昨日の昼寝休憩時間に、月に一度の“必須課目(会議のような講義のような… そんな感じのもの)”を受けた。その中で、新しいバスの特徴や装備などについて、簡単な説明があった。
その後、私は一時間ちょっと寝てから後半の乗務前の点呼を受けたのだが、私の車両が見慣れない番号に書き換えられていて… そこにいた上司から「お、新車だな」と言われた。
早速、バスの準備を… と思ったのだが、なぜかそのバスには金庫が装着されていなかったのである。通常は、朝の乗務開始時に運賃箱へ差し込んで、夜の乗務終了時に抜き取るので、昼間は金庫が装着されたままのはずなのだが… 私は「まさかの“初乗り”か！？」と、一気に緊張感が高まってしまった。
が、なぜか車内にゴミ(ティッシュペーパー)が落ちていて… 私が「整備の人が落としたのかな？」と思いながら、座席やミラーの調整などをしているところへ、車内ポスターの交換をする男性がやって来た。
そして、彼が「この新車の匂い、なかなか取れませんねぇ～」と言ったので、“なかなか”という言葉が引っ掛かった私は「えっ… もう(この新車が来てから)どれくらいになるの？」と尋ねた。それに対して彼が「先月の…」と言い掛けたところで、思わず「先月！？」と私の口から声が出てしまった…
彼は続けて「２０日くらいだったか…」と言った。つまり、この“新車”は一カ月も前から走っていたのである。相変わらず、何も知らないボケな私… それにしても、なぜ金庫が… ま、いっか！