バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

職場でDIY?

2023年10月19日 11時47分10秒 | 病院の黒子(夕勤)
洗浄室フロアには、縦35cm×横45cm×高さ30cmくらいのプラスチック製ボックス(蓋付き)が置いてある。その中に、洗浄&乾燥が終わった“滅菌までは必要のない小道具類”を入れておき、手術室フロアへ上がる人が“中身が少なければ中身だけ、中身が多ければボックスごと”持って行くことになっている。そして、ボックスごと持って行かれた後は、その空きスペースに小道具類を仮置きしておくことになっている。

昨日、私が出勤した時は、洗浄室には誰もおらず何もなく… 一段落した雰囲気が漂っていた。しかし、空きスペースに小道具が置いてあったので、それを持って手術室フロアへ上がった。手術が終わるのを待っていた清掃担当の仲間に小道具を手渡し、中身が取り出されて“空になっているボックス”を両手で持って洗浄室フロアへ戻ろうとした時、思わず「痛っ!」と声が出るほどの激痛を指先に感じたので右手を放して確認すると、中指の先端に小さな穴が開いて血が滲み出ていた。

なぜならば、ボックスの蓋の角部分が割れて、プラスチックが鋭くトゲトゲしていたのである。「ガムテープを貼っておけばいいか… いや、この鋭いトゲトゲは簡単にガムテープを突き破ってしまうだろう」と思った私は、使い捨てエプロンが入っている箱(厚紙製)の蓋を切り取り、ハサミで切れ目を入れて湾曲させて破損部分を補修、ガムテープで固定させた。その様子を見ていた先輩から「DIYだね」と言われて、私は「あ、そう… DIYですね」と答えたのだが… その意味を知った(思い出した)のは帰宅後のパソコンであった…。。。