ドローイングのカテゴリーも2017年3月6日以来である。1年近くアップしなかったし、クロッキーも昨年7月以来半年ぶりに描いた。それにしてもそんなに長く手を動かさなかったとは、われながら悲しいものがある。
昨日は、寒気団が来ている中を夕方からクロッキー教室へでかけた。この時期は混んでいるはずだが、随分とすいている。ならば正面からゆったり気分で・・・。はて女の身体はどんなフォルムだったかなと思い出しながらのクロッキーである。
実はデッサンが気になっていたのでpinterestでクロッキー画像を、後で勉強しようと思ってストックはしていた。それが次第に漫画的な描き方の画像が多くなってきた。漫画といっても人体の描写は立体的でリアルだ。私たちの鉄腕アトムの時代なら頭と眼がとても大きく概念的な人体だったのだが、今ではそれが人体デッサンをベースにして実によく観察されている。ときには、まあ悶え描きとでもいっておこうか、男子高生がチラチラと女子高生を観察するような目線で描いているあたりは、実物以上であり感心する。そうでなきゃ読者に支持されないのだろう。
同じクロッキーをやっていた美大志願の女子高生が、「彫刻科へ行きたいの、卒業したら漫画の世界に行きたいの」という話を聞くとはなしに聞いていた。その女子高生のデッサンが、ちゃんと筋肉を描いている。そこまで描ければ何でも描けるだろうなと思ってみていた。
次第に漫画とかクロッキーとかデッサンといった境界線がなくなってくるのだろう。
クロッキー帳NO34.2017.1.24