昨日の毎日新聞朝刊1面に、八坂神社の「かるた始め式」の画像が載っていた。「八坂の杜に雪は降りつつ」と見出しがあった。確かに画像には降っている雪が写っているのだが、これでまた東京人あたりから京都は雪が積もっているとイメージを膨らませ、そして勘違いされるだろうな。
八坂神社は、私の家から歩いてゆけるところにありますが、実をいうと昨日の昼間も夜も雪は降らなかった。それに今もそうだが晴天。ただ時折10分程度一時雪が舞う状態はある。新聞記事の画像は、この状態を撮影したものです。それを風花が舞うといういい方もあり積もることはなく寒いだけ。つまり京都はあまり雪が降らないし積もりませんというのが現実。まれに雪が積もるときもありますが、今年はあるかなぁー、期待薄です。
だが滋賀県や関ヶ原あたりでは雪が積もっていれば、東海道新幹線の車窓からは美しい雪景色を堪能できるときもあり、このブログでも新幹線通勤のカテゴリーを開くとわかりますが車窓からの雪景色を紹介してます。例えば2016年1月26日〜2月13日のブログがそれです。そう思って関ヶ原付近のライブカメラをみたら、あら、残念今日は雪がありませんでした。
確かに今年は寒さがきついのですが、それは西から東に抜ける偏西風が影響しています。ラ・ニーニャ現象の発生で、通例なら日本のはかる南を通過する偏西風が大きく蛇行しているため中国からの寒気が南に進出しており、日本は中国からの寒気の中に位置します。当然日本海側は雪が多いのですが、京都市内がそのおこぼれに預かれるかどうかは予報で雪は平年並みとあるので、つまり雪が降らないという結論になります。京都も曇天が多いので喫茶店の窓からみた画像のように退屈な景色が続くのではないですか。
だから雪の銀閣寺は綺麗だろうなどというのは妄想ですよ。だって雪は降りませんから。それよりかは東海道新幹線の関ヶ原〜滋賀県にかけて、綺麗な雪景色を堪能できる機会の方がはるかに多い。こちらの方が大いに楽しみがいありますけど、みんなブラインドを下ろして寝ているからなぁー、こんな良い景色を見過ごして京都へ行くのか、ああっもったいないと私は思うけど。1月中旬以降の新幹線の車窓は雪が降れば大変綺麗ですね。それに新幹線が雪のために徐行してくれると素晴らしい景色をゆっくり眺められますから、なおさら良いですね。
京都市烏丸通丸太町通東入
EOS1Ds Mark3,EF28-300mm/F3.5-5.6 IS USM
IOS400,焦点距離105mm,露出補正0,f/5,1/60