バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

アイドリングストップと私

2010年01月08日 16時25分18秒 | バス運転士

アイドリングストップ機能には、これまでに何度も楽しませてもらってきた。特に慣れないオートマチック車の場合には… そして、その多くは【D】のままでも自動的にエンジンが止まるけれど、中には手動で【N】にしないとエンジンが止まらないタイプもある。

その日は、後者タイプのバスだった。信号待ちなどで止まった時に、手動で【N】にしてエンジンを止めて、信号が変わりそうになったら左足で始動ペダルを踏んで、エンジンがかかったら【D】に入れて発車する… その繰り返しである。

始発地点の某所は、発車してすぐ(20mくらい)に信号のあるT字交差点がある。その20mの間は道路も狭いし電柱もあるしバスも頻繁に出入りするので、もしも発車時刻になっても赤信号だったらそのまま青になるまで待つことになっている。

私は待機場所からバスを移動させて、バス乗り場で【N】にしてエンジンを止めた。その後、発車時刻になったけれど、信号のタイミングが合わなかったので、エンジンの始動もせずに引き続き待つことにした。

そこへ、後方から歩いてきたお婆さんがバスの行先表示をじっくりと見ながら(そこで信号が青に変わった!)乗り込んできて、手提げバッグからおもむろにフリーパスを出して… 私はお婆さんが着席をするとすぐにエンジンをかけて、焦る気持ちを抑えながらゆっくりと発車した。

T字交差点を左折すると、またすぐ(30mくらい)に信号のある交差点があり、私はそこの赤信号を見てバスを停めて… すると、自動的にエンジンが止まったのである。私は「あれ? Nにしてないのに… 壊れたのか!?」と思ってみると、なぜか【N】になっていた…

そう、やはり発車時の私の気持ちに焦りがあり、エンジン始動後に【N】から【D】にするのを忘れていたのだ。しかし、その始発地点から交差点までは下り坂なので、ゆっくりと発車できてしまったのである。毎度のことながら、ボケな私ですいません…


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