先日の朝6時半過ぎ、マニュアル式のアイドリングストップバスで某住宅地を出発した。このバスは、速度ゼロ&ギアはニュートラル&クラッチペダルから足を離… せばエンジンが止ま… るはずなのだが、途中で何度も「ピィー、ピィー、ピィー…」と警告音が鳴って、エンジンが止まらないことがあった。
しかし、いつだったか… ある上司から「バッテリーの電圧が下がった場合などにそうなって、また電圧が上がれば自動的に止まるようになる」と聞いたことがあったので、今回の“気まぐれ”によって私が動揺することはなかった。
午前8時過ぎ、同じ路線の二回目の発車時刻が迫り、エンジンキーをカチッ… 回してもカチッ… エンジンがカチッ… 掛からなカチッ! おまけに「ピィー、ピィー、ピィー…」と聞き慣れた警告音が聞こえてきたのである。そこで私の心拍数は一気に上がった。
「まさかのバッテリー上がりか!?」と思っても、無知な私の頭の中は真っ白で… ただただ何度もキーを回すしかなかった。すると、何回目か覚えていないけれど、めでたく「ブルルン!」とエンジンは掛かった。それから私の心拍数は少しずつ下がっていった… その後、アイドリングストップのスイッチを切ったことは言うまでもない。