Macと併用しながらWin系PCを研究室で使うようになってから、ソフトウェアの管理がややこしくなってきた。難儀なのは、大学の独立行政法人化に伴って削減された研究費の中から、Win系用に新たにソフトを買い足さなければならない点だ。
最も使われるadobeCSやofficeは、Win用が必要になるし、3DソフトのStrataはWin版がないので、Win専用のAutocadで代用するか、ShadeやStudioMaxを使うほかない、といった具合だ。
ところでAutoCadの学生が申請するタイプは、期間が5年間限定利用なので意外に使いやすい。学部生は1年足らずで研究室を去って行くので、破格的に安い(15,000円)このフルスペック仕様のソフトは、研究室の実態と合っているようだ。5年も経てば次のバージョンだろうし、という思いがこちら側にある。
MacとWinの両方で読めるプログラムで書かれてある、ランドスケープソフト「Vue」も便利だ。PCが異なってもソフトが同じであれば、教え方も一緒なので授業が成立する。
ハードウェアで言えば、A1プロッターやネットワークプリンターが、随分安くなった。先日事務から、新しく入れるプリンターの3年のメンテナンス契約をせよと行ってきたが、壊れたら買い換えるので、高いメンテナンス契約は不用と返事をした。学生にとっては使い方を知るのも教育であり、当然荒っぽい使い方なので、プリンター類は3年もてば良いだろう。機器が壊れたらメンテナンス契約も切れていたのでは全く意味がない。
この10年間でPC機器類を管理する意識が変わってきた。それは、不具合があればメンテナンス契約をするという従来の発想から、使い捨て発想への変化である。それだけ、ハードウェアは、コストが下がって来たのである。予算のない中で使い捨てが一番安上がりで、教える側の負担が少ないのである。だから従来発想に固執する納品メーカーも、少しは頭を使えよといいたくなる。
もちろん今のエコの視点から見れば、使い捨て発想は勧められないのだが、教員の人数が増えない以上、PC機器類の管理といった雑事を減らしてゆくという方法をとらざるを得ないのが現実である。
今のエコという視点は、従来のエネルギー効率の悪いプロダクトを捨て、新たな低エネルギーのプロダクトに取り替えてこそ成立する考え方だから、基本的には産業全体のエントロピーが増大するのだろう。エコロジーなプロダクトを生産するために、CO2がさらに増加するのであるから、なんともインチキくさい考え方だ。
例えば省エネ家電が増えたからと言って、これまで我が家の電気代が安くなったというためしはない。それと同じで、私も適宜利用させてもらっている考え方だが、エコ社会に切り替わるまでは、エコのエゴイズムだろうね。
京都市・永観堂 2009年11月18日撮影
GF-1,G f1.7/20mm,ASPH.
シャッター1/1300,絞りf8,ISO400.フィルムモード:ダイナミック.
最も使われるadobeCSやofficeは、Win用が必要になるし、3DソフトのStrataはWin版がないので、Win専用のAutocadで代用するか、ShadeやStudioMaxを使うほかない、といった具合だ。
ところでAutoCadの学生が申請するタイプは、期間が5年間限定利用なので意外に使いやすい。学部生は1年足らずで研究室を去って行くので、破格的に安い(15,000円)このフルスペック仕様のソフトは、研究室の実態と合っているようだ。5年も経てば次のバージョンだろうし、という思いがこちら側にある。
MacとWinの両方で読めるプログラムで書かれてある、ランドスケープソフト「Vue」も便利だ。PCが異なってもソフトが同じであれば、教え方も一緒なので授業が成立する。
ハードウェアで言えば、A1プロッターやネットワークプリンターが、随分安くなった。先日事務から、新しく入れるプリンターの3年のメンテナンス契約をせよと行ってきたが、壊れたら買い換えるので、高いメンテナンス契約は不用と返事をした。学生にとっては使い方を知るのも教育であり、当然荒っぽい使い方なので、プリンター類は3年もてば良いだろう。機器が壊れたらメンテナンス契約も切れていたのでは全く意味がない。
この10年間でPC機器類を管理する意識が変わってきた。それは、不具合があればメンテナンス契約をするという従来の発想から、使い捨て発想への変化である。それだけ、ハードウェアは、コストが下がって来たのである。予算のない中で使い捨てが一番安上がりで、教える側の負担が少ないのである。だから従来発想に固執する納品メーカーも、少しは頭を使えよといいたくなる。
もちろん今のエコの視点から見れば、使い捨て発想は勧められないのだが、教員の人数が増えない以上、PC機器類の管理といった雑事を減らしてゆくという方法をとらざるを得ないのが現実である。
今のエコという視点は、従来のエネルギー効率の悪いプロダクトを捨て、新たな低エネルギーのプロダクトに取り替えてこそ成立する考え方だから、基本的には産業全体のエントロピーが増大するのだろう。エコロジーなプロダクトを生産するために、CO2がさらに増加するのであるから、なんともインチキくさい考え方だ。
例えば省エネ家電が増えたからと言って、これまで我が家の電気代が安くなったというためしはない。それと同じで、私も適宜利用させてもらっている考え方だが、エコ社会に切り替わるまでは、エコのエゴイズムだろうね。
京都市・永観堂 2009年11月18日撮影
GF-1,G f1.7/20mm,ASPH.
シャッター1/1300,絞りf8,ISO400.フィルムモード:ダイナミック.