実は、昨日の朝の始業点呼時に… ある上司から「今日、某地区巡回バスを走るよね？ 昨日（土曜日）は交通量が多くて走りっぱなしで、休憩時間が取れなかったらしいので… もしも、今日もそのような状況になったら、営業所へ電話をして指示を仰いで下さい」と言われた。
私が「はぁ… イマイチよく分からないなぁ～」という顔をしていたら、私の運行カードを見ながら「この９時台から１３時台（毎時１５分発、０４分着）の４回連続の間に３回の休憩がありますよね。０４分着から１５分発までの１１分間… それが３回で３３分の休憩時間が確保できれば、その後の営業所までの回送時間を含めても、４時間を超える連続乗務にはならないので問題ありませんが… 休憩時間を確保できなかったら、某駅で休憩してから営業所へ帰ってきて下さい」と説明してくれた。
最後に「多分、某地区巡回バスは遅れるでしょう。その時に営業所へ電話をして、どうすればいいか聞いて下さい」と言われたので、私は「つまり… 時間通りに走れたら、そのまま帰って来てもいいんですよね？」と確認してから営業所を出た。
そして、実際に走ってみると… 日曜日ということもあって、交通量も乗客も少なく… 「前日の交通量の多さは、某駅の近くでお祭りがあったことが原因なのだろう」と思った。結局、私が走っていた時間はスイスイで、４連チャンすべて時間通りに走ることができたのである。
正確に言うと… 終点の某駅前の信号に、到着予定時刻の１分くらい前に引っ掛かり、降車停に着いたのは２０～３０秒遅れ… ４回すべて同じパターンだったので、休憩時間（到着から発車まで）の合計が３３分にはならなかったけれど、３０分以上あったのは間違いない。
だから、某地区巡回バスの４連チャンを終えた私は、営業所へ電話をすることもなく、そのまま回送で帰り… いつもと同じように前半の終業点呼を受け… 勤務後半が始まる午後７時過ぎまでの長い昼食＆昼寝（＆夕食？）休憩に入った。
数時間後… 後半の始業点呼時に、奥に立っていた“朝とは別の上司”から「松井くん、勤務前半のデジたこをプリントしてくれる？」と言われた。驚いた私が「はぁ～？？？ 一体、何事！？」という顔をしていたら、「松井くんが何か悪いことしたわけじゃないんだけど… 例の巡回バスの運行記録の統計を取っているもんだから…」と言われたのだった。
「例の４時間超えの連続乗務と休憩時間のことだな」と思った私は「すべて時間通りに走れたので問題ありませんよ」と言いながら、勤務前半のデジたこをコンピューターに入れた… すると、そのデータを見た上司が「駄目じゃん！」と言ったのである。
私が「えっ！？ 何が駄目なんですか？」と尋ねると、「この到着から発車まで… 全部１０分ないよ。バスが動いている間は、こういうふうにグラフが出てるでしょ？」と言われたので、「あぁ、降車停から待機場所へ移動する時とか？」と言うと、「そういうこと！」と言われたのだった。
そこで私が「それじゃあ、発車時刻の２分前に乗り場へ着けろと言われているから…」と言い掛けると、「そう、それも運転していることになるから駄目なんだよ」と上から目線（ま、上司だから当たり前か！？）＆他人事のように言い放ったのである。まったく責任を感じている雰囲気もなく…
それを聞いた私は「はぁ～？ このコースを作ったのも、１１分の休憩時間を設定したのも、アナタの部署なのに… 発車時刻の２分前にバスを動かして乗り場へ着けることも知っているならば… その時点で既に９分以下しかないことは分かっていたってことじゃん！ そんなアナタたちが作ったコースを時間通りに走った私が、アナタから“駄目じゃん！”と言われる筋合いはない」と思った。
いいよなぁ… 上司になってしまえば、こんな出鱈目なことをやっていても、誰からも怒られず、反省文も書かず、ペナルティーもなく、すべて何事もなかったかのように過ぎて行くんだから… その点、運転士は… ちょっと事故や苦情があればブーブー言われ、反省文だの、警察署だの、ペナルティーだの、何だの… 今回だって、「申し訳ない」の一言くらいあってもいいのに何もなし。結果的に、私は４時間以上の連続乗務をさせられたんだけど…
数年前の私だったら、これらのことをその場で言っただろうが… どうせ言っても無駄だし、弊社には“そのような上司が育ってしまう土壌”があることが分かってきたし、上の方には何も伝わらないし… ということで、何も言わなくなった。ん？ それならば、なぜココに書くのかって？ そりゃ～、決まってるじゃん！ 会社説明会などでは聞けない話を書くことが私の使命だと思っているから！ なんちゃって…