Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1553. 12年目の夏

2018年08月16日 | diving

 2007年8月16日に、このブログを書き始めて今日で12年目の夏になる。これまで11年間書いてきた。まあそれだけの話なのだけど、一応このブログの記念日になる。

 当初たてた目標が、写真と文章は私が制作したオリジナルでゆくことだった。画像の方はどうしても自分では撮れない数カットがあったが、文章はすべてオリジナルだし、引用したものには注をつけている。だからほぼ初期目的に沿ってきた。

 長くブログを書いているブロガーは結構多い。一体何がそんなに長きにわたって書いているのかを考えると、やはり日記という形式が大きい。日々の観察や出来事や感じたことや考えたことを気軽にメモをして行く。言い換えれば、私達は毎日観察すべき対象や書くべき出来事に数多く遭遇しているわけだ。

 空間系の人間だから、X、Y、Zの3軸で定量化できる世界に慣れ親しんでいる。そういう人間が文章に接すると実にフニャフニャしていると感じるときがある。つまり一人の人間の意識次第で正論でも反論でもどのようにでも論理がたてられる。どのようにでもというところに、文章たる所以があるのだが、そこへどのようにでも演じられる人間の意識が絡まると、もう私には魑魅魍魎の世界。

 そんな魑魅魍魎を相手に12年の月日がたった、ということだろう。

 

沖縄県慶良間諸島東アラリ

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/7.1,1/125

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PEN LIFE1552. 3つの環境

2018年08月15日 | diving

 さて画像は、珊瑚の一種。沖縄では珊瑚が死滅しつつあると社会的には騒がれたこともあったが、海の生態系は結構堅固で当然増えているところもある。その総量は、生態系がわからないので、ハッキリとはつかめないと私は考えている。多分沖縄本島周辺といった特定の場所を経年変化で観察しての話ではないかと思われる。

 珊瑚に穴が空いている。これはもちろん魚類などが住処とするためにあけたわけだが、さてここに何が住んでいたかということは興味深い。つまり蟹などと共生していたか、珊瑚を食べるレイシガイによるものなのかはわからない。

 珊瑚は生き物だから、卵によって孵化し、成長し、やがて死滅するといった海の生物の生態循環を繰り返している。当然海底をみれば、珊瑚がバラバラになった死骸が数多く散乱していることもある。

 人間は、三つの環境を理解している。第1は地上の環境であり、比較的生態系がわかってきた。といって生態系のすべてが解明されているわけではない。

 第2は水中の環境である。もちろん生態系などがわかるのは、まだまだ先の話である。つまりあんまりよくわからない世界だ。

 第3は宇宙の環境である。もちろん少しはわかりつつあるが推論の域をでず、とても理解できている状況ではない。例えば生物がいるのかいないのかで議論になっている状態だ。

 これらが人間が暮らす環境である。環境の生物の生態というマクロ的なとらえ方は、近年ようやく解明が着手されたにすぎない。人間の環境に対する理解は、まだその程度なのである。

 海洋生物といったときに、人間の食物に供することが関心の中心だ。だから近大マグロと騒がれている。食べられなければ興味がないです、というのが人間の第2の海洋環境に対する現在の認識だ。それは当然すこぶる低い話なわけだ。

 まあそれじゃーあ、いかにも人間の都合主義だし打算的だよね。やはり海洋生態学の進展が必要だと我々は考えているけど。

 

沖縄県慶良間諸島ナガンヌ島ガメラ

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/10.1,1/200

 

 

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番外編374. ハード・ロック・かき氷!!!!

2018年08月14日 | field work

 さて昨日は大阪まで出かけた。国土交通省近畿地方整備局という堅い役所だ。さしあたり書類チェックで提出方針をさぐる話し合い。このクラスの役所になると書類は出せばよいというわけにはゆかないから何回も通うことになる。すいているこの時期が一番良いわけだ。役所はお盆休みがありません。それはありがたい。

 さて猛暑の大阪だよ。ここまで来たら、中崎町の堀内カラーへ寄ってフィルムの現像をだし、中崎町から天六辺りまで街を徘徊してきた。このクソ暑いのにホルモン焼きやたこ焼きの看板が毒々しい。それにビールや冷酒は体を冷やさないばかりか暖めてくれる。このクソ暑い時にそんな店にゆくわけないだろうがぁー。もう何考えて商売してんだよ。

 だから体は脱水状態だ。こういうとき水分補給なんていうのは最近の社会の口癖だが、そんなものは大して役に立たないということをあえて申し上げておく。

 夏の猛暑のなかでは、暖まりきったペットボトルの水分補給程度では効果は薄いと私は断言する。水分補給しても体を冷やさなければ意味がない。熱射病で倒れた人間は氷で体を冷やしてブドウ糖の注射だぜ。だから重要なのは暖まりきった体を内部から一気にマイナス温度で冷やすこと、そして糖分の補充だ。

 それにはかき氷が最適なのだ!。冷たい氷で体を冷やし、上に載せられた練乳やアイスクリームで糖分を補給するわけだ。元気を回復したければ、これしかない。ところが街中にかき氷屋が意外にないのだ。あの「氷」と書かれた暖簾はどうしたんだい。唯一天五中崎町商店街に2件あったがやはり列ができている。

 天六商店街をあがり地元喫茶店でかき氷をみつけた。550円とは良心的な値段だ。コーヒーゼリーの下がかき氷だ。安いから昔のふわっとしたかき氷ではないのは我慢しよう。一口飲み込むと、おおーーっ、痛烈な冷たさがずきんと頭にひびく。もう冷えすぎというぐらいに、めちゃくちゃに冷えていて口の中が痛い。しかし、これで元気回復したのだ。あっあー効いたぜ、さっすが食い道楽の大阪、やることに半端がない。

 街からかき氷屋がなくなる数に反比例して、熱射病で倒れる人種が増大したのではないかと私は考えている。珈琲チェーン店のフラッペだったてぇー、しゃくらくせえ!、そんなもんで体は冷えない!!。日本の猛暑はズバリマイナス温度のかき氷!!!、ハード・ロック・かき氷!!!!、な・の・だ。

 

大阪市天神橋筋6丁目

iPhon7s

ISO32.露出補正0,f/1.8.1/24

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PEN LIFE1551. お盆休み

2018年08月13日 | diving

 さて画像の黒い魚は、スズメダイの一種だが、なんのスズメダイか?。

 模様からすればシコクスズメダイ。手前にいるのは通例なら沖縄の魚であるデバスズメダイか。模様にこだわればアサドスズメダイ。模様だけではわからないことがあるから、iPadと図鑑を抱えて喫茶店で半日考える幸せな時間をくれる部類か。

 台風ジョンダリ接近で、潜ったポイントは魚が少なかった。ふと気がつくと魚眼レンズのはずなのだが、2倍のデジタルテレコンバータになっていた。まあ魚が近接でとれたのは幸いなのだが。

 話題は変わるが、お盆だから京都市内にも関東人風情が多い。というのも電車で下りようとするときに出口に人がいると、慇懃な声で「すみません、とおしてください」と悲鳴が上がる。冒頭に、誤る必要もなくへりくだり「すみません」とつけるあたりが関東風なのだが、その愛想のなさが喧嘩でも売っているかのような空気が回りに漂い、いかにも関東風だ。京都人なら、柔らかい声で「ちょっと通しておくれやす」なんだけどさ。

 日経流通新聞を読んでいたら、平成ラストサマーだって。平成も最後の夏なので、この期に平成生まれがリゾートバイトやら都市イベントやらを契機に婚活をしようというわけだ。こちらは、はぁー!?、ですよ。30歳まで彼氏・彼女がいないことのほうが問題だとは思うけど。

 あらーーっと思って最後の紙面を読むと、プチテラスハウスが流行っている。でっ、これも東京都・荒川区の話だ。よくよく読むと、この新聞は、みんな東京の話ばかりではないですか。東京で流行っていても関西で流行っているわけではないからねぇー。

 東京で話題になれば全国区だという盲信が恐ろしい。それは東京帝国主義とでもいいますか。京都人は、「ひがしのきょうと(東京都)」という認識だから、末端のみやこでなんか騒いでいるぐらいの理解だけどさ。

 私は大学勤務時代、お盆休みは3週間ぐらいずらしてダイビングに出かけたけど。お盆休みは余暇の貴重な時間だから、家庭サービスや実家帰りぐらいでつぶすのはもったいない。

 だから大学に勤務していた頃は、8月のお盆休みの時期は出勤して大学で仕事をしていた。実はものすごく静かで仕事がはかどるのですよ。そして街も静かだから昼飯を探すのには少し苦労するけど、行きつけの喫茶店にゆけば結構人のたまり場であって、ランチにありつくことができた。おかげでお盆の頃の1日が、とても幸せな気分になれた。都市の様々な密度はこれぐらいで調度よいのだろうと思った。

 そうなるとお盆の時ぐらいの人口で都市機能が調度よいとすれば、帰省した人はもう戻ってこなくてもいいですと、トランプウォールならぬ壁でも設けて遮断しちゃえばよいのに(笑)。

 つまりお盆の時の人口配分で都市の密度は調度よい。となるとそんな国土の密度計画がありそうだ。そうすれば東京一極集中、地方の低迷などという問題もなくなると思うのだが・・・。

 

沖縄県慶良間諸島ナガンヌ島ガメラ

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/7.1,1/125

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PEN LIFE1550. 思いつくままに

2018年08月12日 | diving

 立秋が過ぎた。だから秋が起きてくる。青森市のねぶた祭がおわると秋の気配だという一文を読んだ記憶がある。今年は青森へ行こうかと考えたが、ついにゆく機会がなかった。またねぶた祭の空気を感じそびれた。

 昔、真夏に北アルプス涸沢へ出かけたことも多々ある。標高2,300mは寒いぐらいの気候であり大変心地よい。しかし下山して暑い地上に戻ってくる時がうっとおしい。そこが信州の難儀なところだ。涼しい体験をした分、また暑さに戻ってゆくのわけであり、いっそ秋まで下山しなかったら心地よいだろうと思った。

 京都市内は先週までの39度の日が続いた頃から、最近では例年並みの32度の夏に戻った。もう一月近く雨が降らない。今週からお盆休みだ。当然スポーツクラブも休みなのだが、役所はやっている。このすいた頃合いに懸案の書類を大阪へだしにゆこう。

 このブログも、沖縄から戻り書きためていたストックがようやく消化した。書きためると気候の話がずれてゆくのだ。

 さてブログのトップ画面では2週間分のブログをアップしている。時折通覧して、できるだけ色彩的に偏らないように画像の配置に変化つけているつもりだ。そうしないとダイビングのブルーの画像ばかりになり、それでは単調でしょうというわけだ。

 そのブログが、最近FBとリンクしない。だから手動で行うのだけど、いったいどうしたんだい。

 お盆の始まりで民族の大移動が始まった。新幹線も満席がばかりだ。国内ならどこに出かけても暑いだけの季節である。あまり出歩きたくない頃だ。

 この日のダイビングは、60mmのマクロレンズをつけていた。しかしピントが合わない。そんなこともあり、結局水中には持ち出さなかった。そろそろE-M1もMark2へ更新の時期かもしれない。レンズとボディはあるんだ。ハウジングがないのだ。

 思いつくままに書いた。そうするとブログになる不思議。暑いからまとまった内容で書こうという意欲がない。

 

沖縄県慶良間諸島ナガンヌ島ガメラ

OLYMPUS E-M1、M ZUIKO DG ED60mm F2.8 Macro

ISO200,露出補正-1,f/6.3,1/1250

 

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ZEISSの空気37. 事務屋のプライド

2018年08月11日 | Okinawa

 薄暮の那覇空港では増設工事をしている。現在2本目の滑走路を造成中でありビジター数が著しく増加していることを示している。なにしろPeachでゆくと空港管理区域のなかの無粋で暗い倉庫がターミナルというすごさだ。もちろんこの区域にビジターは出入りできないので、シャトルバスで那覇空港と連絡している。これが本数が足りなくてトロいんだ。だから那覇空港へたどり着くのに飛行機を降りてから1時間近くかかったこともあった。

 目下役所へのA4版の申請書類を書いている。ふと思うのだが事務屋はA4版の空きスペースがデスク上にあればよいのだ、ということに気づかされる。最近では、それがノートパソコンに置き換わっているわけだが。それ以外のスペース(デスクの下も含めて)は多くの書類が山積みとなっているわけだ。

 そんな小さなスペースで大は国家戦略の構想にはじまり、画像にあるように空港の増設工事や、小はゴミの回収方法などに関する書類を営々と書いて一生の大半をつぶすことになる。その書類を書かなければ、物事は始まらないし、稟議もできないし、そして仕事も終わらない。そして役目を終えた書類は倉庫に送られ何年か後に廃棄される。それは企業でも同じであり、そうした価値観のなかで一生をすごすなんざぁ実に忍耐強い人種だと思う。

 といって事務屋は空間をつくる仕事に直接関わるわけではない。しかし事務屋にいわせれば、書類がなければ予算も付かないし、工事だってできませんよ、ということになる。そこに事務屋のプライドもあるのだろう。広く解釈すれば、世の中のすべての物事を行うのに際して大量の事務書類が発生しているわけだ。

 終日書類作成をしながら、事務屋のプライドに思いをはせていた。個人的には、こんな仕事は、あまりやりたくないが・・・。

 

那覇市那覇空港

SONYα6000,ZEISS Vario-TessarE4/16-70mm

ISO500,焦点距離50mm,露出補正-0.3,f/4,1/80 

 

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PEN LIFE1549. 水中撮影

2018年08月10日 | diving

 画像は、海底の模様が波に反射していて面白いし、いかにも沖縄の海の色を感じさせてくれる。いつも、こういう画像をとりたいと思っている。

 最近は海底の地形に関心が向く。ダイビングの限度が水深40m迄の世界だから、その範囲で見られる地形に限られているが。それに上からの光が届く距離や水の透明度が関わるので大きな地形全体を撮影することは物理的に難しい。オリンパスに魚眼レンズを付けたのも、当初地形を撮りたいとする考えがあった。

 試論として、水中の光の条件が悪いところで、地形全体を捉えようとすれば、デジタル機材の高感度に依存し後処理で捉えられるだろうかという課題がある。

 そうなると重たいニコンD5の類いは無視して、SONYα7S2のISO10万(拡張でISO40万)が目に付く。そしてPhotoshopで後補正することになる。光は水深20mを越えると格段に低減してゆく。だから高感度画質が必須。さらに水中では透明度も低く地形のコントラストが低いので、後補正で修正しきれるかという疑問も沸く。実際地形を撮影している画像はWEBではあまりみかけない。

 そんなことを考えるのも、実は手元の機材のメンテナンスがとどこおっていたので、今ひとつ画像が冴えないからだ。まあ手入れすればよいのだが実に面倒な事に気がつく。

 というのも機器をメンテナンスしていると、ハウジングの傷とか、デジカメの撮影素子の輝点を発見することがある。特に後者は、しばしば撮影素子に起きる現象であり、最近では輝点の隣の情報で機材が補正してくれる。輝点は、デジタル機材が古くなるとほぼ必ず発生するといってよく、それはレンズの傷よりもいやな感じである。

 さて水面遠くにみえる小さな黒い色は船だろうか、それとも撮影素子表面の汚れだろうか、隣接画像をみると汚れだと判断できる。Photoshopで修正するのがてっとりばやい。

 このブログで気軽にアップさせている水中画像も、そうした試行錯誤の結果である。容易には撮影できない水中の世界なんだけどさ。

 

沖縄県慶良間諸島前島大丸

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/8,1/160

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番外編373. メタファーのデザイン

2018年08月09日 | Photographic Equipment

 大学時代に建築を勉強しつつ、プロダクトデザインを少しだけ勉強してきたから、ニコン新型ミラーレス・ニューモデルのデザインが気になるところだ。だが既に公開されているテザー・プロモーション映像では失望の色が濃い。いやそれは少し失望させて実物が登場したときに感動させて購買に結びつけようとする戦略かもしれないと推測したが、今は少し失望感がぬぐえない。

 その理由として、過去の優れたデザインを踏襲しつつ現代の感性でプロダクトデザインに活かすという方法が最近の傾向なのだ。カーデザインをみてもそうだし、撮影機材でもライカM10などはサイズまで過去の様式にこだわってきた。ニコンだって過去の優れたデザインを踏襲したDfがある。そんな最近のデザイン傾向を、ここではある時期のデザインを暗示させる現代デザインという意味でメタファーのデザインと定義しておく。不思議な事にメタフーのデザインは、みていて飽きないのだ。

 そのニコン新型ミラーレスにあまりメタファーのデザインを感じないのだが情報不足のためだろうか。昔の一眼レフと同じ大きさにするということは、やはりメタファーのデザインが加味されてもよかったのではないだろうか。それがテザー映像では感じられないのですね。

 そんなわけでモータードライブ付きのニコンF3にリバーサルフィルム・プロビアを入れて、いまだに撮影にでかけることがある。もちろんリバーサルフィルムをデジタル化しても、デジタル機材とそん色はなく綺麗な画像になるわけ。 

 それと最近撮影の攻略本を立ち読みしていたら、画像の修正は撮影機材側ですべて行う、という言葉に唖然とした。あんな小さなモニターをみながら修正するなんざあ、Macの大画面でPhotoshopの修正を常としている私には信じがたいことだと思った。

 撮影マニアは、そんなPC音痴の志向があるので撮影機材は次第に複雑になってゆく。それがデジタル一眼レフに私が嫌気がさす理由かもしれない。たかだか1枚の静止画をとるのに、そんな多機能はいらないでしょうと思う。撮影機材は、シンプルな機能と堅固なボディと長持ちするバッテリー、そして感触が良い操作があればよい。あとは大画面を見ながら、PCで修正する話だ。第一印刷用の画像ならPCに持ち込まないと画像の修正は不可能でしょう。

 シンプルな機能、それはかってのフィルム機材が持っていた機能である。デジタル化してから目的の機能を探すのに小さなモニターを何回もスクロールさせるなんていうのは、現場によっては不可能よ。だから私はフィルム機材をいまだに持ち出すのだろうと思う。

 メタファーのデザインといったとき、それは外観が過去の資産を現代風に継承するだけではなく、機能面においてもシンプルな機能にまとめつつ高性能である、といった使い勝手の話も含まれるのである。

 それにしてもフイルム機材のモータードライブが巻き上がる感触にはまるよ。そんなのデジタル機材では経験できないからね、まさに、しびれるーーーという感じだ。それに今日の画像であげたモータードライブを付けたニコンF3のスタイルが精悍だ。こんなエッセンスを現代の解釈でデザインして欲しいのだが、それがメタファーのデザインだと思うけど。

 

追伸:ASOBiingというサイトに、発表前のニコン新型ミラーレスのリーク画像があった。小さい事は確かだが、あーーあっ、このなんのポリシーも感じられない中途半端なデザインか。あえてマウントを変える必要もないのにですね。初見でまずバッテリー不足になることは明らか。私は、これ欲しくないです。ニコンでは他機種も同時開発中とあり、さらにキャノンでもフルサイズミラーレス開発中とあるので、全部出そろってからのチョイスでよいでしょう。

 

出典: https://play.asobiing.com/nikon-z-mount-info/#jp0805

 

SONYα6000,Carl Zeiss Vario-TessarE4/16-70mm

ISO2000,焦点距離35mm,露出補正-1,f/8,1/60

 

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PEN LIFE1548. 相変わらずのクマノミ

2018年08月08日 | diving

 ようやく京都市内も、最高気温連日39度から平年並みの猛暑34度に戻った。昨晩は、熱帯夜の予報だったが実は24度で風があり大変涼しいのだ。昨晩だけは窓を開けて寝られたぐらいに風が入り込む。この大きな落差は、一体どういう風の吹き回しなのだろうか。台風の影響だろうか。随分極端な変化だと思う。

 そうなると映画だ。AppleTVで予告編を見ているうちに、あらフィルム機材ニコンF3報道仕様にモータードライブ(MD4)を付け、レンズは多分AI Zoom Nikkor35-200mm/F3.5-4.5だな。あれって結構格好が良いではないか。なにしろ映画のなかではすでにデジタル機材ニコンD2があった時代だ。

 こういうのに簡単に引っかかって邦画レッドナイトイーグルにつきあう羽目に。だって寒冷地はフィルムが破断するのでモータードライブは付けないだろうとか、探るとストーリーはうさんくさいところ山盛りなのだが、このあたりが日本映画のちゃちなところか。

 それにしてもこの時代に広角から望遠までのズームレンズがニコンから出ていたんだ。非球面レンズが製造できなかった当時としては、ニコンが開発に創意工夫をした高倍率ズームレンズだった。手元のCanonEF28-300mmレンズと見比べながらあこがれてしまうあたりが機材マニアの悪しき習性だ。今ではヤオフクで1,000円から競売がスタートしているが高くても美品で1万円以下だろう。

 もう一つ見た。イギリス映画で「EYE IN THE SKY」。無人偵察機や超小型ドローンを使用した現在の戦争の実態といえばよいか。プロモーションでは世界一安全な戦場だそうな。レンタル料100円かと思い気楽に見たが予想外に面白かった。

 さて画像は、相変わらずのクマノミ。この魚は、どこにいっても、そしていつも海草の中にいるんだな。ホントにどんな生態をしているんだろうか。

 そんなこともあり、那覇市内のジュンク堂で海洋生態学などの軽い本でも読もうと探した。4册の海洋生態学の専門書はあったが、それだけであり概要版なんかない。つまり未研究の分野に等しいということだ。魚の生態など、地上の動物と比べれば、まったくといってよいほどわからないことが多いようだ。

 さて今日は、台風通過といっても首都圏のことであり、関西圏には全く関係がない。ああっ、雨が欲しいですね。もう、ひからびそうです。

 

沖縄県慶良間諸島前島大丸

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/7.1,1/125

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PEN LIFE1547. 京都市内は全国トップクラスの暑さです

2018年08月07日 | diving

 7月の中旬から下旬にかけて2週間、京都市と名古屋市は最高気温38度、39度の日が2週間続き台風で一息ついた。

 そして先日の週末は連続して39度の気温だった。夕立でもきて雷の一つも聞きたいところだか空にはそんな気配もない晴天。向こう一週間は全く雨の降らない日が続く。京都市内は全国トップクラスの暑さなのだ。

 同時刻の最高気温をみると、東京なんかまだ34度じゃないか、暑いといっても人間の体温以下でしょう。東京人が暑いといっているのは、その程度!。京都市内は、それより5度以上も高く人間の体温をはるかに上回る。京都市内へ県外から沢山遊びに来るけど、事実をしらせなくてよいのかね。しらんよ熱中症でバタバタ倒れても。

 実際京都市内を歩くと、風はなく体全体に日差しが射すように痛い。まあ30分も外を歩くことはできません。実際京都の人は外に出ません。私も家中のエアコンをフル稼働させて閉じこもっています。

 京都市内は気象台の予報より実際の気温は高いです。市内の気象台は都心から外れた円町だし、あのあたりは北側に山が迫っているので、市内の実態とはほど遠いのですね。だからいつも低めに発表されるのです。局地的にはiPhoneの予報が実感に近く正確かな。

 昨日、月曜日の京都は3度気温が下がり36度。風が出てきて少しいつもの夏になった。それとて猛暑ですが、今度は夜の気温が25度以下にならない熱帯夜が続く。昨日は前線が横浜あたりにいて豪雨で新幹線が遅れているというメールがあり、こちらはうらやましい限り。

 台風13号が進路を本土に向けてきた。ありがたい、これで名古屋から京都を縦断して雨を降らせて街を冷やして欲しいのだが、どうも首都圏の方か、本土をかすれてゆき、関西には来ないという私の断言どおりの展開だ。気候からすれば風台風でしょうけど、それでも本土に近づくのは3日先のことか。

 さて画像は、キホシスズメダイかな。暑くて調べる元気もないですね。勝手に想像してちょ。

 

沖縄県儀志布島カーリー岬

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/7.1,1/100

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PEN LIFE1546. 京都市の最高気温39度

2018年08月06日 | diving

 たいした魚はいなかったが、亀にはよく遭遇した。地味なタイマイか・・・。

 さて私のオリンパスE-M1とハウジングを狙っている輩がいる。魚ではなく人間だ。 

 「おおっ!、おいてくのか?」、「あっ!!、いけねぇー、忘れるところだった」とこちらもこの機材への愛情が薄れている。というのもこのE-M1は時々設定が勝手に変わり、水中でこちらを慌てさせてくれることがよくあるのだ。そのあたりが愛情が薄い理由なのだが。

 それに最近の気分として水中ではハウジングがかさばるしうっとうしい。そうなるとあれしかない、ニコンAW130、この後継機種であるW300。

 そしてこのニコンは評価されるが2番人気なのだ。多分画質が今ひとつだろうか。だがハウジング不用ストロボ付きで30mまで潜れ、マクロ機能まであり、BCDにぶら下げていることを忘れさせてくれるほど小さく軽く大変実用的機材だ。画質の悪さはPhotoshopで修正するのだから関係ないさ、というわけだ。

 今のオリンパスハウジングは、大きい、高い、かさばるの3悪。だから私の今の考えはハウジング不用論ですね。

 話題は変わるが、ニコン新型ミラーレス機が次第に姿を現しつつある。グリップ部分が少し上へ突出しているのがあまり良いデザインとは思われないし、左側の大きなダイアルは右の方が使いやすいし(左手はレンズとボディを支えているんだよ)、ペンタ部分の四角い突出が現在のCanonミラーレスと大変よく似ており、今一つでなんだかねぇー・・・、またやっちまったか・・・かな!?。

 そのキャノンもフルサイズミラーレス機を開発中との噂。おそらくこの9月には両メーカーが鉢合わせをするのだろうか。私はオリンパスですでにミラーレス歴9年目だから、いまさらという感じもするが、ちなみにこのブログのダイビング画像もミラーレス機で撮影してますが、使い勝手はよくなるけど写りが特に変わるわけではないですから。

 最近の撮影機材は、ニコンDfとかライカM10のように、過去のデザインを進化させたメタファーのデザインがユーザーに支持される傾向にあると思われるが、それがニコンの情報に全く感じられないあたりが失望の原因かな。ただボディの質感はよさそうだ。それにしても全貌が見えないとわからないことばかりだね・・・。これだけ気を持たせたのだから、とびつくニコンマニアはいるだろうけど。

 それにしても、たかだかマウントを変えたぐらいで、そんなに大げさな事かね。こちらは各社出そろったらボチボチ候補を決めようかと・・・。

 まあ手元のツァイスレンズ用にフルサイズのデジタルボディが1台あれば便利だろうし、私にはニコンF3フィルム機材とシステムで使える程度の利点があるだけ。やはり大型バッテリーを搭載しないと、ミラーレスは電気を食うので使い物にならないと思うけど。オリンパスOM-Dだってバッテリーグリップ必須だからね。

 昨日の京都市の最高気温は39度だった。そんなわけでブログも散漫なんですね。

 

 出典:ニコンホームページ

 

沖縄県慶良間諸島前島大丸

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/8,1/125   

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PEN LIFE1545. 天気図

2018年08月05日 | diving

 ジョンダリの影響もあり、もちろんいつものダイビングポイントではないし、水は水上から見ると綺麗なのだが、水中での透明度は低かった。やはり台風で水は濁るし、魚も少ないようだ。例外的にクマノミはいつも海草のなかにいるが沖縄のカラフルな世界は希薄。それでも二日間、あの京都の酷暑を忘れられていたのが、なによりも快適だった。

 そうなると、京都から南の島へのあこがれがジワジワと立ち上がってくる。画家ゴーギャンをあげるまでもなく南の島願望というのは、だれにでもありそうなテイストなのだろう。

 というのも南の島だから暑いというのは先入観念であり、実際は京都の方が9度も暑かったのである。暑いことと日差しが強いことは別であり、暑さに関わりなく緯度が低いのだから日差しは本土よりは強いわけ。

 さてジョンダリが消えて、次は台風13号サンサンが発生している。高気圧のヘリに沿って進むので、関西地方に来る可能性はないと私は断言しちゃう。それに変わり南方海上に1004mbの低気圧がある。これがやがて台風14号となり、位置からすれば関西に来る可能性があるかもしれない。といってそれらの話は1週間先のことなので、それまでこの猛暑ですごさなければならない。もちろん雨も降らない。やだねぇー。

 天気を調べるときは、最初に天気図をみる。それで大きな構造がわかり、あとは属地的な話だ。

 高校生の時、地学の授業でNHKラジオ第2放送の気象予報を聞いて天気図をつくる授業があった。全国の測候所が観測した気象情報をもとに天気図をつくるわけだ。これが結構楽しくて、ついには気象庁に出かけ過去の気象予報をもとに天気図をつくる練習をしていたわけだ。

 ラジオでは「浦河、北東の風、風力3、曇り、気圧1008ミリバール、気温25度・・・ウラジオストク・・」といった具合にアナウンスされ、それを天気図用紙にメモしながら、あとで等圧線を作成し天気図ができる。淡々とした大変聞きやすいアナウンサーの声は。今でも記憶に残っている。

 現在は、合成音声で放送だが、すでに天気図がWEBで提供されるので、そんな面倒なことをする必要はない。

 そんな現在の天気図をみると、太平洋高気圧の勢力範囲が東側に偏っている。その空いた空間に中国大陸部からの高気圧が次々とやってきて日本上空で停滞しているため猛暑を招いていることがわかる。太平洋高気圧の勢力範囲が後退しているので、台風にとっては好き勝手な進路が取れるので逆コースの台風などがやってくるわけであり、別にこれだけで異常気象とはいえない。

 では何故大平洋高気圧が後退しているのかは、もっと大きなスケールで捉わないとわからない。

 そんな気象庁の概略天気図をみながら猛暑をすごしている。本日の京都市内の最高気温38度、那覇市31度、北京市34度、広州市31度、ウラジオストク23度、モンゴル自治区25度、ウランバートル21度・・・うーーん!、どこが暑さの元凶だろうか。

 

沖縄県渡嘉敷島東アラリ

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/8,1/100  

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ZEISSの空気36. 琉装

2018年08月04日 | Okinawa

 今回の沖縄では、ダイビングの他にもう一つ目的があった。それは沖縄の民族衣装である琉装の画像を採取することである。もちろん沖縄料理店や首里城に行けば琉装の女性達はいる。そこまでつきあっている時間は、こちらにない。

 そう思っていたら、夜飲み屋のアルバイト客引きで20代の女性が琉装でいるではないか。やはり若い子が着ると大変美しい。これだよ私が理想としていたのは。なんだ簡単にいるではないか。しかし見とれていて撮影しそびれた。

 しょうがないから、那覇市内の琉装店に出かけて撮影したのが今日の画像であり、孫のポケットマネーで買える85歳の長寿祝いの琉装だ。お店はなんと97才の琉装まで用意されている。しかし20代と85才では私のイメージとは違いすぎるが、まあこれしか画像がないしええか。

 琉装も、いまはインクジェットプリンターによる彩色が圧倒的に多い。私が見た飲み屋の客引き姉ちゃんもインクジェットプリンターで出力したものだが、それでも若い子が着ると大変美しいわけです。

 那覇市立工芸館にでかけて、名工達による琉装をみた。写真撮影禁止とあったので密かに撮影してMac上で見比べてわかったのだが、名工達の琉装は、京都友禅の技法を取り入れ染めで仕立てており、彩度が低く大変上品だ。どうですこの渋さは、いいでしょう。沖縄の技術も本土には負けていませんよ。そんなメッセージを感じたのだが、はて!?、と首をかしげた。渋い上品な色合いならば京都にも沢山あり、それは見慣れている。はて京都と同じ事をしてなんか意味があるんだろうか!。もちろん値段は0が二つつくぐらいに高価なのだが。一度も誰も袖を通すことがない工芸品ですか・・・。それは工芸品の域を外れているよな。

 工芸の世界には、日常品から、毎年三越で行われている日本伝統工芸展に展示される超高級工芸品に至るまでの1ウェイのヒエラルキーがある。だからみんな頂点を目指して頑張るわけだが、それってなんか違わない!?。だってそんな超工芸品をどこで誰が使うんですか?。そんな疑問がわいてくる。一度も袖を通すことがない着物や、料理が盛られることがない器ばかりでしょう。

 柳宗悦は、用の美をといた。日常生活のなかでこんなに美しい道具が数多くあることを指摘した。それをしった工芸職人達は美を追究すれば高く売れるんだと解釈した。それに美の追究は楽しいではないか。そこで工芸作家が誕生し、ひたすら技を磨き頂点を目指している間に用の方はとんと忘れ、誰が使うかなど全く考えず、ひたすら超工芸品の技に自己陶酔する世界になってしまった。だから私は、日本の工芸界が1ウェイのヒエラルキーだと解釈しているのである。

 工芸館のビデオの中に、琉球染めの着物による帯留めの和装の画像があった。和装だから本土と同じスタイルだ。これ京都人には、ぴんとこないなぁー。京都と同じ事をやらかすと、衰退産業になりますよ。

 琉装は下寰、胴衣、表衣で構成され、帯ではなく紐で結び、広襟を返して返襟というのが正装なのだ。だから7月18日のブログ「南の島の話」でも書いたけど、ナンパした若い女の子とオカンが翌日琉装で貴方のホテルに表れ「嫁にもらってくれてありがとうございます・・・」、なんてやられたひには、あなたはイチコロでしょうというわけだ。

 例えプリント柄であっても琉装は若い女の子が着たら大変美しい。誰が着るかが重要であって、どんな技でつくるかは二の次さ。日本の工芸界や工芸作家の多くは、そこを勘違いしていませんか!?。

 さて昨日の京都も39度の日が戻ってきた。そりゃ肌が痛いぐらいに違和感を感じる。暑さをいいわけにして、仕事を放り投げ終日エアコンを効かせ寝ていたです。

 

那覇市原國商店

SONYα6000,ZEISS Vario-TessarE4/16-70mm

ISO800,焦点距離20mm,露出補正-0.3,f/4,1/60 

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PEN LIFE1544. 台風12号ジョンダリ

2018年08月03日 | diving

 京都のこれまでに経験したことがない酷暑に辟易し、突然二日間だけ夏の端境期に沖縄へダイビングに出かけた。

 今回のキーワードは台風12号ジョンダリである。

 沖縄へ出かける前々日夜半から早朝にかけて関西地方を異例の東から横断し、我が家の鉢植えを倒してくれて、中国、九州を通過し、沖縄本島に北から接近するのかと思いきや、種子島あたりで停滞するという、通例とは逆の進路を取った。いまだに消滅せず中国を目指しているようだ。

 その影響を受けながら、飛行機の出発は2時間遅れとなり、沖縄では例外的な西風となり、西向きのアリガーケーブルやドラゴンレディなどは波があるため潜れない。そのためダイビングポイントも通例とは異なり、多くは東側のイレギュラーなところになる。なかにはアジュメール号の船長が昔潜った懐かしのポイントなどもあり、なんじゃそこは!?、とインストラクターも初めてよときた。潜ってみるとあまり魚がいないじゃん、人気のないポイントなのだろう。

 そんなわけで、沖縄も湿度が高く蒸し暑い日が続いたが、それでも最高気温31度と猛暑の京都ほどではなかった。

 台風は、地上の温度が高いところを進む。だから猛暑の京都や大阪を通過するというのは、台風にとっては合理的な進路だ。地上の熱が乏しくなると停滞して消滅するという話を船長から聞いた。台風は暖まりすぎた地上を冷やしてくれるわけだから地球上の温度調節の役割を果てしていることになる。

 そのために京都ではあの38度、39度の猛暑を吹き払ってくれたことは確かだし、京都も例年並みの夏に戻った。それでも厳しい暑さに変わりはないが。

 朝、珈琲をすすりつつ僅かに入る風を感じて夏だなと思うようになった。ようやく体が、通例の夏の暑さになれたのか。短かったけど酷暑で狂わされた体調回復には貴重な時間だった。予報では、また週末38度の日が続く。今度の日曜日は39度だそうな。何で今年はこんなに暑いのか・・・。

 

沖縄県渡嘉敷島東アラリ

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.7,f/5.6,1/60  

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