Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編363. 銀座

2018年05月23日 | Tokyo city

 銀座の街は、夜なら絵になりそうだという見込みで、少しだけ裏路を探して情緒的な空気を捕まえようとしていた頃だ。こういう風景も捨てがたいところがあり、本来は横浜の夜の港の辺りでマドロス的な空気でも撮りたかったのだが、既に横浜にはそんな空気がなかった。

 このときLEITZ M3を所有していた。アメリカから3万円でファィンダーのブラックアウトした製品を調達し、日本で修理したら完全に使えるようになった。135mmのレンズをつけるとドンピシャでピントが合ったところは素晴らしかった。とはいっても古い機種であり、銘機といっても私は使う気分ではなかった。

  LEITZ M3はファィンダー50mm、90mm、135mmのファィンダー・フレームしかない。だから広角レンズを使うときはレンズに大仰なファィンダーがつくという、マニアが泣いて喜びそうな製品があった。実用的に広角側を使いたいという私には相性が悪い機種だ。

 これに、このブログでも3月頃に書いたが、貧乏高校生時代のもらい物の50mm標準レンズだ。さすがに貧しい過去は思い出したくないが、50mmの画角はなじんでいたのでとりだして使ってみた。

 今日の画像がそれなのだが、これぐらいボケると明るいF1.4のレンズだけのことはある。もちろんこのレンズにライカMマウントをつければ、オリンパスでも使えるのだが、そこまではやりたくないですね。

 

1990年代東京都中央区銀座、LEICA M3、CANON 50mm/F1.4、トライX

コメント
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