占いとか予言とか…

むかしむかし、あるところに本の出版やテレビ出演などで馬鹿みたいに稼いでいる占い師がおりました。ある年のお正月のこと、ある番組で「セ・リーグの優勝チームは？」と聞かれて、「巨人と阪神がいい。中日もいいわね」と答えていた。その時、私は「おいおい…　セ・リーグ６チームのうち有力な３チームを挙げれば、当たらん方がおかしいだろう！　ま、占いなんて所詮そんなもんだ」と思った記憶がある。

さらに、前年の甲子園で主役となった二人の進路について聞かれ、「なんちゃらマー君は進学するべき。今年はプロになってはダメ。進学した方がいい。なんちゃら王子は、今年のうちにプロへ進んでも活躍できる」というようなことを答えていた。が、進学せずにプロへの道を選んだマー君の活躍は、みなさんもご存知の通りである。逆に、なんちゃら王子は進学…　大学を卒業してからプロに進んだのだが、苦悩の日々が長かったようだ。

占いではないけれど、子供の頃には“なんちゃらかんちゃらの大予言”なんてモノが大流行…　とても素直な私（はぁ？　誰が？？？）は信じてしまった。そして、指折り数えながら「３５～３６歳で死んじゃうのか…　何をやっても無駄になっちゃうんだ」と思い、人生の目標を掲げることはなくなったのだった。ハハハ…（はぁ？　勉強でもテニスでも何でも、一度も目標なんて設定したことはなく…　人生フラフラのくせに！）