Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし168. スペック・バブルの崩壊?

2009年12月09日 | Kyoto city
 数年前、私の研究室で流体力学計算用のWin系PCを2台導入した。ソフトウェアがついて市販価格100万はするが、アカデミック・プライスでも25万以上していた。それでも高いよ。
 最近Win系の学生達がやってきたので、ほな空いているから、研究室に余っているソフトウェアをインストールしてWin系PC使い給え、となった。ところが、Win系PCは、シャットダウンできない。本来1週間計算し続けても、ダウンしないハードウェア仕様なので、シャットダウンするなと言うことらしい。
 しゃあないので、Winの専門家にデスクトップを再構築してもらい、関連するソフトウェアを再度インストールして、ようやく普通のWin系PCとして使えるようになった。
 これにあわせて、市販の量販店で8万円のWin系PCを購入した。OSといいダブルコアであることといい、メモリーといい、ハードの仕様が、それらとほぼ同じなのである。
 つまり数年の差でアカデミック版とでは17万、市販価格とでは90万程の差があったことになる。随分産業界は儲かったと言わざるを得ない。
 PCの仕様は、日ましに向上してくるから研究は、精々2年以内でやれということだろう。社会は、そんな産業本意の情報機器に資金を使いすぎて、今では金穴不況と廃棄PCの山かと想像している。情報バブルというよりは、PCスペックのバブル崩壊だろうか。

京都市・永観堂 2009年11月18日撮影
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Makro Planar f2/100mm,ZF.
シャッター:1/285,絞りf4,ISO100,カラーモードF2.
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