芸術系の学部だったから、回りにアーティストはたくさんいる。あるとき彫塑系出身のS君が渡米するというので、美山の彼のアトリエ兼棲まいの民家で壮行会が行われた。つまり作品を売って渡航費用に充てようという意図なのだが。
それで近所の人や意味不明の外国人や彫刻仲間や俳人や舞踏家などなどが集まり100人ぐらいは来ていただろうか。まあ、私も餞別代わりに彼の作品を買って今も京都の家に飾ってあるけど。
今なら田舎に住もうという定住者は自治体もろとも大歓迎だろうが、当時彼が米国人の奥さんと美山の古民家に移り住んだ最初の頃は、地元の人もプイッとそっぽを向いていたという。その後次第に地元の人達とのつながりもでき、この土地に定着していったという話を聞いていた。農家というのは、よそ者に対してはタップリと警戒心が強いのだ。
まあそんな話は置いといて、俺たちは、飲み且つ喰いに走っていたわけだけど。
さて連休は、博多に出かけたほかはポジの複写について研究していて時間がだってしまった。さて雑事をかたづけますかね・・・。
京都府南丹市美山町
NikonF4,AFNikkorAuto35-70mm、トライX