IMF統計(2017年10月)によれば、日本の名目GDPは、4,936,543百万USドルで世界第3位、同様に世界1人当たりの名目GDPは38,278ドルで国別ランキングでは22位となっている。そのほか一人当たりでみると値が低い指標は、輸出額4位:一人当たり輸出額44位、研究開発費3位:一人当たり研究開発費10位などがWEB上にあった。一人当たりの値の方が私たちの生活実感に近いというのがWEBの解説。
さて一人当たりの値が低いのは、GDP=GDP(国内総生産)/人口数という計算式のためだ。そこでこの人口が曲者。日本の総人口なのか、あるいは15歳以上-65歳未満の生産人口なのかだが、前者の総人口だとすれば、そこには幼児・児童と65歳以上の高齢者が含まれていることになる。幼児・児童はのぞいても、我が国の高齢者の割合27%に失業率3%を加えると名目失業率は30%になる。つまり日本の人口の1/3は失業者とみると、一人当たりの値は当然低くなる。これが一人当たりの値が低い要因である。
そこで生産人口で各国との比較解析を行おうと思ったが、データを集めるのに労力がいるが不可能ではない。暇なときに意欲があったらやろうという程度のこと。
ところで、65歳-75歳までが仕事をしたとすれば、名目失業率は16%になり、この値が一人当たりの名目GDPの順位を押し上げることになる。当然各国も同様の設定にして比較をしてみないと、どの程度の引き上げになるかはわからないが、多分かなり上位にあがるだろうと推測。さらに仕事をするのであるから国内総生産も上がることになる。それをシミュレーションしようと目論んだのだが、どうせ役人達が試算しているだろうと思いやめた。
つまり現時点では75歳まで働かせた方がよかろうという結論になる。だから試論として現在より10年先の75歳定年説がありえるわけだ。現在のようにリタイアメントにあまり遊ばれても消費は増えるが生産性があがらない。それよりは、むしろ生産性向上に寄与させた方がよかろうという考え方も成り立ってくる。警察官なんか75歳のダーティーハリーみたいなのが登場するのだろうか。今も現役のクリントイーストウッドは今年で88歳だ。そうすると年金財政も一気に好転するわけだが、そんなに多くの仕事が日本にあったかなぁーという疑問も他方である。だがそうなればワークスタイルやライフスタイルは確実に変わってゆく可能性が高い。その予想はみえないが、あとは国民の選択肢だね。
さて京都市内も今週は、木曜日に雪マークがでたり曇りになったりと予報がふらついている。実際には、予報より少し寒いのではないか。寒気団が予報以上に南下するのかなと天気図を見ながら一喜一憂である。
沖縄県石垣市大崎ハナゴイリース
OLUMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE 8mm/F1.8
ISO400,露出補正-1,f/10,1/200