒い時期が終わる。正味一月半位の辛抱である。寒さを忘れさせてくれるように催事が続き、むしろ冬を楽しむという精神的な余裕が生まれるのかもしれない。
京都市・八坂道,2009年12月28日撮影.
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Makro Planar f2/100mm,ZF.
シャッター:1/250,絞りf4,ISO1250,カラーモードF2.
実際、私が出歩く京都、名古屋、東京の気温差を比較しても、昼間で1°~3°程度であり、そんなに違うものではない。だが京都は、盆地故放射冷却現象もあり、他都市よりは足下の冷え込みがきついのである。
こうした経験は、冬のミラノの街での経験とよく似ている。ミラノは街全体の建築群が石造であるから、冬の寒さがジンとしみこんだように大変寒い。昼間でも3°程度である。だが、ミラノッ子達は、その程度であれば寒いと言いながら街を徘徊していた。
こうした京都の寒い時期も、大晦日の八坂神社のおけら参りに始まり、初詣、正月過ぎのえべっさん、三十三間堂の弓引き初め、そして城崎温泉にでも行き蟹をすすっているうちに楽しみな節分となり、それを過ぎれば最も寒い時期が終わる。正味一月半位の辛抱である。寒さを忘れさせてくれるように催事が続き、むしろ冬を楽しむという精神的な余裕が生まれるのかもしれない。
京都市・八坂道,2009年12月28日撮影.
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Makro Planar f2/100mm,ZF.
シャッター:1/250,絞りf4,ISO1250,カラーモードF2.