バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

久々の気まぐれアイドル

2011年01月15日 18時59分24秒 | バス運転士

先日の朝6時半過ぎ、マニュアル式のアイドリングストップバスで某住宅地を出発した。このバスは、速度ゼロ&ギアはニュートラル&クラッチペダルから足を離… せばエンジンが止ま… るはずなのだが、途中で何度も「ピィー、ピィー、ピィー…」と警告音が鳴って、エンジンが止まらないことがあった。

しかし、いつだったか… ある上司から「バッテリーの電圧が下がった場合などにそうなって、また電圧が上がれば自動的に止まるようになる」と聞いたことがあったので、今回の“気まぐれ”によって私が動揺することはなかった。

午前8時過ぎ、同じ路線の二回目の発車時刻が迫り、エンジンキーをカチッ… 回してもカチッ… エンジンがカチッ… 掛からなカチッ! おまけに「ピィー、ピィー、ピィー…」と聞き慣れた警告音が聞こえてきたのである。そこで私の心拍数は一気に上がった。

「まさかのバッテリー上がりか!?」と思っても、無知な私の頭の中は真っ白で… ただただ何度もキーを回すしかなかった。すると、何回目か覚えていないけれど、めでたく「ブルルン!」とエンジンは掛かった。それから私の心拍数は少しずつ下がっていった… その後、アイドリングストップのスイッチを切ったことは言うまでもない。