Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし171. FujiS5の後継機を!

2009年12月12日 | Kyoto city

 今日は、撮影機材の話です。こういうテーマが、個人的には気楽なので。
 Fujiのホームページから、デジタル一眼レフボディのFinepixS5proがついに姿を消した。アップ期間は3年弱であったから、デジタル一眼レフの寿命としては比較的長いほうだ。そのことは後継機種の登場を示唆している。巷では一眼レフはやめてマイクロフォーサーズに参入するなど、噂は色々ある。
 どちらにしても、このFujiが開発したCCDを使った撮影素子は大変色彩が優れており、他のメーカーでは代替できないので、Fujiのボディを使わざるを得ない。だから来年初頭あたりの発表を待ちたい。
 Fujiの新ボディが、ニコンD300sをベースに開発したならば、スタイリングか良い上に使い勝手が変わらないので歓迎したい。またD700をベースにしたならば、フルサイズとなるので、ニッコールレンズがフルに使える上に、ファインダーが大きく見やすくなる。それはツァイスを使う上では便利だ。或いは一眼レフをやめて、マイクロフォーサーズだったら、これが一番がっかりさせられる展開だが、しょうがないから使うだろう。ニコンのレンズの使い勝手がもの凄く悪くなるので、我慢してD700の中古でも物色するか。どんな場合でも、現在のS5のボディは大切に使用するのが前提だ。
 使い捨てのデジタル一眼レフの世界で、長く大切に使えるというのは希な現象だ。Fujiは、S3が出された数年以上前から色彩、画素数、そしてライブビュー付と、現在のデジタル一眼レフの仕様をいち早く備えていた。そしてフィルムメーカーだから、色彩の基準となるコンセプトがリバーサルフィルムに即してというのも明確であり、最も評価できる点だ。
 デジタル一眼レフをいち早く完成度の高い仕様にしたのが、コダックのDCS14とFujiであり、どちらもフィルムメーカーである点が共通している。デジタル時代では、フィルム時代で形成された色彩に対する知見が必要なのであろう。
 だから、いまだにニコンのナノクリスタルコート・レンズは変な色を出しますね。一体何を基準にして色彩を考えているのか、基準となるボディ側のコンセプトが全く解らないからでしょう(しいて言えば色彩輝度計とか、あるいは色彩色差計などの測定器志向発色か!)。
 そんなわけで、今日はFujiの後継機に対するラブコールです。FujiのEXR仕様の撮影素子を用いた新ボディでベルビアモードに設定して、ニコンのナノクリスタルコート・レンズを使えば、風景等では、ぬけるような色彩が期待できます。それはワクワクするぐらいに楽しみな事ですが。

京都市・嵯峨野 2009年11月28日撮影
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Makro Planar f2/100mm,ZF.
シャッター:1/125,絞りf8,ISO100,カラーモードF2.

コメント
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