バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

手術記念日 気分の良し悪し

2021年06月25日 18時21分09秒 | 体調・通院・手術など
精神的な“波”の調整は難しい。大人になってから“どえりゃあ緊張したこと”で思い出されるのは、二度の結婚披露宴… 一つはスピーチ、もう一つは司会である。どちらも、何日も前から自分の中で強気と弱気のバトルが始まり、当日の開宴直前に緊張のピークを迎えてしまって「こりゃダメだ」と思ったのだが… スピーチの時は声も震え気味で、最後まで緊張したままだったのに、司会の時はマイクの前に立った瞬間にスッと力が抜け、声を震わせることもなく使命を果たすことができたのである。ホント、分からん…

「あまり早く強気の波が来ると、本番で弱気の波に襲われそうだし… そうかと言って、弱気の状態で“戦場”へ突入するのも不安だし… とりあえず“ちょっと睡眠不足”という麻酔が効きやすそうな状態で行こう」と思った私は、予約時刻8時の3時間半も前の4時半に起床… 先週の説明で「麻酔の副作用で嘔吐反射する人もいます」「予約時刻の2時間以上前に朝食を済ませて下さい」「血糖値がどーのこーの(何て言われたか忘れた!)なので、絶対に朝食を抜かないで下さい」と言われていたので、5時までに朝食(菓子パン2個とお菓子少々と青汁とコーラ)を済ませた。

「気分が悪いなどの理由ですぐに帰れない場合もあるので、軽い飲食物を持ってきて下さい」とも言われていたので、某外科の最寄り駅前にあるコンビニでお茶と菓子パンと… 「それさえも食べられなくなるかもしれない」と思って、チョコレートを購入した。7時50分に某外科前に到着… 案内書に「8時前は開院していません」と書かれていたので、そのまま近所を散歩… 7時57分に戻ってきて、開いていた扉から入った。一般の受付は9時からなので、他には誰もいなかった。そう、私専用の受付嬢が待ってくれていたのだ。(ただの早番だろ? それに、その横に男性スタッフもいただろうが!)

さて、様々な準備を済ませ… いざ、手術室へ! そこでは、聴いたことがあるようなないような洋楽が、控えめな音量で流れていた。手術台の上で仰向けになると、伸ばされた右腕に予想外の点滴針が! ゲゲッ… 同じように伸ばされた左腕に血圧計の圧迫感が! ゲゲッ… 両足の上に重い鉄板のような物が! ゲゲッ… ガッツ星人に捕まったウルトラセブン状態… “全身を拘束された途端に吐き気を催してМRIを撮れなかった経験”がある私の緊張感は一気に増してしまった。さらに、酸素マスクを装着されて息苦しさ(気分が悪くなる前兆!)を感じたので、「ヤバい!」と思った私は深い深い深呼吸を繰り返しながら「医師も私のために頑張ってくれるんだから!」「もっと苦しんでいる人たちもいるんだから!」「何を甘いこと言っとるんじゃ!」などと考え方を変える努力をした。

麻酔を打たれた10分後、いよいよ手術が始まったような気配が… その時、一瞬だけチクッと痛みが走ったので、「おいおい… まだ麻酔が効いてないんじゃないの!?」と思ったけれど、その後は痛くも痒くもなかった。麻酔は強くなったり弱くなったりを繰り返し… その間、寝てしまうことはなかったけれど、“もう起きなきゃいけないけど、もう少し寝ていたい!”的な気分だったので、ずっと目を閉じたままだった。もちろん、“お腹の辺りで何かされている感覚”はあったので、自分の意識がそちらに向かいそうになる度に“テニススクールのコーチと激しく打ち合った後に褒められたこと”などを思い出しながら、意識を手術室の外へ飛ばし続けた。

無事に手術終了… 女性スタッフから「予定より早く終わりました」と言われたので、「手術そのものは30分くらいだったかな?」と思って時間を聞いたところ、実際には1時間くらいかかっていたので驚いた。「もうボンドで接着されていますから、動いても大丈夫ですよ」と言われて手術台から立ち上がり、膝の曲げ伸ばしをして… 別室まで歩いて戻る時には「麻酔の影響も残っていないようなので、地下鉄で帰れそうですね」と言われた。精算後、某外科を出て地下鉄に乗ったのだが… 10分ほど経った頃、突然、変な汗とともに吐き気を催したので「こりゃヤバい! 今頃になって麻酔の副作用なのか!? とりあえず次の駅で降りよう」と思った。しかし、空席に座って深呼吸をしたら回復したので、お茶を飲んでチョコレートを食べながら乗車を継続… 無事に帰宅できたのだった。が、まだ手術痕を見ていない… 否、見ることができない私である。ハハハ…

手術中のスマホと万が一の場合?

2021年06月24日 18時13分08秒 | いろいろ
「手術時に気を紛らせる良い方法はないものか… そうだ! 音楽を聴いていれば大丈夫だろう」と思ってスマホを見たのだが… イヤホンジャックらしきものが見当たらなかったので、職場仲間に聞いたところ、「スマホの上にある穴だよ」と教えてくれたので、「えっ!? こんなに大きな… アンテナ用じゃないの?」と言ったら、「いつの時代の話だよ」と笑われてしまったのだが、今は「イヤホンジャックがないスマホもある」らしい。へぇ~ そうなのかぁ~ すっかり置いてけぼりだなぁ~ ハハハ…

さらに、「そもそも手術室にスマホなんて持ち込めないでしょ? 無菌状態のはずだから…」と言われたので、「それじゃあ、自分で歌っているしかないのかぁ~」と言ったら、「歌ったら内臓が動くからダメでしょ?」と言われてしまった。そうかぁ~ それじゃあ、ただジッとして瞑想(妄想?)しているしかないのか… しかし、麻酔のせいで半分睡眠状態だと、手術中にもかかわらず寝返りを打ってしまいそうで怖いなぁ~ それがちょうどメスを入れる瞬間だったら… あぁ、想像しただけで気分が…

今の職場について「正社員がどーのこーの」と書いてはいるけれど、ただ「あーだこーだ」と言っていれば済む話ばかり… 言い換えれば、友人たちとの話のネタにさせてもらって感謝しているほど大好きなんだけど… 最近の“肉体的な故障の連発”を考えると、私は力仕事に向いてないのかもしれない。そうなれば転職… 「今さらユーチューバーなんて無理だろうし…」と呟いたら、「デビュー作は“麻酔なしで鼠径ヘルニア手術を受けてみました”ですね」と言われたのだが、撮影している自分が気分を悪くしてしまうからなぁ~ あ、そもそも撮影機器は持ち込み禁止だったっけ…

その後、生命保険会社の医療保険の話になって、「受取人は?」と聞かれたので、「死亡時の受取人は母だけど…」と答えたら、「そりゃダメだ。私たちが…」と言われたので、「なんでやねん!? ふざけんな!」とキッパリお断りした。すると、「私たちに贈与するって遺言を書いてもらって… それで、万が一の場合は、病院へ面会に行って暗証番号を聞くからね」と言われたので、「はぁ? 暗証番号? アホか! そんなことしていたら、我々のやりとりを聞いていた医師や看護師さんがビックリするわぃ!」とお断り… というか、警察に通報されるだろうな。ハハハ…

疲れてないのに疲れてる?

2021年06月23日 18時15分19秒 | 仕分け作業(夜勤)
最近、週末のテニスを休んでいるせいか… 逆に、月曜日の出勤時に疲労感がある。一昨日の夜勤も同じで、何となく体が重く感じられた。そして、作業後半に入った昨日の朝、まさかの残業を言われて承諾したのはいいけれど、残業時間に突入した途端、睡魔に襲われ始めたので「あぁ、やっぱり帰れば良かった…」と思った。何とか無事に作業終了… 一刻も早く帰りたかったので、終業時刻から11分後の電車に乗るためダッシュ~!!!

帰宅後、テレビを見ながら食事を終えると、眠剤を飲む前からウトウト… 「こりゃいかん」とすぐに眠剤を飲み、夕方にアラームをセットして寝床に入って即zzz… 約6時間半後にアラームが鳴るまでグッスリであった。久々に熟睡できたはずなのに、まだまだ寝足りない感じであった。バス・トイレ付きの食事を済ませた後、すっかり恒例となっている“出勤前の二度寝”を約40分間… そこでもグッスリであった。

昨夜、そんな感じを引きずったまま自宅を出て電車に乗って… 乗り換え駅で上りエスカレーターに乗った時、ちょっと考えごと(どうせつまらん妄想だろ?)をしていたら、無意識のうちに目を閉じてしまいzzz… エスカレーターが上り切って終点に到着、私が乗っていた部分が吸い込まれ、私の体は急停止! 「おっと!」とつまずいて目が覚めたのだった。いや、まぁ、ちょっと… さすがに恥ずかしいと思った私である。いっそのこと、そこでバッタリ倒れていたら、若い女性が「大丈夫ですか?」なんて抱き上げ…(ないない! 後ろから上がってきた人たちに踏まれて、背中に足跡がつくだけだわさ。ハハハ…)

お蔵入りの遺作?

2021年06月22日 18時42分04秒 | 仕分け作業(夜勤)


昨日の午後、突然、スマホに“舟●さんからのメッセージ~”というタイトルのメールが届いたので、「舟●って誰やねん? 長野オリンピックの舟●か? 今、公開中の映画の宣伝でもあるまいし… そんな奴、知らんわ。どうせ詐欺メールだろ」と思ったのだが… どうやら、弊社正社員の“繁忙期にあたってのビデオメッセージ”だったようだ。それが女性ならばともかく… 男のメッセージなんて私が見るわけないじゃんねぇ~ ハハハ…

さて、昨夜、出勤したら… 倉庫出入口の検温所にいる正社員がフェイスシールドを装着していなかったので、「あぁ、やっぱり…」と思いながら確認したところ、「昨日から解除になりました」と言われたのだった。念のためにフェイスシールドの装飾を作っていた私は複雑な心境… ちなみに、今回のテーマは“昨日から入社3年目に突入した私が、25日の改造手術で仮面ライダー・ア●ゾンに変身!?”である。まさか、これが遺作になろうとは…(まだ死んでねぇだろ!)

多くの仲間から「あれ? フェイスシールドは?」「普通のおじさんになっちゃったね」「松井さんだけ、装着していてもいいんだよ」「義務じゃなくなっただけで、禁止じゃないんだから!」「顔に直接シールを貼ったらいいんじゃない?」などなど… 予想以上の激励(?)をもらった私の目からは涙があふれ…(ないない!) また、昨日の私がたまたま迷彩柄のマスクをしていたからなのか、何人かから「今度はマスクでアピールですか?」と言われた。そうか、マスクの装飾もいいなぁ~ しかし、今、頭の中にあるのは… 内緒! ハハハ…

二重なんてもんじゃない!?

2021年06月21日 16時12分22秒 | 仕分け作業(夜勤)
いつものようにブラックコーヒー(390ml缶)を飲みながらパソコン操作… 途中で味を変えるため、直径3cmほどの開口部から微糖コーヒー(370ml缶)を注ごうとした時に「カンッ」と当たったので、私は「えっ!?」と驚いた。まだ、そんなに近付けたつもりがなかったからである。そう、腕を伸ばしただけの近距離にもかかわらず、遠近感が失われつつあるとは… ちょっとショックであった。今は肘痛で休んでいるテニスだが、復帰した時には空振り連発かもしれないなぁ… 他に何か趣味を探すか?

先日、出勤して検温を済ませた後、何十枚も重ねて置かれている配置表から、一番上の一枚を取ろうとした時のこと… 少しズレた状態で重なってる二枚をつまんでしまったので、ちょっと指先に力を込めて二枚を引き離して一枚だけ取ろうとしたのだが… いくら力を込めても二枚がズレなかったので、「ん? まさか… これは一枚なのか!?」と思いながら“二枚”一緒につまみ上げたところ、それは“一枚”だったのである。軽い乱視が入っている近眼が老眼になって白内障が進んで… 多くのお年寄りはこんなもんなのか?

配置表を見て自分のポジションを確認… 何気なく全体を見た時、あるポジション(二カ所)が空欄であることに気が付いたのだが、「まぁ、出勤した人の名前がないとか、二カ所に名前があるとか… そういうことは日常茶飯事だから、きっと誰かが入るのだろう」と思った。約30分後、作業が始まり荷物が流れ始めたのだが… すぐにコンベアーが止まった。どうやら、空欄のポジションには本当に人がいなかったようである。まさか、ここの正社員は… 私のように「物が二重に見える」なんてもんじゃなく、空欄に名前が(何もないところに何かが)見えていたりしてね。ハハハ…