Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1549. 水中撮影

2018年08月10日 | diving

 画像は、海底の模様が波に反射していて面白いし、いかにも沖縄の海の色を感じさせてくれる。いつも、こういう画像をとりたいと思っている。

 最近は海底の地形に関心が向く。ダイビングの限度が水深40m迄の世界だから、その範囲で見られる地形に限られているが。それに上からの光が届く距離や水の透明度が関わるので大きな地形全体を撮影することは物理的に難しい。オリンパスに魚眼レンズを付けたのも、当初地形を撮りたいとする考えがあった。

 試論として、水中の光の条件が悪いところで、地形全体を捉えようとすれば、デジタル機材の高感度に依存し後処理で捉えられるだろうかという課題がある。

 そうなると重たいニコンD5の類いは無視して、SONYα7S2のISO10万(拡張でISO40万)が目に付く。そしてPhotoshopで後補正することになる。光は水深20mを越えると格段に低減してゆく。だから高感度画質が必須。さらに水中では透明度も低く地形のコントラストが低いので、後補正で修正しきれるかという疑問も沸く。実際地形を撮影している画像はWEBではあまりみかけない。

 そんなことを考えるのも、実は手元の機材のメンテナンスがとどこおっていたので、今ひとつ画像が冴えないからだ。まあ手入れすればよいのだが実に面倒な事に気がつく。

 というのも機器をメンテナンスしていると、ハウジングの傷とか、デジカメの撮影素子の輝点を発見することがある。特に後者は、しばしば撮影素子に起きる現象であり、最近では輝点の隣の情報で機材が補正してくれる。輝点は、デジタル機材が古くなるとほぼ必ず発生するといってよく、それはレンズの傷よりもいやな感じである。

 さて水面遠くにみえる小さな黒い色は船だろうか、それとも撮影素子表面の汚れだろうか、隣接画像をみると汚れだと判断できる。Photoshopで修正するのがてっとりばやい。

 このブログで気軽にアップさせている水中画像も、そうした試行錯誤の結果である。容易には撮影できない水中の世界なんだけどさ。

 

沖縄県慶良間諸島前島大丸

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/8,1/160

コメント
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