始発の某ターミナルで、一番に駆け込んできた女の子二人が“助手席”に座った。が、「私が先に座ったの!」だの「○○ちゃんはさっき座ったじゃん!」だの… 窮屈な状態のまま喧嘩をしていた。
バスの中扉あたりに座ったお母さんが「喧嘩はやめなさい」とか「△△ちゃん、こっちへ来なさい」とか… よくある台詞を言っていたが、まったく効果はなかった。
約2分後… 発車時刻ギリギリに一人の男の子が駆け込んできて、通路の一番前に立った。そして「ここ(助手席)に座りたいなぁ~」と言った。それに対して、一緒に乗ってきたお婆さんが「空いてないからしょうがないじゃない」と言うと、男の子は「空いたら座る」と言った。
すると、ついさっきまでキャンキャンと騒いでいた姉妹が、ピタッと喧嘩をやめて静かになったのである。二人の共通の“敵”が現れたことで、「二人が喧嘩をしている場合ではない」と思ったのだろうか??? ま、結果オーライということで…