Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし174. 1日1寺程度!

2009年12月15日 | Kyoto city
 私は、仕事もあったので紅葉の徘徊散策は、1日1寺程度であった。こうした行程は、県外から紅葉を堪能しにやってくるビジターの場合にも当てはまる。というのも、そんなに人間の気力と体力が続かないというのがその理由だ。特に歳をとればなおさらである。
 紅葉のように季節の良い時に時間をかけてゆっくり1寺を徘徊すれば、すぐに半日ほどの時間が経ってしまい、陽の短い秋は夕方になる。それが古都の時間の流れである。
 そんな暢気なことをしていると、京都を全部回れないじゃないかとするビジターの意見もあるだろう。私に言わせれば、そんなに全部回ろうとする必要もないし、体力と気力が続かなくなったら、錦市場などに出かけて旨そうな食材でも物色するとか、或いは美食にはまるなど、気分転換をするほうが面白い。それで充実すれば、また来週もくればいいじゃないか、である。それに季節の良い時は、市内の旅館・ホテルが全て満室になるときもある。
 今は新幹線があるから、首都圏からならば容易に京都へ着く。往復しても、上質な日本旅館に泊まるよりは安い。それに、そんなに欲張っても、市内には二千の社寺がある上に、催事の数だって相当なものだ。それは、観光バスのように慌ただしく徘徊しても、回れる数ではない。
 雨上がりの庭園は、とても美しい。何回か訪れていれば、きっとそういうチャンスにも恵まれるだろう。それが京都日帰り散策のポイントだろうし、スローな楽しみ方だと私は思う。

京都市・高台寺 2009年12月3日撮影
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Makro Planar f2/100mm,ZF.
シャッター:1/125,絞りf4,ISO200,カラーモードF2.
コメント
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