ある朝の市内中心部行き… 途中のバス停から終点まで、車椅子の人が乗ることがあるコースだった。そのバス停の手前の信号が青になり発進… バス停が見えると同時に、バス停に近付いて来る車椅子の人の姿が見えた。
私は「すぐに発車しません」という意味でハザードランプを点滅させながら… と思ったら、その車椅子の人はバス停を通り過ぎて行った… どうやら、いつも乗る人とは違う人だったようで…。。。
また、通常は次のバス停が視界に入ってきた時点で、まずは遠目で乗客の有無を確認する。そこで“車椅子の人”の姿を発見して「幸い、車内はガラガラ… 車椅子用スペースに座っている人も、他の席に移動できるから問題ない」などと思ったりする。
そして、少しずつバス停に近付いて行って… その間にも「他に走って来る乗客はいないかな?」などと周辺をチラチラ… その後、再びバス停を見たら、私が車椅子の人だと思っていたのは、ただベンチに座っている人だった… ボケな私の目には、金属製ベンチの湾曲している脚が、車椅子の車輪に見えていたのだった…。。。
それと同じようなパターンで… 若い女の子がベンチに腰掛けていて、その子を見送りに来た男の子が、その横で自転車に跨がっていた場合… その位置によっては、女の子が車椅子の人に見えたりすることも…
逆に、実際は車椅子の人なのに、「なんだ、カップルがイチャついてるだけか!」と思い込んで、確認もしないで走り去ったりしないようにしなければ…(こらぁ~! そんなボケは運転士クビだ、クビ!)