ジョンダリの影響もあり、もちろんいつものダイビングポイントではないし、水は水上から見ると綺麗なのだが、水中での透明度は低かった。やはり台風で水は濁るし、魚も少ないようだ。例外的にクマノミはいつも海草のなかにいるが沖縄のカラフルな世界は希薄。それでも二日間、あの京都の酷暑を忘れられていたのが、なによりも快適だった。
そうなると、京都から南の島へのあこがれがジワジワと立ち上がってくる。画家ゴーギャンをあげるまでもなく南の島願望というのは、だれにでもありそうなテイストなのだろう。
というのも南の島だから暑いというのは先入観念であり、実際は京都の方が9度も暑かったのである。暑いことと日差しが強いことは別であり、暑さに関わりなく緯度が低いのだから日差しは本土よりは強いわけ。
さてジョンダリが消えて、次は台風13号サンサンが発生している。高気圧のヘリに沿って進むので、関西地方に来る可能性はないと私は断言しちゃう。それに変わり南方海上に1004mbの低気圧がある。これがやがて台風14号となり、位置からすれば関西に来る可能性があるかもしれない。といってそれらの話は1週間先のことなので、それまでこの猛暑ですごさなければならない。もちろん雨も降らない。やだねぇー。
天気を調べるときは、最初に天気図をみる。それで大きな構造がわかり、あとは属地的な話だ。
高校生の時、地学の授業でNHKラジオ第2放送の気象予報を聞いて天気図をつくる授業があった。全国の測候所が観測した気象情報をもとに天気図をつくるわけだ。これが結構楽しくて、ついには気象庁に出かけ過去の気象予報をもとに天気図をつくる練習をしていたわけだ。
ラジオでは「浦河、北東の風、風力3、曇り、気圧1008ミリバール、気温25度・・・ウラジオストク・・」といった具合にアナウンスされ、それを天気図用紙にメモしながら、あとで等圧線を作成し天気図ができる。淡々とした大変聞きやすいアナウンサーの声は。今でも記憶に残っている。
現在は、合成音声で放送だが、すでに天気図がWEBで提供されるので、そんな面倒なことをする必要はない。
そんな現在の天気図をみると、太平洋高気圧の勢力範囲が東側に偏っている。その空いた空間に中国大陸部からの高気圧が次々とやってきて日本上空で停滞しているため猛暑を招いていることがわかる。太平洋高気圧の勢力範囲が後退しているので、台風にとっては好き勝手な進路が取れるので逆コースの台風などがやってくるわけであり、別にこれだけで異常気象とはいえない。
では何故大平洋高気圧が後退しているのかは、もっと大きなスケールで捉わないとわからない。
そんな気象庁の概略天気図をみながら猛暑をすごしている。本日の京都市内の最高気温38度、那覇市31度、北京市34度、広州市31度、ウラジオストク23度、モンゴル自治区25度、ウランバートル21度・・・うーーん!、どこが暑さの元凶だろうか。
沖縄県渡嘉敷島東アラリ
OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8
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