おっ!、女子高生だ、てんでレンズの絞りを∞マークに合わせて被写界深度を使って、隠し撮りどころか堂々と歩きながら目一杯近寄ってササッと撮っていた。ミノルタCLEだから音は聞こえない。女は化粧をしている時は外の気配に無関心ですから。
さて私の機材システムに関する提案ブログ(2018年4月22日、5月5日、16日)でズームレンズを外してある。実はズームレンズは使い勝手が悪いからだ。
先ず焦点距離が中途半端。一般的には24-105mm程度の標準ズームレンズが多いが、肝心の135mmという意味ある焦点距離を省いたのが私的に使えないえない理由。だから小さく軽い28-135mmというのが一番理想的。
それに画質が悪いか、画質をよくすればガラスの枚数が大幅に増え当然重く大きい。これが使えない2番目の理由。ならばはるかに軽くて性能が良い単焦点レンズでよいではないですか、という結論になる。
そしてズームレンズは、歪曲収差が大きすぎる。建築写真で水平方向に曲がって写る直線では撮影する意味がない。それが3番目の理由。私のEOSシステムですと28-300mmズームレンズは、盛大に歪曲収差が出ますがプログラムで補正できるので使っている。ズームレンズを使うのには諸収差が補正できるプログラムが必須。今は機材に内蔵されている機種もある。
だから先ずレンズの本数を減らして高性能、広角-標準-望遠の単焦点レンズが原則、マクロ撮影ができ、F2クラスのレンズがあって夜でも撮影でき、万一デジタルボディが充電できなくても使用可能な機械式ボディがあるシステムが理想的。もちろん他の機材で組み合わせても可能。
オートフォーカスが登場してから、逆に撮影のタイミングが遅くなった。というのもレンズには被写界深度があり、その範囲ならピントが合うので、これを利用すると速射できるわけ。
それに置きピンという方法がある。例えば前から綺麗なお姉ちゃんが歩いてくるとすれば、10m歩く先を予測してピントを予測点に合わせ、どんな構図になるかを予めイメージして機材を構えておく。あとは通過したときにシャッターを押せばいいわけ。もろ狙ったら気づかれて自然な表情がなくなるけど、そうすれば自然な生き生きした表情が撮れる可能性は高くなる。だからオートフォーカスはピントを合わせる必要がなくても真面目にピントを合わせようとするところが実に煩わしいのだ。
それに人間はどんなに遠くからでもレンズを向けられていることに気がつく。多分銃を向けられているときの狙われているとする生物的な防衛本能が働くのでしょう。
E-M1は、音を完全に消すことが出る。だから撮影しやすいほうだろう。といってだらりと下ろした手にぶら下げていると、スカートの中を盗撮していると勘違いする輩もいるから、ご注意。世の中は犯罪者をつくりたがっている。誰かを血祭りに上げようとする潜在的なイジメ本能が働くのだろう。都会とはいえ、アフリカの原野をあるくときと同様に、こちらも警戒心が必要なのだ。一応被写体はアフリカ同様に生物だからね。
1997年、東京六本木、MINOLTA CLE、ELMARIT28mm/F2.8、トライX