Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編62. 温故知新の世界

2011年07月17日 | Kyoto city

 夕べも祇園祭・宵山へ、EP-2にバナライカ・マクロエルマリートを持参した。
 今年は宵山が土曜日なので、例年より人出が多い。ほとんど一方通行のラッシュ状態でとても撮影どころではない四条通の北側は、「しみだれ豚饅」を食べるのにとどめ、南側の比較的人出が少ない鉾街を徘徊していた。
 今日は、ライティングの設定を変えずに、AUTOで撮影してみた。マクロエルマリートは、線の細い繊細な味のある描写だ。結局今年の祇園祭は、もつぱらこのレンズだけで撮影していた。このレンズはの焦点距離は、予想外に 使いやすく、実用的なマクロレンズだ。ボディに付けっぱなしという人が多いのも、わかるように思われる。
 オリンパスの14-150mmズームレンズも、この上なく便利なのだが、長く使用していると、便利故に何故か飽きがくる。やはり歪曲収差の少ないスキッとした画面が得られる単焦点レンズに次第に惹かれてゆく。
 今後12mmの明るい単焦点レンズがでるので、こちらも是非入手したい。そうすれば手元には、12mmの超広角、標準レンズに相当するパンケーキレンズの17mm、そしてこの望遠の45mmマクロレンズとなり、これで大方の撮影をカバーできる小型軽量システムになる。
 今ではズームレンズが当たり前の撮影機材だが、これからは単焦点レンズのシステムが復活してくるのかもしれない。それは、今も変わらず製造を続けているライカシステムの考え方でもある。撮影機材の世界も20世紀に完成された、温故知新の世界なのであろう。
 今日は、祇園祭のハイライトである山鉾巡行があるが、日曜日でもあり、人出も多いのでパスしよう。蝉が鳴いている、もう夏の盛りである。

祇園祭宵山,2011年6月25日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f/2.8.
ISO200,露出補正-1/3,f3.5,1/125,iFinish

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私の小さな旅29. 幕張の心象映像

2011年07月16日 | field work
 現在の幕張新都心がある場所には、子供の頃の記憶がある。漁師をしている幕張の叔父が、「幕張の海に遊びに来ないか」と誘ってくれたのである。陽に焼け、海で鍛えたいかにも体格の良い漁師の叔父である。
 少し大きめの舟で叔父のたくましい腕で艪をこぎ、遠浅のような水深の浅い幕張の沖合に連れて行ってもらった。遠くには水平線と夏の名残のある陽射しが、記憶に残っている。私の幕張の心象風景であろう。
 今は、すっかり変わってしまった幕張新都心を徘徊している私の眼前にあるサインボードに書かれてある、「打瀬(うたせ)」という文字をみると、そんな昔の記憶がよみがえってくる。そう、ここは昔漁師の叔父の舟で連れてきてもらった、幕張の海があったところなのだ。
 今では千葉市立美浜打瀬小学校という名前に、かすかな昔の記憶を思い出す。そしてこのオープンプランを持った画期的なデザインの小学校は、あの建築家集団シーラカンスの代表作の一つなのである。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f/2.8.
ISO200,露出補正-1/3,f4.5,1/250,iFinish
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番外編61. EP-2の欠点!?

2011年07月16日 | Kyoto city

 京都は、祇園祭のピークである。昨日、今日と宵山である。今年は梅雨明けが10日程早かった上に、もう節電なんていってたら、熱中症にかかってしまうぐらいの暑さだ。関西はものすごく暑いのだから、事故でもないのに勝手に電気を止めないでよ。全く東京人の発想には、あきれるよ。
 そんな昨日の夜、宵々山に出かけた。今年は天気がよかったためか、例年より人の出足は大変多い。宵々山でこんなこんな人出だと、明日は、歩けないほどだろうか。
 手元には、E-P2にバナライカ・マクロエルマリートレンズ1本だけ持参。このレンズは、夜の撮影ではどんな案配だろうかという興味があった。
 相変わらずこのレンズの写りは良い。他方E-P2のボディとバナライカ・マクロエルマリートの組み合わせは、時折コントラストの低い被写体だとピントを大幅に外して、なかなか合わないことがままあった。このあたり被写体の認識の甘さがE-P2の欠点!?、なのかもしれない。
 となれば、E-P3に少し過剰な期待をしてしまう。多分AFのスピードよりも被写体認識力だと思うけどな。
 明日は山鉾巡行だが、暑いから行きたくないですね。

四条通,2011年7月15日
OLYMPUS PEN E-P2,M.Zuiko Digital ED9-18mm.
ISO200,12mm,露出補正-1/3,f2.8,1/100,iFinish

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私の小さな旅28. 風土的対応

2011年07月15日 | field work
 最近ブログの早出が多くなった。当日のブログが、前日の夜9時過ぎにはアップしている。その理由は、暑くなってきたので寝るのが早くなったからである。夜10時すぎには寝ているだろう。
 最近、家に帰ってから風呂に直行し、湯上がりにウィスキーを飲みながら、ブログを書く習慣である。その後CS放送のナショナルジオグラフィックとか旅チャンネルを見ながら寝てしまうわけだ。そのかわり朝は6時に起きている。
 京都の朝は大変気持ちがよい。暑い風土だから概して京都人は、早起きの習慣があるようだ。朝早く起きると、いろいろな仕事が片づくので、効率がよいという側面もあるだろう。
 そんな朝早く、撮影機材を抱えて街の徘徊をしたら面白いかもしれないと、以前は考えていた。だが横からの強い光は、画面のコントラストが高くなり、意外に朝の撮影は難しかったという記憶がある。だから、朝は雑事をかたづけるのが調度良いのかもしれない。そして当然大学にも、一番に行く。事務員より早いときもある。
 そうしたくて、したわけではなくて、昼間の暑さを避けようという風土的対応であろう。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS PEN E-P2,M.Zuiko Digital ED9-18mm.
ISO200,12mm,露出補正-1/3,f5,1/80,iFinish
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私の小さな旅27. ついポチッと!!!

2011年07月14日 | field work

 撮影機材のなかには、時間が経ってから中古価格があまりさがらないという機種がある。あるいは時間が経つほど評価が高く、十分今でも使えるのでは、といった具合にである。フィルム時代のオリンパスペンFTとか、OM2SPといった種である。
 それらは、ペンFとOM1の二代目である。初代も優れているが、オリンパスは、二代目に大変実用的機種が登場するようだ。私などOM2SPなど喉から手が出るほど欲しかったという記憶がある。
 まあ、何を言おうとしているかというと、デジペンのE-P2は、時間が経っても傑作ではないかと思うからだ。なによりデザインが良い。昔のオリンパスペンFには、軍幹部にダイヤルはなかった。そのダイヤルを見せたくないばかりにボディに沈めたのは正解だった。ところがE-P3で平凡にも軍艦部にダイヤルを設けてしまった。あれは一寸疑問だ。ガイドナンバー値の低いフラッシュなんか外付けで良いのだから、E-P2同様のダイヤルとしてほしかったね。
 実際に使用していても、E-P2は、しっかりつくりこまれた感覚が感じられて心地よいし、プロ並みに撮影する人向きの仕様になっている。個人的には、3インチ液晶モニターへ数多くある機能のなかでデジタル水準器を搭載したのはその証左だろう。だから時間が経っても利用する人は多いのではないか。そして今は価格が安くなってきたからお買い得であるし、今買っても損はしないと思われる。
 E-P2は、AFのスピードも速いわけではないが、といってプロスポーツの撮影をしない限り、あまり問題はない。だから、デジカメとしては、これからも長くつかえるプロダクトだと思う。私のE-P2はバナ・ライカレンズが付けっぱなしの専用ボディになりそうだ。
 そう思いながら、先日予約したE-P3が届くのが来週である。一寸軍艦部に突出したダイヤルがある賑やかなデザインは、いまいちだが、まあ使い勝手が大変良くなったというので・・・・ついポチっと!!!してしまった。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f/2.8.
ISO200,露出補正-1/3,f4,1/125,iFinish

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私の小さな旅26. ライカの個性

2011年07月13日 | field work

 このブログは、大きくはデザインの話と撮影機材の話と、二つの話題がある。さて今日はどちらにしようかと画像を探していたら、見落としそうな画像があった。これは機材論だな。
 この画像は、バナのライカ・エルマリートで撮影したものだが、よくみると樹木の赤い葉が大変綺麗に撮されており、こういう控えめで落ち着いた、それでいて線の細い描写は、フィルム時代のライツMのレンズの頃からみられた。初見では、これがライカ!?、と首をかしげたくなるが、よくみていると次第にライカレンズと気がつくといった案配だ。あまり解像力だシャープだといばりちらさないところが、ライカの個性なのだろう。
 前にも書いたが、このレンズは、オリンパスE-P2のブラックボディに大変よく似合う上に、45mmという焦点距離が建築の撮影には使いやすいので、今では付けっぱなしである。
 それは、最近ボディとレンズの組み合わせに関心がゆくはめとなり、秋発売のオリンパスペン・ミニのシルバーボディに、24mmのシルバーレンズが似合いそうだ。それにシルバーの液晶ファィンダーをつけようという意図があり、次なるターゲットにしている。それは小さく軽く、それでいて優れた性能であり、そんな姿は、どこか知的な空気が漂うでしょ(笑)、と想像を膨らませている。道具は、それをチョイスする人間の意識を反映するとすか(自画自賛)。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f/2.8.
ISO200,露出補正-1/3,f3.2,1/125,iFinish

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私の小さな旅25. バックヤードのデザイン

2011年07月12日 | field work
 今日の画像は、マンションの廊下側のデザインである。通例廊下側は、建物の裏といったむき出しのデザインでつまらない空間だが、これはルーバーと避難用バルコニーがアクセントとなり、結構良いデザインで廊下側をうまく目隠ししている。それにルーバーで外の喧噪が意識的にワンクッション緩和されて表通りのファサードとして成立している。今後のマンションには、普通に導入して欲しい廊下側、すなわち パックヤードのデザインである。
 総じて幕張新都心全体で、古いマンションや団地にみられるむき出しの廊下側のバックヤード空間に神経を使っているようだ。バックヤードという存在感が目立たなくなるようにそれぞれが工夫を凝らしているものが多い。
 ところで、例年より10日程早い梅雨明けである。締め切った京都の町家に帰ると、デスクが暖かくなっている。 今日は、そんな暑いことぐらいしか話題がない。街には、 祇園囃子が 聞こえ、大通りでは鉾立てが始まっている。今週末は宵山・山鉾巡行である。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f/2.8.
ISO200,露出補正-1/3,f3.5,1/250,iFinish
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私の小さな旅24. 気落ちの日々

2011年07月11日 | field work
 週末、名古屋の地下鉄のホームで、ガムを調子よく噛んでいたら、口の中に異物感を感じたので、ガムを取り出したら、 昔虫歯の治療をした歯が途中から折れていた。 調度ネジが途中から折れた案配であり、こんなのどうやって直すのだろう。 でっ、しげしげと折れた歯を眺めているうちに、オットットと落としてしまい、折れた歯は行方知れず。痛くはないのだが、食事に違和感がある。そんなわけで、今日は歯医者である。
 長年使用した身体の一部が、突然欠けてなくなるというのは、悲しくもあり、情けなくもある。気落ちの日々である。
 それにしても梅雨明けの京都も名古屋もすこぶる暑い。ドロドロに汗ばんだ身体を、夜風呂に入ってスッキリするのだが、そのときはもう眠くなっている。
 こういう暑くて気落ちした日は、寝てすごすほかなさそうである等と暢気なことを書いていたが、今週は原稿をまとめてから、プレゼンテーションがある。
 さて、このワイドズームも大変シャープだ。オリンパスからOM時代にあった建築写真必携のシフトレンズでも出ないかな。10~12mm位だと使いやすい。でも装備が重くなるからいらんか!・・・。あっ、そうか、今はプログラムで直せるんだ。そのほうがデジタルペンに相応しいだろう。是非そんなブログラムが欲しいね。     

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm,f:4-5.6
ISO200,9mm,露出補正-1/3,f5.6,1/160,iFinish
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PEN LIFE402. 思わず、下手くそ!!

2011年07月11日 | Kyoto city
 翌25日、JALホテルの最上階の朝の和食はよかったので腹一杯たべてしまった。さてお腹一杯だから部屋に帰って昼寝でもしたい気分を押さえて、再び小樽通いである。
 今日は小樽中心部の近代建築をたっぷりご馳走になろう。後で数えたら二日間で80カ所以上は撮影に納めたが、それでも辰野金吾、長野宇平次、岡田信一郎という近代建築重鎮達の合作である日本銀行小樽支店を見忘れた。あら、残念。
 さて画像は、中央通りと色内通りの角に位置する日刊北海道経済新聞社(旧安田銀行小樽支店)であるが、表の窓ガラスにはめ込まれた看板からすると地元飲食店が入っているようだ。すぐに取り外せる看板だから許せるが、やはり店の存在がわかりにくいのだろう。もう片面の建築ファサードの窓は、厨房があるためかパネルで目隠しされていた。
 それにしてもこの近代建築にカニ・寿司のレストランは、似合わない。看板なんか掛けるぐらいならば、もっと店の中がみえて、高い天井にクラシックな灯りでも見えるようにすれば良いのにと思われた。思わず、下手くそ!!、と叫びたくなるような再生デザインであった。
 近代建築は、既に用をなさなくなったものが多く、残すのであればどう再生利用するかデザインの腕が問われる。神戸元町では、近代建築にラルフローレンが入っていたが、あのクラシックテイストのブランドは、なかなかお洒落であり、建築と街並みによく似合っていた。
 ところで、小樽中心市街の大半の建築をISO8000で撮影していた。昨晩の札幌の夜景を撮影したときの設定のままだったのだ。気がついたのはお昼近くだった。これがPEN E-PM2だと見るからに破綻するが、 OM-Dの踏ん張りで画像は荒くなるが、なんとか絵にはしてくれたようだ。やはり撮影機材の進化を感じさせてくれる。
 小樽中心市街地は、多くの人間達が撮影しているので、私がわざわざブログに書くこともあるまい。そうそうこの近代建築の場所は道路の拡幅計画があるらしい。いずれ消え去るのかな!?。

小樽市,2012年6月25日
OLYMPUS OM-D E-M5,M.ZUIKO DG 9-18mmF4-5.6
ISO8000,焦点距離12mm,露出補正-1/3,f11.1/4000iFinish 
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私の小さな旅23. プリンター不用論

2011年07月10日 | field work
 バナライカレンズの画像は、いかにもこのレンズ特有の心地よい鮮明さだ。常時ボディに付けっぱなしにしておきたいほど良いレンズだ。といってWEBにアップするときは、画像データ量が8MBのjpg元画像が400KBと1/20以下に縮小されているので少しわかりにくいかもしれないが。
 私の場合、画像を講義用に使うほかにブログぐらいにしか、使わないのであるから、元画像はその程度の画像情報量で十分なわけ。デジタル画像の高画質というのは、プリントするときに必要なのであろう。
 私の場合、出力は手間もかかるし、出力ペーパーの保存やファィリングも面倒だし、それにプリンターのインク代がすこぶる高いという最大の要因があり、結局出力しないことにしている。私の感覚だと、インクは1色100円以下でないと、使う意欲がないですね。
 だから仕事で画像を使うときも、Indesignで編集し、PDFファィルにして液晶プロジェクターにかけるわけだから、 今では撮影画像に関しては、ペーパーレスの習慣が身についてしまった。
 一体人はなんのために、撮影するのだろう。そして何故出力するのだろう。さらには、プリンターって必要あるのといった疑問がわいてくる。iMac1台がデスクに凛と置いてある姿は大変格好が良いが、これからケーブルでプリンターとつながると大変駄作なる。プリンターなんて見えないところにおいて、Air LANでつなぐほかないだろう。
 つまり今のPC環境で不用なものは、プリンターということになる。あれってランニングコストが馬鹿馬鹿しく高いし、場所をとるし邪魔だ。今ではCanonのPixus9900iが用紙の送り機構が不具合になって以来、修理に出すのも面倒だし、結局ますます使わなくなったけど、別に不自由ではな
い。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f/2.8.
ISO200,露出補正-1/3,f4.5,1/250,iFinish
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私の小さな旅22. 節電という名の経費削減

2011年07月09日 | field work
 昨日は、大学の仕事を早引けして家の用事をすませるべく帰ったが、京都の街の暑いのなんの。まあ、二時間ぐらいは仕事にならなかった。どうやら梅雨明けのようだ。
 今日は大学院の推薦入試なので、ゆっくり仕事をして夜涼しくなってから家に帰ろう。
 こんなに暑くては、節電なんてとても無理!!。もうバシバシ電気を使って快適な環境をつくりましょうね(笑)。
 私の大学のアトリエも冷房がはいっているけど、設定温度が高く効くのは午後になってから。だから私は、入っているエアコンを無視して、窓を開けて午前中の涼しい外気を入れています。そのほうがはるかに快適ですから。つまり節電をすると余計に電気がかかりますけど。
 先日嵯峨野線に乗ったら節電でエアコンがあまり効かず車内は蒸し暑い。それでも窓をしてめいる不思議。だったら窓をあければ涼しい風がはいってくるではないですか。その方がよほど節電になりますけど。なぜか勘違いの節電ですね。以前の電車は、エアコンなどなかったから、夏はみんな窓を開けていたと思いますが。
 だから、そんな勘違いの節電に協力するのは、無意味であり馬鹿馬鹿しいですから、皆さん!節電はやめましょうね。どうも節電という名の経費削減が本意ではないですか。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm,f:4-5.6
ISO200,9mm,露出補正-1/3,f7.1,1/200,iFinish
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私の小さな旅21. 意味付けられた空間

2011年07月08日 | field work
 幕張新都心は、結構見所があって面白かったのだが、当時の印象が薄れてきたのか、筆が進まない。
 幕張新都心は、大規模団地としては、結構多彩な建築デザインが行われており、多分居住者にとっても、この街に移り住みだした頃は、新しい街へきたというワクワクとした実感があったのではないか。それにこの街は、 それ自体がヨーロッパを思わせる、我が国では珍しい中庭型の建築群で構成されている。だから街を歩いていても、どこか空気が違うという感覚だ。あえていえば、住宅団地固有のたいくつな単調さがないということだろう。
 これが普通のマンションだと、そんな気分的余裕はないだろう。さあ、これから頑張ってローン返すぞー!、といった殺伐とした気配だけが新居住者の背中から立ち上がってくるかのようだ。そんな光景を、以前都心の新しい平凡なマンションで見かけた。
 ローンはともあれ、住まいには棲む楽しさが必要なのである。成長を記した柱の傷、暗い廊下、学芸会の舞台になったりもした縁側、といった具合に、それは住まいが、家族と住んだ生活のなかの記憶や思い入れの宿る、意味付けられた空間だからである。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm,f:4-5.6
ISO200,9mm,露出補正-1/3,f7.1,1/200,iFinish
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私の小さな旅20. 黄金ボリューム

2011年07月07日 | field work

 撮影機材には、両手で包み込める心地よい大きさがある。このサイズは、 大きくもなく小さくもない微妙なボリュームであり、密に詰まった機能と美しさと気品が漂う。そんな黄金分割ならぬ、黄金ボリュームというのがあると思われる。
 その典型例がフィルム時代のコンタックスG1である。小さなボディに優れた性能がギュッと詰まっている感じがし、大変心地よいボリューム感のある優れたデザインだった。そのボディサイズが(W)133mm×(H)77mm×(D)42mmであった。
 同様にオリンパスペンFが127mm × 69.5mm X 62.5mm(38mmf1.8装着時の寸法しかWEBには記載がなく、おそらく30mm一寸と推測)である。大変忘れ得ぬ機材として、人々の心に残ったのである。
 そして現在のデジタルペンE-Pシリーズが、この黄金ボリュームなのである。 E-P1及びE-P2は、120.0mm×70.0mm×35mmであり、新しく出るE-P3は122.0mm×69.1mm×34.3mmである。いずれも両手で包み込める大きさでありながら、大変優れた性能をもっている。
 それは無駄な贅肉がない知的な空気、さらに言えば、このプロダクトをチョイスした人の感性や見識までもみてとれてしまうかのような空気を漂わせながら、多くの人々に受け入れられている優れたプロダクトデザインである。
 それにしてもDGマクロエルマリートは、心地よいシャープさだ。それは威張るわけでもない泰然とした空気といったらよいだろうか。画像をよくみると、心地よい発見をさせてくれるかのようだ。ブラックのE-P2とスタイルがよく似合う。
 それにしても、我ながらフォーサーズシステムの肩を随分担いでいるなと苦笑い。今日は七夕だったのかと雨空を見上げながら思う。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f/2.8.
ISO200,露出補正-1/3,f5.6,1/400,iFinish

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私の小さな旅19. 頭の中は!?・・・

2011年07月06日 | field work
 画像は、幕張新都心の続き。でも頭の中は!?・・・オリンパスデジタルペンのニューモデル。
 でっ、まあ操作性が向上したトップモデルのE-P3のブラックボディをゲットしたいな。そのほうが操作が同じになるので使いやすいだろう。
 そんなことを考えているときに、 一昨日、量販店に立ち寄り、「店員さんに説明しましょうか?」などと声をかけられたのが運のつきで、E-P3のブラックボディを予約注文してしまったた。仕様は変わらないのであるから、初期故障も少ないだろうし、使い勝手も良くなっているので、使いやすいだろう。
 そして秋にボディの重さ200gそこそこのE-PM1のボディを手に入れて12mmのシルバーの単焦点レンズをつければ、持参しても小さく軽いのだし、撮影の場面でレンズ交換をしなくて済むからええではないか、という考えが頭をよぎる。仕様をみるとオシャレなデザインでプロモーションしようという魂胆が見え隠れするが。 
 ふと思ったが、このブログでデジタルペンの撮影素子はフィルム時代のハーフサイズと同サイズだと書いた。従ってデジタルペンの撮影素子サイズ1230万画素を2倍のフルサイズにしたら、 2460万画素 となり、フルサイズのデジタル一眼レフの撮影素子の大きさになる。つまり1画素あたりニコンD3Xと同じ性能を有する撮影素子が、デジタルペンに使われていると思うけどな(笑)。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm,f:4-5.6
ISO200,9mm,露出補正-1/3,f7.1,1/200,iFinish
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私の小さな旅18. ファッション性を意識したね

2011年07月05日 | field work
 建物をゆがませずに全体を撮したいので、水平垂直に気をつけながら、 9-18mmの広角ズームではこんなアングルで使う。時には画面の下半分は、トリミングしていもよいだろう。となると14mm位では不足で、やはり9mmが活躍するわけだ。それにこのレンズは、シャープだ。
 そんなことを書いていたら、デジタルペンの新型機種が出てきた。E-P3はAFが俄然早くなったので、試みたいところだ。まあブラックボディあたりを買いですね。
 またE-PL3はなんでパナソニックみたいな弁当箱にしたのだろう。一寸旧従来機種のE-PL2と比べてデザインが落ちますね。これならば、デザインがよい従来機種で十分だな。そのほうが価格も安くなるだろうし、従来機種がお奨めかなと思うが、実際はさわってみないとわからない。
 新たにE-PM1というのがでてきた。実感としてどれぐらい小さいのだろう。小さい割にはすごい性能だけどコンパクトデジタルみたいなデザインだ。どうしてこっちの方向に進むのだろう。コンパクトデジタルは、もう売れないというデータでもあるのか。シルバーのボディにシルバーの24mmレンズを付けたらすごく小さくて格好は大変よいだろう。
 総じて性能は上がったけど、E-P3以外は一寸オリンパスの個性が少し弱くなったというのが、最初の所見である。E-P3は半月後の発売だから、まあ実機をさわてみないと本当のところはわからない。
 それにしても、多分にファッション性を意識したね(笑)。

幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm,9mm,f:4-5.6
ISO200,9mm,露出補正-1/3,f6.3,1/200,iFinish
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