60年前のある時




   亜子さんは 病院

   暑い部屋で10月末の準備をしていた  お風呂掃除をして 自分の心がどこへ向かうか探してる

     今日も鳥や虫の声が聞こえない  遠くで飛行機の音

    

大阪駅へついて 駅前でボーっと立っていたら あんちゃん風の男が寄って来て声をかけられた

    一緒について2つ3つ電車に乗り 降りた駅近くのプレハブ作りの飯場へ入った 

 荷物をロッカーへ預け2階へ上がったら  敷きっぱなしの布団に 12~3人の労務者寝そべっていた  

空いてる布団に寝そべり 気が付いたら朝だった   トタックの荷台に数十人乗り  建築中の住友銀行の工事現場に
    
     来た


     学生時代の一コマを思いだしていた  あれから60年近くがたつ 




  

  



   




     

     

    
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