出自




松田の雄二さん

    雄二さんは二つか三つ年上

    色の黒い丸顔   走るのがとっても速い

     カバンを放り投げたら まっすぐ 雄二君の家へ走る

      「雄二さん」と縁がわのところで呼ぶとすぐ出てきてくれる 納屋の上に上がったり やぶへ入って桑の実を食べたり 夕張川へ入って遊んだり

     小学校の3年と4年の時だった

         そうそう 北村さんの 名前は忘れたけど◯◯さん

          ラジオの組立てをするお兄さん はんだごてを使って真空管のラジオを作る 声が聞こえる


           憧れたなー

          あの頃 恐竜は昔々の話 あの村が自分のすべて

           あれから70年経ち 大自然と恐竜の先に この町があり 自分がいる


      
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変なの?




今でこそ 自然へ返りたいと思ってるが

    何でか分からないけど  気が付いた 小っちゃいころからずーっと 町に 華やいだ街に 都会に憧れていた


     自然に遊びながら街へ向かってた

         今は街にいながら 自然を目指す

      
           変なのは 自分のせいか 動物のせいか ??



     


      

       
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聞こえるよ




    畑へ行きゃ キリギリス バッタ トンボ イナゴ ハチ

     田んぼじゃ 雨カエル

     家の前のどぶにも ドジョウ カジカ タニシにカラスガイ


    足元ではアリさんが あっちへこっちへ

     セミやトリが鳴き 広い空の下は 大合奏

       今 聞こえる?

     聞こえるのはテレビのコマーシャルと商用笑い

      はぐれスズメとカラスが あっちでチュチュ こっちでカー
 
       時たま聞こえるのは体にこたえる 飛行機の轟音

       
耳を澄ましたら
    
             こどもの声が聞こえたよ

          
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目隠しされた私たち



東京新聞 (2018・7・1 朝刊)は1面 2面は《日銀 長期金利上昇容認 金融政策を修正》

  《緩和の副作用軽減 年金・保険の運用悪化》を大見出しにし、さらに社説では《きっぱり転換すべきだ》と論じている。

 一方、朝からNHKのニュースを中心に見ているが、 天気やニューヨークダウや海外の街の様子は伝えるものの

上記のニュースは全く見当たらない。(9時現在)    どうしたことか 何を意味しているか?

   私見ではあるが 金融緩和が間違いであることは当初(2011年)から指摘して来た。
    
少なくても21015年末には 実情が公になるだろうと考えて来たから 今朝の東京新聞の報道も遅すぎると思う、なのにテレビは取り上げない。
   
  勿論 テレビ局も遅れて取り上げるだろうが このニュースニュース感覚には 驚き以上のものを感じる。情報空間の

 一端をさらけだした。

    私たちは  国の内外で起きる暮らしに重要なことからは 目隠しされているような感じがする。
    

昔は(見ザル 聞かザル 言わザル)の3ザルか 今は(見え無い 聞こえ無い 言え無い)の情報的には無い無い尽くしの私たち。

    

   
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