Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング164. 135人!

2018年08月28日 | drawing

 事務処理ばかりで、久しくクリエイションに関する話題を書かなかった。クリエイションといっても最近ではクロッキー位しか描いていなのであるが。

 少なくとも過去7年間で、どれぐらいクロッキーを描いたかを枚数にすると調度1900枚、モデルさんの数で延べ135人!、の裸体を描いていたことになる。それだけ描けば複雑な女の体のフォルムも少しは理解できるようになったか・・・。

 おかげて街をあるいていると、コスチュームの上から眼でデッサンしている。全体を観察して頭、体の軸線、骨盤の大きさと股間の位置を定めると人体になるわけであり、最近では乳やお尻の量感も類推できるし、多分、私の見立てと実際とでは、そんなに外れてはいないだろう。私は若い女の子しか観察しないが、私の眼前を歩くと裸同然で街を歩いているようなモノだ。そう思うのは、私だけではなく、画家や彫刻家や漫画家も同様だろう。

 ある時仕事の会議室で若い女の子がホワイトボードの前で一生懸命説明している。こちらは退屈な説明を聞きながら、説明する女の子の裸体を観察をしているのであるから話など最初から聞いちゃいない。そんな私の姿をみて、女の子は目線がなんか大きな世界を夢みているようでと勝手な解釈をしてくれるところがありがたい。しかし私はズバリ貴方の裸を頭の中でデッサンしているわけ。スケッチブックに描いちゃうと物議を醸し出すから頭の中に留めておくのだけど。そんな処方術を覚えたので退屈な話も最後までジッと聞いたそぶりができるようになった。

 こうかけば、若い女の子達から失礼な輩といわれるかもしれないが、しかし彼女たちは美ボディをつくるためにエクササイスを行い、お肌の手入れに余念がないのであるから、そんな努力の成果を精々鑑賞してあげないとね。

 つまり男だったら車だ、鉄道だ、撮影機材だと、自分の周りの世界に関心を持つけど、女の子達の関心事は自分磨きなんだな。ありゃ猫の毛繕いと一緒だな。そういったら怒られちゃうか(笑)。

 

クロッキー帳NO38.から

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