私から言えば冬の京都で良いのは、雪が降った時、正月明けのえべっさんや節分の頃の催事が行われている時だけである。それら以外の冬日は、ひたすら寒いだけであり、庭園も樹木が枯れて美しいとは言えず、当然撮影する被写体は少なく、とても散策する気分にはなれない。
最近は暖冬だから、京都も雪が降らない。残る見所は大きな催事だけとなる。これらについては、このブログでも随分書いてきたのでアーカイブ(注)を参照されたい。
つまり冬の京都は、大きな催事の頃以外はお勧めできないので「冬の京都」というコピーは、話半分ぐらいに聞いておく方が正解である。
寒いときは、家に籠もり暖かい鍋でもつついていた方が、お気楽だ。そんなことならば、全国どこにいても出来ることである。それに京都人も鍋をつつきに出かける。城崎温泉、福井や金沢へ蟹を食べに出かける。
もっと良い避寒は「冬のグァム!」。京都に泊まるよりは安い時もあるグァムなどの夏の気候の所へ出かけることだろう。風邪が治るし、かかりにくくなるというメリットがある。「冬の京都」よりは、こちらのほうがよりウェルネスだといえる。
そんなわけで、紅葉の時期が終わると、寒い退屈な冬が続くのである。このブログも10月21日から毎日書いてきたが、冬は時々お休みにしたいと思う。
ところで、今日の画像もツァイスのマクロプラナーを使用した。カリツとした締まりと抜けの良い、このレンズらしい写り方だ。もうこれ1本で十分とでもいいたくなるようなレンズである。
注:京都暮らし12.2009年3月6日~京都暮らし15.3月9日、
Landscape19.2008年1月25日~Landscape27.2月8日
京都市・高台寺 2009年12月3日撮影
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Makro Planar f2/100mm,ZF.
シャッター:1/125,絞りf4,ISO200,カラーモードF2.