Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork793. 京都・春火鉢

2023年05月16日 | field work

 春火鉢とは、春になっても置いてある火鉢のこと。暖かい春の日が続いたかと思ったら突然1日だけ寒い日がやってくる。だから寒い日もあるかもしれないというので火鉢をだしたままにしていた。そんな春火鉢の日に撮影した。しかし桜が咲き始めていた。
 今日は歩くビジターの後ろ姿を借りて街の空気を描こうと努めた。従って動きがないカットは、ものすごく短く編集してみた。一寸テンポが速かった。
 いつも同じ散歩コース。というのも京都の中で祇園界隈が古都の空気を唯一残しているからだ。実をいうと京都の古都が面的に残されているエリアは、伝統的建造物群保存地区ぐらいしかない。それは祇園、小さいけれど上賀茂と嵯峨野だけである。あとはお寺さんを別にすれば、街の中に一寸だけ残された民家といった具合いに点在しているだけ。これらをのぞけば古都の空気は消えてしまった。
 それでも街が小さいから、ほぼ毎日古都の空気を吸いに散歩している。映像の練習を兼ねて・・・。そうすると古い建築群が季節によって、また光によって少しずつ違って見える事もある。そんな違いが撮影出来れば面白いけど・・・。
 もう一つ散歩コースが決まっている理由がある。家で仕事をしていて珈琲の飲み過ぎで出歩くから当然トイレにゆきたくなり、それが調度よく祇園界隈の散歩コースに点在している。それと街への眺望が樹木の間から見え隠れするあまり人の来ない喫煙所があることもあげておきたい。椅子に座り街を眺めつつスマホでチャットをしているのが日課である。ここは高台寺の敷地内にある。
 心地よいというのは、さっきまで学術論文の校正をしてPDFファィルで送り安堵していたからだ。完全原稿ですといって提出したまではよかったが、再度見直すと13カ所も訂正すべきところがあって愕然としていた。丁寧な大学教員の取り計らいで校正時間を設けてくれて救われた。
 この日東京では、10輪程の桜の花を確認して2週間早い桜の開花宣言がなされたが京都ではすでに樹木毎咲いていた。
 そしてアメリカ・シリコンバレーの銀行が破産したために、上昇を続けていた銀行株が値下がりしたことをメディアが報じていた。だから桜の木の下には死体が埋まっているとする梶井基次郎の小説を思いだしていた。

高台寺の喫煙所

京都・春火鉢 HD 1080p
SONYα6600、E10-18mm/F4.0,OSS
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Fieldwork792. どちらかといえば春霞の始まり

2023年05月15日 | field work


 今日の映像が即日アップされるのはYouTubeだけ。というのもこのブログは3か月ほど書き貯めて予約投稿にしています。だから今の時期は初夏ですが、私のブログ上はまだサクラの季節が始まっていないとする遅れた季節感覚です。
 最近の私のブログは、1/3が官能小説、1/3がフィールドワークの映像、1/3がエッセイと3テーマが展開しています。本当はブログと映像のタイミングを合わせたかったが気づいたときは遅く、後の祭りでした。だから、そのまま走っています。
 今日の映像撮影日は3月7日、日中の気温は15℃近くまで上がり意外に春が早い感じの頃でした。明日は20℃近くまで気温が上がる天気予報。ランドスケープは、少しボヤッとしている春霞みの始まり。そんな日が春はしばらく続く。そうなると酷暑の夏も早いのだろうか!?。
 途中で映像関係者が3人がかりで店舗撮影をしている光景とすれ違った。やはり大型ジンバルに大きなモニターがついた機材を抱え、照明係ともども複数のスタッフが、揺らさないようにジンバル歩きで撮影していた。まあ商業撮影は大変ですね。私は他山の石と思い通り過ぎた。
 そして木屋町を下ってゆく頃、高瀬川沿いの飲食店の灯りが点在し、大きく開かれた窓から店内の様子がわかるのが面白かった。これはまだ撮影してなかったな。
 春霞はじめの夕方の頃でした。そんな画像を見返すと、三ヶ月前は映像撮影も随分と下手だったなと感じる昨今です。まだジンバルになれていない頃の撮影でした。

どちらかといえば春霞の始まり HD 1080p
SONYα6600、CarlZeissPlanar50mm/F1.4ZF、iPhone13pro.
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ドローイング736. 小説:小樽の翠648.幕間 春の空気を描こう

2023年05月14日 | field work

 5月にアップしたブログ(2023年5月1日)だから春の風景が欲しい。小樽もこの頃春の兆しがあるだろう。ならば春の色で。
 今回は感性に従って描こう。だから下書きはしない。そして色を置くところだけ筆で水彩紙を湿らせておく。
 最初に背景となる彩度の低い色から置いてゆこう。水を含んでいるから、絵具は表面張力で適当に広がってゆく。さらに色を加えれば、それらが混ざり合って違う色になったりするのも面白い。すべては水次第だ。このあたりが透明水彩絵具の素晴らしいところだ。
 そして色を置いたら完全に乾くまで放置。急ぐときはドライヤーで乾かす方法もある。透明水彩絵具は、水彩紙の湿り具合や乾き具合によって描くテンポが違うのだ。特に奥の風景に、手前の風景と描き加えるときは、下地を完全に乾かそう。もし水が必要ならば筆で必要な箇所に水分補給する事もできる。
 さて絵具が乾いたら手前の樹木を書き入れよう。そして樹木の断面は円形状態の立体である事を表現しておこう。ホワイトで側面を描いて多少立体的になるか・・・。ここのアングルは遠くから眺めているので樹木は細い。だからすこし立体感的な様相が見えたら筆を止めておこう。このアングルならば、その程度でよかろう。
 それでブログのイラストとしては、春の空気に近づいたと思われる。
 こうしたイラストを描くとき、一番最初に何をどのように描くかとする基本的考え方が大切。春の空気といってもサクラを描けば良いというわけではないし、写実的に描けばよいというわけでもない。モチーフや描き方は感性次第。だから感性に従って春の空気を表現しましょう。

ドローイング7.透明水彩画,ランドスケープ HD 1080p
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ドローイング735. 小説:小樽の翠647. 幕間 クロッキーの着彩

2023年05月13日 | field work

 5月9日のブログでアップしたイラストの制作過程を映像化しました。
 人物のこのブログ・官能小説:小説小樽の翠ではクロッキーで描いたスケッチを多用してイラストを描いている。そのクロッキーは数年の間に3,479枚のストックがあり、100人を越えるモデルさんの裸婦を描いていた。というのも私は男性は勉強していないので描く気分ではないからだ。
 昨日のブログでも書いたが人物を描く基本は、人体デッサンにある。コスチュームの人物を描くにしても、下書きは人体が描けていないと人物画にならない。人体の理解のないまま、コスチュームを描くと風船になるということは昨日のブログでも述べた。だから人体のデッサンぐらいは、少し勉強を続けている。
 人体を描く以前に芸用解剖学の理解が必要になる。体表面の筋肉は体の動かし方によっては表出するからだ。皮下脂肪の厚い女性でも大臀筋は大きく立派というほかなく、そして腸腰筋ぐらいは目につく。そうしたいくつかの筋肉は理解しておかないと人体にならない。
 ブログのイラストでクロッキーを用いた着彩方法は2つある。
 1つは映像で示したようにクロッキー時のボリューム感などを活かすために描画をスキャンして着彩する場合。もう一つはクロッキーを下敷きにしてトレースし着彩する場合がある。前者はクロッキー時のリアリティが残されるし、後者は新たにボリューム等を整えて描くので、人物描写に手を入れやすい、といった長短の特性がある。
 また日本人の気分として恥ずかしいから性器をホガすというアホな輩がいる。私にいわせればちゃんと性器も正しく描くべし。というのもモデルさんは剃毛までしてくれているから、ちゃんと描かないとモデルさんに対して失礼である。そんな場面に遭遇すると日本人は、事実を遠ざけ隠すことが好きな人種だと思われる。
 そんなわけで人物画の基本である人体デッサンは、必要な勉強なのである。

ドローイング6 HD 1080p
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ドローイング734. 小説:小樽の翠646.幕間 人物画について

2023年05月12日 | field work





 例えば綺麗な衣装(以後コスチュームと呼ぶ)を着ている女性の姿は、よくモデル会のモチーフにされるが、衣服であるコスチュームを描きたかったのはわかるが、それが風船のように膨らんでいる絵画になっている。コスチュームには人体の一部が現れている。それら現れた断片を繋いでゆくと1つの人体になるとするリアリティが人物画には必要です。
 そのためには、人体デッサンの解剖学の勉強が必要になります。通例人体デッサンは裸体です。それはギリシャ彫刻ミロのビーナスの紀元前の時代から始まっている人間の美意識といえるかもしれません。
 人物画は最初に裸の人体を下書きとして描く。その上にコスチュームを描く。こうすることで人体が衣服をまとった人物画になる。
 フランスのドラクロワの絵画を思い起こして欲しい。この絵画のリアリティは、最初に人体のデッサンが的確に絵かがれているからです。実際ドラクロワは、多数の裸婦デッサンが残されている。
 あるいはレンブラントやダ・ビンチの「モナリザ」も同様でしょう。ダビンチは自ら解剖学を勉強したから人体も相当に勉強してきた。恐らく最初は裸体のモナリザを描いている(裸婦の下書きは残されていない)はずです。その上にコスチュームを被せており、それが今世界の注目を浴びている。
 従って西洋絵画、とりわけ人物画は最初に裸の人体を描く勉強が必要です。それをしてこないとコスチュームを描いても風船のような人物画になってしまいます。
 このブログでも人体をイラストに多様しています。このようなことはデッサンを学び美大出身の人間達ならば、みんな知っている事ですね。

出典:https://www.louvre.fr/en/what-s-on/exhibitions/delacroix-1798-1863
1)Eugène Delacroix, Liberty Leading the People-1830.
2)Bathsheba - Rembrandt - 1654.
3)Leonardo da Vinci :La Joconde-1506.
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ドローイング733. 小説:小樽の翠645.幕間 パレットの話

2023年05月11日 | field work

 ブログ5月4日でアップさせたイラストの制作過程を映像化しました。
今日は画材の話を書いておこう。
 絵具をストックしておいたり、溶いたり、混色してりするパレットはクリエイションの大切なツールだ。
 小学校の授業・図画工作の時間に絵を描き終えたら、児童達は自分達のパレットを熱心に洗っていた記憶にある。しかしその先生が美大出身ならばパレットを洗いなさいとは言わないはずである。プロの画家ならば誰でも知っているが、バレットは洗わないのが原則。
 私の昔の知人の東京藝大出身の某先生は、水彩絵具を描き出してからもう何十年もパレットは洗わないという話を聞かされたことがある。バレットには低彩度の絵具が山盛りになって残されていたのである。これを洗ってしまえば微妙な色が出来なくなるからだ。画家によっては廃業ものである。
 パレットには絵具が複数に混ぜ合わさった結果、彩度の低い綺麗な色がパレット上に残る。それは、新たに絵具を混ぜて出来る色ではない。だからパレットは洗わないというのが原則だ。
 だから私も原則としてバレットは洗わない。しかし例外もある。洗わずに使い続けていると灰色の色ばかりになることがある。それも綺麗な色ではあるが、デザイン系の私としては発色が悪いので意を決して洗浄する場合がある。
 その後に描き始めた水彩画は、当然色が落ち着かないし、グレー系の絵具の色ばかりになってしまう。このブログでも3月1日の「青森のリュウ君の家へ」、3月2日の「ハコダテホンセン」と題するイラストがパレット洗浄後に描いたイラストだ。私の意図が反映される色が出るまで数回位は、こうした冴えないイラストが続く事になる。まあイラストだから許されるだろうと思っている。
 数回パレットを使うとようやく少しだけ意図した色が残されている。これから先が楽しみな色が出てくるかもしれない。バレットには、そんな面白さがある。

ドローイング5 HD 1080p
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ドローイング732.小説:小樽の翠644. コウさんの忍薬

2023年05月10日 | field work

 深夜のナースステーションのお菓子タイム。
だから翠のところへ晃子さんとコウさんがやってきた。
晃子「どどっ!、どうなったん!!、ヒヨドリの服部君とは!!!」
コウさん「ウン、ウン、正式に結婚しちゃったん(*^▽^*)」
翠「ハアッー!?」
晃子「つまり婚姻届けを出したんだ!!!、めっちゃ早いじゃん、どんなんして?」
コウさん「この間ね、服部君に妊娠したよって話ししたら、彼は唖然としていたの。それでこれが婚姻届けよって出したらサラサラと書いて印鑑押してはい!、おしまい!!」
晃子「何でそんなに簡単なん?」
コウさん「休みの日に彼のアパートにいったの。ウフフ!、休日エッチかなって期待していたもん。でね彼のアパートが学生時代からのままで、トイレ・キッチン共同の三畳一間だったの。いまどきそんなのがあるんだと思って私びっくりしちゃった。だから私が小樽に部屋を借りて、一緒に暮らそうよっていって駅裏のマンションを借りたの。そんなのもあるかなぁー」
翠「決め手は住まいだったわけだ」
コウさん「もちろん、だって私妊娠したんだもん。いまのうちに全部決めなきゃと思ってさ・・・」
晃子「決め手は住まいだけ?」
コウさん「媚薬もあるかな。実家が滋賀県甲賀市なのね。昔から忍者が使っていた媚薬があるんだ。今でも生薬「朝熊の万金丹」なんかは売っているけど・・・」
翠「媚薬?」
コウさん「甲賀の里は昔から薬作りが盛んだったのね。甲賀の忍びは、町人や商人になって諸国を渡り歩きながら旅先で薬を売って、全国の情報を収集していたわけ。だから忍薬もあるの。飢渇丸・水渇丸、敵を眠らせる薬、眠気を覚ます薬、敵を痴呆状態に陥れる薬等いろいろあるのよ。もちろん媚薬もあるわ。彼に体にいいからって甲賀の媚薬を飲ませたら、すっごいギンギンに勃起して効果絶大だったのよ。それで決まり!!!」
晃子「絶倫系の服部君に忍者御用達の媚薬!!!。そりゃすごいだろうなぁーー」
コウさん「だってさあ飲ませたから朝まで寝かせてくれないほど、やりまくったもん。私膣がすり切れそうだったよん・・・」
(*^▽^*)
翠「じゃあ、服部旬子になったわけだ」
コウさん「書類上はね(*^▽^*)」
晃子「忍びを祖先にもつと素早いねぇー」
コウさん「忍びのDNAかしらん!!!」
(*^▽^*)
・・・
夜中とはいえ寒さを感じなくなってきた小樽である。
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ドローイング731.小説:小樽の翠643. ツカモッチャン先生とデッサンの話

2023年05月09日 | field work

 小樽のストリートで、ツカモッチャン先生と鉢合わせした。
小春や明菜や美希姉ちゃんなど7人の子供達を育てた。それに翠の息子のマサヒロ君も小学校の頃からツカモッチャン先生の美術準備室に居候させてくれた。もちろんその頃から美術の手ほどきを受けたぐらいだから、マサヒロ君はいまやデザイン事務所を経営するまでになった。
ツカモッチャン先生「この間大学の美術系の先生との交流会があってね。そこで大学の先生が今の学生達はデッサンを描かない傾向が顕著なんだって嘆いていたですよ。なんでも受験で実技試験科目を外すと突然志願者が増加するんだって」
「デッサンを描かない学生達が美大にきてどうすんだろうね?」
ツカモッチャン先生「私のように教員になるだけならいいでよ。でもクリエイションする意識まで失われたら芸術の人間じゃないですねぇー」
「クリエイションは。コンピュータがしてくれると思ってるんじゃないですか!?」
ツカモッチャン先生「デッサンが描ける能力があるからコンピュータもいじれると思うんですけどねぇー・・・」
「感性で判断する発想がないよね。建築なんか構造計算する前にこれなら持つとか持たないとか感性で判断する部分がありますね」
ツカモッチャン先生「感性を訓練するというのは学校教育では美術音楽ぐらいしかないですよ」
「日本は科学の教育を真面目に追究した。だから感性は邪魔だという発想かなぁー」
ツカモッチャン先生「科学だって感性の産物ですよ。宇宙がどうなっているかなんて数式で追求したその先に感性が働くんですから・・・・」
「デッサンの世界には、感性だけど論理があると思うんです。例えば裸婦が立ってポーズをしている。そのとき何を描きますか?、という話と同じです」
ツカモッチャン先生「僕なら水平の地面にモデルさんが垂直に立っている。だから安定している。その事実を描きたいですよね。それがデッサンでしょう。それ以外の表現方法や技術的な事は経験を積めば誰でも描けてくると思うんです」
「私も、そうだと思いますよ。それが社会では形どうのこうのとか色使いがどうのこのとか、全然関係ない方向へ指導するもんだから勘違いアマチュアを量産してるところがありますね」
ツカモッチャン先生「絵がうまいという言葉があるでしょう。小学校で絵がうまいと言われたら周りから尊敬されますよね。でもデッサンをしないで絵が描けるはずがない。それが勘違いの始まりでしょうね」
「世の中は、そんな勘違いがまかり通っているんですよ。それで大人になって絵がうまいというのが自信になっているところがありますよね。でもデッサンが出来る人から見たら、それは裸の王様みたいに恥ずかしい世界がまかり通っている」
ツカモッチャン先生「私も小学校の時から絵がうまいといわれていたので大学へいったら、画家の先生から『君は周りから絵がうまいと言われませんか?』そう質問されたんです。そしたら『君は勘違いしたまま人生を送りたいのですか?』といわれて私は、顔から火を噴く思いでした。私は、すっかり勘違いして絵を描いていたことに気がついたのです。それからデッサンを猛勉強しましたよ」
「あやうく勘違いのまま人生を過ごすところだった。でも世の中は器用な人が絵が旨いと言われて勘違いしたまま人生をすごしているようですよ」
ツカモッチャン先生「やはりデッサンを勉強しないと、何も解らないですよね」
(*^▽^*)
・・・
そんな話をしながらツカモッチャン先生は自宅へ帰っていった。
この人は、解っている人だな。だからツカモッチャン先生のところに入り浸っていた翠の息子のマサヒロ君が優秀なわけだ。そんな納得をして家路を急いだ。もう翠が帰ってくる頃だろう。
・・・
まだ山際に明るさが残る小樽である。
日が長くなった。
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ドローイング730.小説:小樽の翠642. ブリリアンブルーバイオレットな話

2023年05月08日 | field work

 さて、ブリリアンブルーバイオレットの絵具が切れちまった。サップグリーンと一緒に混ぜるとグレーや黒になるから重宝するんだ。帰りに画材屋へよってゆこうか。
アルバイトで明菜ねえちゃんが店守番をしている。
といってお客はあまりこないので手持ち無沙汰だ。
「オッス!、彼氏は元気かい!!」
明菜「もっち、ラブラブだよん。あのねえ!、この間高校の上級生の女友達と話をしていたんだ・・・」
「スカーレット・レッド作戦かい!、何を!?・・・」
明菜「そうよ。上級生が一斉に男子学生にアタックしていた時の話ね。でっ彼女が言うには、彼女たちの親の世界よ。あるときフッと気がついたんだってさ・・・」
「仮面夫婦の子供達ですか・・・」
明菜「そうなんだ。彼女たちは仮面夫婦の子供だから親から愛されていない事がわかったって。人間ってそんなもんかなぁー・・・」
「まあ日本ならそんなもんですねぇー・・・。愛はキリスト教文化の考え方だから日本人に愛という考え方はないですねぇー・・、それで!?」
明菜「ほら中学生って反抗期の時だから親と意見が合わなくなるじゃない。そして高校生になると親なんか学費と食事をだしてくれれば後はいらないわじゃん。そうやって自立してゆくんだけど、一人っ子に手がかからなくなると、親たちは好き勝手な事をしだすんだって」
「でしょうねーー」
明菜「友達がいうには、サイトを見ていたら偶然ママがアダルトビデオに出ていたんだって!。『熟女生だし童貞狩り』なんてタイトルで・・・」
「メイクしてあるのにどうしてわかったん?」
明菜「脇の下にある2つ並んだホクロで」
「フーーん、でっ相手は旦那かい?」
明菜「全然しらない若い男なの!。それで激しく悶えているわけ『体が若い男を欲しがっている。沢山ジュースをください』なんていってるのよ」
「へぇーー・・・、撮られるぐらいだからそのママは若いの?」
明菜「40代だけど、体は細くて綺麗なんだってさ・・・」
「じゃ友達の旦那は?」
明菜「子供を産んだら外に女の人をつくって入り浸りなんだって」
「夫婦でそれぞれの不倫暮らしですかぁー・・・・」
明菜「そうよ。だから私の友達は私がペットだったって気がついたの」
「だって好きでもない男と女がお義理で結婚した仮面夫婦だもんね。子供の愛情は小さいときの溺愛だけだよ。それに日本人は昔から乱交の世界。それで人口が増えてきた経緯がある。例えば里親といって子供は親戚に預けるとか、あげちゃうとかの風習が一般的におこなわれていたでしょう。今は核家族になって親戚もいなくなり、そうした制度もなくなってきた。そのかわり子供は一人だけにして、手が離れたら、それぞれがラブラブの世界を始めるんだろうな。だって仏教は愛については語ってないよ。むしろ愛などは欲望の1つだから解脱しろと手厳しいね」
明菜「うちはキリスト教でよかったわ」
「仮面夫婦じゃ永遠に愛する・・・はないよね。まあ解脱できないお坊さんもいたっけ。それで続きは・・・」
明菜「それで彼女は、スカーレット・レッド作戦で猛烈にアタックしていた一人なんだ」
「ゲットできたの?」
明菜「もち!、秋には結婚するんだって」
「ベイビーができたんだ」
明菜「多分ね。だってさあ私、彼女が、どうしたら男の人を喜ばせられるか教えろっていうのよ!。一応ささやかに助言はしちゃった(*^▽^*)😆。教えたら笑っちゃうよ。だってさあ女子達が体育館で大きなボールを両膝に挟んで胯間の筋肉を締めるーーー!!、なんてやってんのよ(*^▽^*)」
「グッド!!!👍」
・・・
小樽も短い春がやってきた。
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ドローイング729.小説:小樽の翠641. ヒヨドリの巣立ち

2023年05月07日 | field work

 看護師の深夜のお菓子タイム。
翠と晃子さんがコウさんのゲット話を肴にして・・・。
晃子「でっ、服部君とはうまくいってるんだぁー・・・」
コウさん「もう網に引っかかったヒヨドリみたいに・・・」
・・・ 
コウさんに陥落させられた研修医の服部君は、頻繁にデートを重ねている。なにしろ童貞殺しコウさんの手練手管に翻弄されて、男になったばかりの服部君は有頂天のまっただ中にいる。
コウさん「服部君のペニスをぜいをつくして手練手管で刺激して虜にしちゃったもん・・・」
翠「もう離さないって感じ!?・・・」
コウさん「虜になっている間は、他の女の人にも眼はゆかないと思う。これで1年は持つかな!?」
翠「服部君って研修に来たときは『僕は、患者と話すのが苦手だから臨床なんか大嫌い!。研究者を目指しますぅーー』っていってたよ、毎日『早く大学へ戻りたいっす!!』だってさ・・・」
コウさん「だからね私、田舎者の地をだしなさいっていったの『僕は田舎者だから口下手なんですよ。でも治療技術は沢山勉強したから大丈夫!』ってね」
晃子「それで彼は変わったんだ!。だってさぁ私の所に来たときは救急外来やってるじゃん。だから救急車が来ると『お客さんですー』といって真っ先に飛び出して行くのよ。でねやっぱ国立大系だから知識があって、患者さんが安心するらしいよ。先生も驚くほどの知識で治療しちゃうの、スゲー・・・だよん」
翠「やっぱ女で変わるんだねぇー」
晃子「どんな技を使ったん?」
コウさん「体中をなめ回して、それに菊座もよ。『私は、服部君の尿や便だって飲めるわ!』といって感激させて。だって男の人ってサディスティックな趣味があるじゃん。そんな男の潜在意識をくすぐったの。まあ尿ぐらいは飲んだかな(*^▽^*)。それで前から後ろからペニスをたっぷりしごいて膣に入れたらあとはTikTokダンスのように骨盤を動かして、最後はヒヨドリを締め上げるように膣を締めていかせるの・・・」
晃子「それでヒヨドリは一網打尽だよね!」
翠「来月で服部君の研修は終わるよ。自信を持って大学に戻ったら女子学生なんかひっかけたりするんじゃないの?」
コウさん「大丈夫!、種は仕込んだもん。この間産婦人科の狸爺にみてもらったん。そしたら妊娠ですぅーーって。服部君にはまだ知らせていないんだ(*^▽^*)」
晃子「じゃおめでた!!!、一丁上がりじゃん!」
コウさん「これって男を決めたら結婚まで一気にゆかなくちゃ。長すぎた春になったらつまんないじゃん」
 翠「臨床に自信を持ったんだから良い研修だったよねぇー。お土産に受精してさ・・・・」
コウさん「男の人生なんか、女の体でどうにでも変わるのよ。女の覚悟次第ね!!!(*^▽^*)」
晃子「コウさん30才じゃん。服部君は24才、すごい姉さん女房なんだ」
コウさん「やったあ!、でしょ。他所の女に捕まる前にさっさと結婚しちゃおうっと・・・」
晃子「余計なところに関心を持つ前に、さっさと身を固めてしまう作戦だねぇー。服部君って絶倫系だから、きっと子供を沢山つくるよ!!!(*^▽^*)」
・・・・・
小樽も短い春から初夏に向かっている。
青い空がヒヨドリの巣立ちを歓迎しているのかなぁー・・・。
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ドローイング728.小説:小樽の翠640. 青い成熟

2023年05月06日 | field work

 アチキは、毎週小樽公園の定点スポット。スケッチを描き終えると眼前の中学校の3時のチャイムが鳴り、わーっと歓声が上がって生徒達がぞろぞろで出てくる。生徒達と逆の方向へ歩いてくるのが小春だった。
小春「背が伸びないかなぁー。成長期だから伸びるはずなんだけどさ。毎日鏡でチェックしているんだけどなぁー」
「でも、少し伸びたんじゃない。そんな感じもする」
小春「あのねぇー、私達のクラスで今恋人づくりが密かに流行っているの。これ秘密よ!」
「女の子に魅力を感じる年頃だもんなぁー」
小春「今ねえ、友達の夏樹に性教育してんの」
「寝た子を起こすという奴ですか・・・」
小春「寝かせないという奴。私の友達の夏樹は茂君を恋人にしようとしているのね。ところが茂君が女の子に興味がないのよ。でね夏樹が恋人になろうよ!』って茂君にいうわけ。すると茂君がススッとひくのよ。『女の子に馬鹿にされたくないですー』、なんていうわけ」
「まだ男に目覚めてないんだ」
小春「そうよ。だから目覚めさせちゃおうと夏樹がいうの。でね夏樹が茂君の胯間をスッと撫でたら勃起してんのよ。茂君が『よせ、女の子の前で恥ずかしいだろ』だって。ええっよ、私は笑っちゃう」
「たしかに女の子への関心より、男のプライドの方が先に成熟したんだろう」
小春「成熟の方向が違うよねぇー。でね茂君の成熟の方向を変えようとする作戦を決行したの」
「どんな作戦?」
小春「夏樹が茂君を校舎の裏へ誘って、好きだよってキスをして胯間を撫で撫でしたの。そしたら茂君は『よせ!、恥ずかしいだろ』だって笑っちゃう。でもねそんなことを繰り返しているうちに茂君は慣れてくるわけ。だから夏樹がこうするともっと気持ちいいよって茂君のペニスをにぎったの。最初は抵抗感があったけど茂君は少し気持ちよさそうにしていたの。そのうちなんか変な気分だなぁーっていうから夏樹が『二人でもっと悪いことしようよ』といって茂君のペニスの頭を撫でいたの。そしたら茂君がビクビクとして、思っいきり射精したのよ!。夏樹はやったあと大喜びだったもん」
「おや!、強引に目覚めさせちゃったわけだ」
小春「それから毎日茂君が夏樹に撫でてもらっているの。夏樹の体の中に入れる日は近いかなぁー。あのねえ夏樹は私と同じで小学校の時に初体験をしたんだって。でも彼は違う中学校へいっちゃったので今は一人なんだって。それで茂君に眼をつけたわけ。今度は茂君の初体験がお話し出来るといいなあ・・・」
そういって小春は、部活だといって体育館の方へいってしまった。
青い成熟か・・・・。
・・・
坂道をおりてゆくと、春の小樽港が広がっていた。
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ドローイング727.小説:小樽の翠639. 陽だまりの情事

2023年05月05日 | field work

 健さんの小屋は裏に深い森が続いている。少し山里から離れているので、静かな空気が漂っている。小屋の前の下屋に小さな陽だまりがあって手作りの木製の長椅子で文さんを抱きかかえながら休日の午後を過ごしている。
健さん「どれどれ元気かなぁー?」
そういって健さんの指が、文さんのウェアをかき分けて下に滑り込んでゆく。クロスの上から文さんの胯間をなぞっている。
文「ああっーん、もう好きなのねぇー!」
健さん「文のパンツをかき分けて腿から次第に胯間に指を滑らせてゆく時の感触が男の至福の時さ」
健さんの指が文さんの腿から遡上しショーツの上から胯間の割れ目を縦に撫でていてる。グイッと割れ目に指を沈めてみる。
文「ああっん、それっ、感じちゃうよ・・・」
健さん「面白いよな。女って撫でると悶え出すというのがさ・・・」
文「男の人だってペニスの先を撫でると感じるじゃない。それと一緒よ。神が与えてくれた快楽の世界よ」
そういって文さんが腿をスリスリとこすりあわせている。
文「したくなっちゃうよ。ここでいいの?」
健さん「太陽以外は誰も見てないよ。小さな縁側で太陽にあたりながら文を悶えさせるのは自然でいいじゃないか・・」
健さんの指がショーツの隙間から滑り込んでクリトリスを撫でている。文さんの体がズズッと身構えて胯間は濡れて柔らかくなっている感じ。
文「ウウッ!、ウウッ!!、ウウッ!!!。こうして陽だまりのなかで感じつづけていたいわ!!」
健さん「男はチャージする時間が必要だが、女は撫でると感じるんだな」
文「好きな人に撫でられていたら、いつも感じていたいわ!!」
・・・
ふと、ガサガサと藪の方から音がする。
文さんがハッと起き上がってウェアで前を隠そうとする仕草だ。
文「誰かいる?。私達を覗いているよ!!」
健さん「うん!・・?」
ガサガサという音が大きくなってくる。
文「近づいてくるよ!!!・・・」
藪の中からヒュッと頭を持ち上げて眼があった。
健さん「エゾシカだよ!!(*^▽^*)」
キョトンとした眼差しでこちらを見ている。
しばらく見ていたが、きびすを返して藪の中へ逃げ込んでいった。
健さん「鹿に情事を見られたわい(*^▽^*)」
・・・
森を抜ける風の音がする。
そろそろ北海道も春だ。
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ドローイング726.小説:小樽の翠638.早春の北海道

2023年05月04日 | field work

 文さんの店で・・・
健さん「今日はお店が休みだから俺の山小屋にこないかい?。少し風は冷たいけど雪はないし春めいているよ!」
そんなわけで、文さんは健さんの軽トラで山の草原でお泊まりデートだ。
文「二人で出歩くなんて初めてよね!」
健さん「そうだったな。これまでどこもつれてゆかなかったし、俺の山小屋だけど住めるようにはなっているよ。人気はないから静かだよ。」
・・・
郊外に軽トラをはしらせると広々とした風景が北海道らしい。そんな広い空間の中を軽トラがトロトロと走り抜けてゆく。
文「わあ、こんな綺麗なところなの?」
健さん「これがいつもの景色だよ。文の所は都会だからなぁー。今までつれてこなかったなぁー」
文「私もお店があるからあまり外へ出たいとは思わなかった。高校の修学旅行以来かなぁー」
健さん「えっ、そんなに?。俺は彼方此方を歩いていたから旅するのが当たり前だった。お施主さんから呼ばれて、うちの牛や馬の面倒を見てくれとか・・・、いろんな事を頼まれたから、それで出歩いていたんだ。馬喰といっても、今は家畜の何でも屋だよ。丈夫な体だけが資本さ」
文「あっちも丈夫だよねぇー(*^▽^*)」
健さん「文は俺ので満足かい?」
文「もちろんよ。いつも壊されるぐらいに抱かれて満足しない女は、いないわ」
・・・
健さんの小さな山小屋は、室内に薪ストーブがまんなかにおかれ、壁に薪の山がある。それに大工道具や農作業やら馬の道具、それに牛の燻製をつくる道具なども置かれ、つまりは農家の小屋風だけど、古い木のぬくもりを感じる。居心地はよさそうだ。外の軒先には陽だまりのところに座の低い長椅子がある。
文「あら!、フキノトウが目をだしている。福寿草も咲いている
健さん「意外に春先を感じるだろう!!」
文「うん!、お店からお肉と魚をもってきた・・・」
健さん「ストーブで焼こうかな・・・、薪ストーブだから美味しいよ」
健さんの小屋の煙突から煙が上がり始めた。
・・・
早春の北海道である。
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ドローイング725.小説:小樽の翠637. 健さんと文さんの夜

2023年05月03日 | field work

 日勤が終わり夕方晃子さんは、文さんの店で腹ごしらえをしてゆく。
文「今日も札幌デートかなぁ?」
晃子「大当たり。ステーキでスタミナ付けなきゃ。山は雪解けだから健さんは仕事が暇になったんじゃないの?」
文「もう一ヶ月帰ってないから。そろそろ燻製のステーキを抱えて帰ってくる頃かなぁー!?。それに絶倫の健さんだもん。もうあっちが限界じゃないかなぁー・・・」
そんな健さんの絶倫話で盛り上がっていた。
・・・
夜半に店を閉めようとしていると、軽トラックから健さんが降りてきた。燻製の肉を抱えて。
健さん「おおっ、文!、元気してたかぁー」
文「寂しかったよん!!!」
そういって健さんに抱きついてしばらく1つのシルエットになっていた。
文「あらやだ!、固くなっているよ!!」
健さん「文を抱いていると待ちきれなくて起つんだよ」
そういって健さんは、文さんを抱えて二階へ上がっていった。
文「熊みたいな臭いだよ・・・」
健さん「自然の中で暮らしていれば動物の臭いになるさ」
文さんの店着を荒々しく剥いで抱き寄せた。
文「遠恋みたいに、帰ってくるといつも強引なんだから・・・、風呂にも入らないでいきなりよねぇー・・・」
健さん「文を見たら燃え上がっちまったよ」
文「しょうがないなぁ。臭いけどしますか・・・」
健さん「ワイルドでいいじゃないか。動物達はそんなことを言わないよ」
文「アタシを熊だと思ってんるですか・・・」
健さん「熊ならいきなりこうだよ!!」
 そういって文さんの膣に熊の交尾のように太いペニスが差し込まれた。
文「あっ、痛い!!、まだ濡れてないのよ!!」
健さん「そのうち潤ってくるさ・・・」
そういって文さんの骨盤を力ずくで持ち上げたゆすったり・・」
文「ああっ、乱暴!、ああっ濡れてくる感じ・・・・・」
・・・
そうして健さんと文さんの夜は過ぎてゆく。
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ドローイング724.小説:小樽の翠636. 春のまったりとした時間

2023年05月02日 | field work

 翠も夜勤の後は休日。
遅く眼が覚めた。
翠「あら、今年は雪の青姦しなかったん」
「今年は、寒かったから、出かけそびれたですぅー」
翠「吹雪の中での青姦なんてどんなんだろうね」
「多分二人の体に雪がドンドン積もり雪の中に埋まってしまうかなぁー」
翠「うーーん、そりゃちと低体温症になりそうだな」
「いった脱力感でウトウトしてそのまま天国かも・・・」
翠「じゃあ暖かいお家で・・」
そういってスウットを脱いで膝立ちでアチキにすり寄ってきた。
翠「乳首を甘噛みして・・・」
特に乳首に味があるわけではないが、女はどうしてこれが好きなんだろうな。
細い体を抱きよせて翠の胸に耳をあてて鼓動を聞いている時って、言葉にならない快感がある。
女には、前向きな性格と後ろ向きな性格とがある。
特に経産婦になると、セックスも前向き性格になるみたいだ。
それに翠は、未嫡子でマサヒロ君を産んだから女の義務から解放されたみたいなところがあって、子供に必須の煩わしい旦那がいない。それでセックスも積極的になれるのだろう。
翠の胯間に指をはわせてみる。
しっかり濡れている。
翠「アアッ、ハァー・・・、気持ちいい!」
そのあえぎ声が可愛いよね。
しばらく撫でていると腰をふって・・・
翠「もう我慢出来ない、しよ!」
そういって翠はアチキにまたがって抱き地蔵というわけだ。
その前向きなところがアチキは好きなんだな。
翠を抱えて上限にゆすって、悦楽の表情が可愛い。
翠の爪が肩に食い込む
翠「ひっかいちゃいそう」
「ひっかいても誰も見ないよ」
翠「今日はジムにゆく日だよん」
そんなところに気がつく事を忘れないあたりが、やはり女の現実感覚か・・・。
翠の骨盤の動きが激しくなる。
翠「アチキー・・だしてぇーー」
2つの骨盤が食い込む程に1つになったとき翠の子宮口へ精子を撃ちはなった。
そのまま翠を抱いて後ろに倒れた。
春の気候が気持ちよいのか、抱き合ったまま寝てしまった。
春のまったりとした時間が通り過ぎてゆく。
・・・
春の日差しが街を包んでいる。
小樽も春が来た。
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