不慣れな何とかペイ

一昨日の午後２時過ぎ…　「どこで昼食を食べよう？」と話しながら水族館を出て、すぐ近くの“お土産店と餌場が合体した建物”に入った。水族館へ行く前に見た時は大混雑で諦めたのだが、さすがにランチタイムを大きく過ぎていたせいか、すぐに空席を見つけることができた。おばさんが「１０年以上前に来た時とは、雰囲気が違うような気がする」と言っているのを聞いた私も「２０～３０年前（だったかな？）にチラ見した時とは明らかに違うな」と思った。

おばさんが「それじゃあ、それぞれが好きな物を注文して来ればいいよね。先に行って来ていい？」と言ったので、私は「どうぞ、どうぞ」と答えて席で待つことにした。最初は「あんかけパスタにしよう」と思ったのだが、ザッと周囲を見回して「やっぱり、どて煮…　どて味噌カツ丼がいいな。あ、昼食は奢ってもらうことになっていたけど、こうなると別会計…　ま、いっか。水族館の料金を出してもらったんだし…」と思った。

それから間もなく、おばさんが「“なごやめし”にしようか迷ったんだけど…　結局、サーモンいくら丼にしちゃった」と言いながら戻ってきたので、すぐに私は席を立っ…　その時、おばさんが自分のスマホを差し出しながら「この画面のここをタッチして…　自分で金額を入れて…」などと説明し始めたので「えっ！？　これで払うの？　やったことがないからいいよ」と断ったのだが、「大丈夫、簡単だから」と押し切られてしまった。

結局、私は“どて味噌カツ丼”のレジのお姉さんに教えもらいながら支払いを済ませた。席に戻ると、おばさんが「たまに、自分が何で支払ったのか分からなくなるんだよねぇ～　何とかペイなのかクレジットカードなのか交通系ＩＣカードなのか…」と言ったので、私は「もしも“財布の中にあるお金は使ってしまうタイプ”の私がクレジットカード直結の電子マネーに慣れてしまったら…　考えただけでも恐ろしい」と思った。（あぁ、オマエには現金がお似合いだな）