Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング605. 小説:小樽の翆529.悶絶の汽笛

2022年06月04日 | Sensual novel

 

 小樽も心地よい季節になってきた。

半年ぶりといってもよいぐらい締め切っていた窓を全開すると、少し冷たい風を感じる。

翠は夜勤から戻ってきてまどろんでいる。

もう午後か・・・・

翠「アチキー・・・」

「もう起きたか」

翠「うん気持ちいい日だね」

「北海道は梅雨がないから、これからすごしやすい季節だよん」

翠「抱いて!」

「はいはい、飽きるまで抱いてあげます」

そういって翠の布団に潜り込む。

冷たい風が室内の冬の空気をさらってゆくみたいだ。

翠が股間をすり寄せてくる。

翠「起つかなぁー」

そういってアチキのパンツの間に手をすべらせてくる。

翠「あっ、堅くなってきた」

「女はペニスが好きなんだ」

翠「それは男の人が乳房やヴァギナを好きなのと一緒よ」

「なんだろうね、人間って」

翠「生殖生物!」

そういって翠のヴァギナが潤ってきている。

翠の骨盤が前後左右にしなやかに疼きだした。

・・・

翠「あちきー。いれてぇー」

翠のスウェットを脱がせて翠の膣にペニスを入れる。

次第に翠があえいでいる。

翠の肩で息づかいが荒くなってくるのがわかる。

翠「ああっ!、いい!!、とてもいい!!・・・・」

マサヒロ君を産んだ経産婦の翠の身体は、女盛りだ。

・・・

翠の腰が上下に激しく動き出した。

動くたびにペニスが奥に導かれてゆくようだ。

股間と股間がぴったりくっついて一緒にビクビクと動いている。

翠の膣が収縮を始めた。

最奥に吸い込まれてゆく!・・・。

亀頭に子宮口の動きを感じている。

健康な子宮だ。

翠「アチキ・・、いこう!」

翠「ハァーッ、ハァーッ・・・・アッ、アッ、アッ・・・アアアアアアア・・・」

翠の骨盤が激しく動く。

もう精子を一滴も漏らさず吸い込もうという感覚だ。

ハアッ、ハアッ、ハアッと翠の荒い息づかいが続く・・・。

そして声が大きくなってくる。

翠「アチキー・・・いってぅー、ハアッ、ハアッ・・・アッ、アッ・・・」

もうこれが我慢の限界・・・

翠「アアアアアアアアアアアア・・・・・・・・・」

撃ちはなすと、翠の甲高い声が長く遠くへ響く。

悶絶の汽笛のようでもある。

重なったまま、ゆるゆると身体から力が抜けてゆく。

・・・・・

しばらくすると・・・

翠「アチキー、耳を澄ませてごらん。他所からもあえぎ声が微かに聞こえてくるよ」

耳を澄ませると「ハア、ハァ、ハァ・・・・」

そしてひときわ甲高い声で、「アアアアアアアアアアアアアアア・・・」

聞こえてきた。機関車の汽笛みたいだ。

翠「やだん、あたし達も汽笛みたいだったかしらん」

春を告げる悶絶の汽笛みたいで微笑ましい。

窓を閉めるのも忘れて興奮したのだろう。

冬の閉鎖的な世界から逃げ出すように窓を全開している家が多い。

そんな悶絶の汽笛のようなあえぎ声が、あちらこちらから聞こえてきたら面白い。

「ハアッ、ハアッ、ハアッ、アアアアアアアア・・・・・」

「ウッ、ウッ、ウッ・・・・・・・・・」

・・・・・

春の汽笛、いや初夏の雄叫びといってもよい。

そんな雄叫びがあちらこちらから聞こえてきて、小樽の初夏をつげるのかもしれない。

そんなイメージを浮かべながら、翠の腹の上に重なってまどろんでしまった。

・・・

風が部屋を通り過ぎる心地よさがある、遅い初夏の始まりの小樽だ。

 

追記

ブログはいつもの架空の話に戻ったが、私はフィリピンでリアルライフだ。毎日叔父さんのトライシクルを自家用車がわりにして、フィールドへ出かけている。

映像は7月に編集してアップさせることにして、メモ代わりに書き留めておこう。

SONYα6600はフィールドで活躍している。2時間のフィールドワークで大型バッテリーの残量が40%になっていた。つまり1本のバッテリーでは1日映像撮影できない。こうなると2本同時急速充電器を持参すればよかった。さらにバッテリーグリップは必要だが、この機種にはオリジナルが存在しない。やはり純正品を出すべきだろう。機材開発企業は、多分フィールドを歩き回るリアリティが想像できないのだろう。

レンズは28mmから200mmまでフルに使うから、この範囲をカバーする焦点距離が必須。SONYフルサイズだとレンズはTAMRONの28-200mmの一択しかない。そんんなことを考えると、大方の機材は都市のなかで使うことしか考えていない事がわかる。

コメント
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