いつ?

朝、布団の中で考えちゃった。今、世界は、「自由」の価値観或いは名目で,経済至上とも思われる富を求めている。世界的な実験だ。核実験に例えるなら、その力も見せたし,同時に核の汚れた灰のあることも証明して見せてくれた。実験はまだまだ続きそうだ。圧倒的多くの人々がそれを求め、権力がそれを遂行している。歴史のどの段階も、実験に例えられる。失敗し行き詰まって、次が展開する。実験のリスクはいっぱい経験してきた。戦争もその一つかもしれない。では、進歩とリスクは、何を基準に計るか。
私は生命や幸福(本来のいい状態)だと思う。簡単に言うと、自然の法則に沿っているかどうかだ。自然の法則に沿っていれば、幸福をもたらすし、そうでなければ不幸が広がり、求めた人間も自然もリスクを負う。それも1つの自然の法則だ。教育も同じ。競争的な教育が追い求められ、更に拍車がかかっている。これだけ多くの犠牲を出しているのに。ちょっと関心を持っているのは、欧米でも、先進国では,大きな主流は日本同様だが、部分的だが教育の実験結果を見て、軌道修正がみられる。子供から離れた中央集権的教育行政による競争原理をてこにした教育は、若干だがもブレーキがかけられている。日本は、ブレーキどこらか,声高らかに、アクセルを踏みこんでいる。 先の学力テストの国際比較でフィンランドが最高だったようだが、中央集権を改めているとの責任者の談話が先日放映されていた。スペインは担任の裁量を尊重するようになってきているらしい。イギリスもアメリカも、障害児教育などで方針の変更が見られる。
ドイツも日本同様問題があるようだが、今は、全くそれまでと逆に、子供の立場に立った教育原理とも言われるシュタイナー教育の学校が200校も出来ている。日本は、ほとんどの学校は中央集権下にあり、欧米で取りやめ始めている政策をこれから進めようとさえしている。実験を続けるか変えるかは、求めているものが自然の法則に合致してるかだ。、次代を担う子供の様子を見れば判る。子供は、そのことを具体的に現す。植物の育ちはもっと判りやすい。法則に合致してるかどうかその時その時目に見える。動植物、温暖化、大地の砂漠化などなど。これだけ見せられてるのに、片道切符のように、まっしぐらに進む今の日本の流れ.……でもきっと、遅いか早いかはあるが、今の世界的実験は見直され、リスク(不幸)克服に向けた新しい価値観と方法で、新しい実験が始まると思う。歴史とはそういうものだし、人間は他の動物同様学習する性質を持ってるのだから。





  



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