メディアへの過信

戦前の大本営発表をそのまま発表した報道機関の情報と同様、現在の新聞テレビ等のマスメディアが流す情報の社会に果たす役割と共に欺瞞性を見分け判断するのは難しい。
とかく、盲目的に肯定するか全面的に否定するかに陥りやすい。
 しかし、どんな場合も情報処理の最終責任者は個としての自分にある。
 これまでもマスコミ批判を繰り返してきたが、恩恵と同時に欺瞞の深さが、未だ
見当つけられないでいる。
  
田母神氏の国会招致でその中継をNHKは独自判断で見送ったと言う。
 これまでの経過や実際の番組内容から,NHKへの幻滅は暫く前からあったから、流れの中でやっぱりと思うだけで済んだが、
 同時に、
 全てとは決め付けられないが、殆ど共通したマスメディアの不公正さを思い出してしまった。
  メディアのバッシングである。
   商品化した週刊誌的な話題も人権的には大いに問題があるだろうが、国民の社会認識や判断・行動を左右するような時事的な政治経済社会の現実の問題まで一方的にバッシング的に報道する姿勢は何時からとは思い出せないぐらい昔からあった。(ちょっとしたら、戦前の報道機関と体質的にさほど変わっていないのかもしれない。)
 
例えば、与野党・メディアはこぞって官僚批判をする。だが、官僚をテレビに登場させて討論させたのを見たことが無い。
 社会保険庁、公務員や教師批判も同様である。最近はモンスターペアレントも同じ。皇太子妃にも似たバッシングを感じる。
 批判する対象者のいないところで、いう場を与えず一方的に批判し槍玉に挙げる。
 この手法で喜ぶ人と困る人を見れば、このやり方の何故?の前後が分る。
 そろそろ、これも通用しない時代に入ってはいないか?
 にっちもさっちも行かない、ブーメランが己に向かってくる時代に入ってはいないか?
  「昔なら、飼い犬に噛まれた。」の言い方もあった。要するに飼い犬も余裕がなくなっている。
 
 
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テレビ番組の見直しを!

世界や日本の深刻な景気後退に、ハンドルが効かなくなったような政治。社会不安は高まり子供から老人まで不安にさいなまされる日々。 ナンセンスお笑い番組やグルメ趣味番組も気分転換でいいのかもしれないが、  今の世相を汲んで、番組に少しは配慮が欲しい。  
  子供や老人、生活に不安を抱える人も少なくない茶の間に土足で セレブや現実離れした耽美的な趣向を持ち込む報道機関や登場するタレントの良識と感覚を疑う。

 時代の最先端のような顔をした時代遅れ。

  KYを笑うKY

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