Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

EOSな日130. よっちゃん

2018年01月06日 | Nagoya city

 来週は、筑波大学時代の同級生達との新年会で名古屋・金山へ行こうと思っている。

 出来町通りの名古屋市立大学芸術工学部のキャンパスの近くに夫婦で営んできた「よっちゃん」という小さな居酒屋があった。私が大学を去ってほどなくよっちゃんは静かに廃業してしまった。

 いつも作りたての暖かい昼飯に立ち寄り、夜は学生達を連れて飲み会をしていた。学生達が大学で徹夜続きで卒業制作をしていた頃、スーパーのフライばかり食べていた学生が、ああっ茶色いもの以外がある!、といって刺身やウニを欠食児童のようにかき込んでいたり、OBやOG達が来れば、ここの座敷で宴会していた。うちの大学の学生や先生なら誰でもが知っている居酒屋が廃業すると、私は大学のあたりにでかける気分ではない。

 よっちゃんは、別に私が名乗ったわけではないが伝え聞いて私の名前も覚えてくれた。「はーい、揚がったから三上先生出していいよぉー」と、そんな具合である。

 日経MJを読むと、仕入れや流通や人員管理などに技術を集約し、アイデアを工夫し、チェーン居酒屋は、あの手この手で商いを展開していることを報じている。だがチェーン居酒屋は肝心なことを忘れている。常連客の名前を聞くとはなしに覚える技術、そしていつものマスターという風景である。

 そういうことはアルバイト店員ばかりの居酒屋、そして著名さがたたって人が多く来すぎる老舗居酒屋ではできないことばかりである。これらの店の常連になっても名前を覚えてくれることはまずない。つまりヒューマンコンタクトが欠けているのである。だから私は、お客の名前を覚えない居酒屋にゆくことはない。居酒屋は、商いの技術や料理やその味や値段だけで成立するわけではないからだ。

 さて、よっちゃんの画像を探したが、なじみすぎて撮っていなかった。ならば居酒屋の反面教師みたいな今風の立ち飲みバーの画像でもアップさせよう。貴方は、どんなにトレンディであってもお客の名前を先ず覚えることがないところで飲みたいですか?。

 それにしても昨日の京都は、正午の気温4℃で暗い曇天とすこぶる寒い。もちろん雪が降りそうな空だけど降りません。さてユニクロの極暖シャツがあったな、それに靴下2枚履き、ユニクロのセーターでは寒いので厚手のウールのセーターに着替え、これでようやく動けるようになった。本格的寒さも立春までの辛抱と思いたい。

 そんな中を京阪の指定席で大阪へ出かけた。
 

名古屋市大須観音通り

EOS1Ds Mark3,EF28-300mm/F3.5-5.6 IS USM

IOS800,焦点距離100mm,露出補正0.67,f/5.0,1/100

 

 

 

 

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