デフレ宣言の怪

以前からデフレ宣言に疑問を持ってきたが、昨日現政府はデフレ宣言をした。
 2001年、前政権がデフレ宣言をして、いざなぎ以来の好景気の時期を含め未だ解除されていないのに、新しくデフレ宣言をする。
 開戦宣言をして、終戦宣言無く開戦宣言をするようなもの。
 日銀はデフレの定義がどうとの話も有るが、公が定義を曖昧にして宣言するのはどういうことか?
 新聞の解説は事実や経過と矛盾が多すぎ、何が何でもデフレにしたい訳が隠されているようだ。
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本気で(社会実験)と考えるなら

政治の世界で【社会実験や検証】の言葉が使われるようになって久しいいいが、特に現政権ではよく使われる。
 政治は全体的に(機能不全・崩れ・暴走)の印象だが、この言葉には以前から好感を持っている。どこか仮説を立てた理科実験のようなイメージになるからだ。
 
 ところで、先頃、オバマさんに普天間基地移設はオバマさんに検証してからと返答したが、それは尤もだと思う。
 しかし、本気でその技法を用いる考えがあるなら、基地そのもの、或いは国が軍事に掛ける負担そのものが人間の安全を脅かすもの全体の中で適切かどうかの検証をしてほしい。
 これまで、検証した話を立場の別なく聞いたことがない。
 【安全保障】は他の案件とは切り離して、特別席が与えられている観がある。
 
 専門的な知識がないからかもしれないが、常識的な疑問はたくさんある。
 過去10年間、日本で戦争でなくなった人はいないが、不慮の死を遂げたひとは80万は悠に超す。
 軍事力のバランスが国を守ったとするなら、せかいの軍事力の大小はまちまちだし、バランスは主観的な判断によるから、軍事拡大は際限ない事になる。
 立場や結論の如何を問わず是非検証作業をしてほしい。それと同時に、過去の政策も洗いざらい検証してほしいいと思う。そうしないとどこが政権を担おうと政治全体の崩れを自らの力で建て直すことは無理そう。
 
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